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抗生物質+ステロイド剤の市販薬【どんな時に使う?】

こんばんわ、子どもの時の傷跡が膝にくっきり残ったままのケイタです。


何回かステロイド剤の解説をしましたが、そろそろ応用として具体的にどう使ったら良いかをカンタンに解説します。


ステロイド剤と言っても市販薬には色んな組み合わせのステロイド剤が存在します。


大きく分けて

・ステロイド剤のみ
・ステロイド剤+抗ヒスタミン剤
・ステロイド剤+抗生物質

の3種類ですね。


よく塗り薬を使っている方は、自分の症状と薬が合っているか確かめて下さい。


もしかしたら間違っていて、治りが遅くなってしまっているかも。


↓まずはおさらいで以下の記事を↓

これで大まかに理解はできるはずです。


今回は「ステロイド剤+抗生物質」の商品を解説しますね。


▼抗生物質とは


抗生物質はカゼをひくと病院で処方されるアレです。


抗生物質の働きは「細菌を殺菌する」ことで、ウイルスには効きません。


カゼの原因はウイルスなので、カゼで処方される抗生物質は「カゼ症状によってダメージを受けた患部が細菌に侵されないように」処方されているので、病院の抗生物質を飲んでもカゼは治りません。


ヒフ薬に使われるのは傷口にいる細菌を殺菌するためですね。


少量の細菌なら身体がやっつけてくれますが、大量に細菌が増えてしまう時もあります。


不衛生だったり、初期の処置を間違えてしまったり…ですね。


ギズの初期処置については以下の記事で。

この初期処置を間違えたりすると、いわるゆる「化膿」や「とびひ」となります。


この時に活躍するのが「抗生物質」ですね。


▼ステロイド剤と組み合わせる理由


分かりやすく2つの成分の特徴をまとめると

ステロイド剤…炎症を鎮める

抗生物質…細菌を殺菌する


となりますが、ステロイド剤の最大の弱点が「免疫力が落ちること」なんです。


ステロイド剤を細菌が存在する患部に使うと、更に細菌に侵されやすくなる状態になってしまいます。


それを抗生物質で補うんですね。


なので「ステロイド剤+抗生物質」の薬を使うのは「化膿している患部」です。


軽く炎症を起こしているだけの患部に使っても効果はありますが、それはステロイド剤の働きだけなので「ステロイド剤+抗ヒスタミン剤」の方がオススメです。


▼どんな商品があるか



最も有名なのがフルコートです。


固定ファンも多いので使った事がある方も多いのでは?


ステロイドランクも3番目の「強い」なのでこれでダメなら医療用医薬品、つまり病院です。


同じランクのお薬をもうひとつ。


ベトネベートNです。



ここからステロイドランクを落としたものをふたつ。


2番めのランク「普通」だとリビメックス。



最も下の「弱い」だとテラ・コートリル。



ステロイドのランクも必要に応じて落として使ってください。



症状が重くなる前に使えば早期に治す事が可能です。


症状に合った薬で早く治してくださいね。



ではまた。


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