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添削に出していた原稿の、講評が返ってきた。

 スーン(挨拶)。

 と、いうわけで、不二川です。

 定期的に、左耳の穴の入口に、短い毛が生えます。その存在が、微妙ぉーなストレスになるので、抜こうと思っても、目視できない箇所であるため、手探りをするしかない。しかし、昨晩、やっとの思いで抜けてスッキリした今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回の記事は、「そこをツッコまれましても!」とかいった話です。

まずはお知らせ

 もはや恒例と言って差し支えないと思いますが、今日も、ノクターンノベルズを更新しました。

 タイトルは、『なつみちゃんのプール』。

https://novel18.syosetu.com/n6677js/

 これも、1999年初出のようです。

 相変わらず、特殊性癖ですが、ご興味のございます方はドゾー。

前回までのあらすじ

 ってことで、昨日は、

 「本を読まずに、小説を書くには?」などと書かせて頂きました。

 とにかく僕氏は、「まず書け!」ということを、繰り返しているわけですが、兼好法師が、『徒然草』でも言ってるじゃないですか。「なんであれ、最初のうちから、上手い人の間で揉まれろ」と。つまりは、そういうことですよ。

講評の話

 で、ですね。昨日の深夜、ココナラ経由で添削に出していた、小説すばる新人賞へ向けた原稿の、講評が返ってきまして、今朝、確認しました。

 おおむね好感触……ではあれど、ツッコミが皆無、というわけではない。講評を読みながら、即座に改稿を始めたのですが、一つ、「そう言われても!」という指摘をもらってしまいました。

 それは、そもそものログラインについて。スバリ、「新鮮味がない」と言われました。

 どういうものか? というのは、この場で書いたところで支障はないと思うので、明かすと、

「女性アレルギーの主人公が、叔父の孤独死をキッカケに、親から『半年以内に恋人を作れ。さもなくば、家を出ろ』と言われて困る話」

 です。

 個人的には、皮肉が利いていて、結構面白いんじゃないか? とは思うのですが?

 いや、もちろん、その意見が絶対ではない。ゆえに、唯々諾々と従わなければならない理由もないです。

 しかし、全てのエピソードの根幹となっている、ログラインにダメ出しを食らっては、全体のストーリーが破綻します。

今さら、イチからは書けない

 これをご覧の皆様の中にも、上記ログラインを見て、もしかしたら、「新鮮味がない」という指摘の方に、賛同する人があるかも知れません。

 それだったらそれで、仕方ないとは思うのですが、いかに猶予的にはまだあれど、最初っから書き直すのは、まず不可能です。いや、デビューしたなら、丸ごとリテイクというケースもある、とは、小耳に挟んだことはありますが。

 本作は、プロットの段階で、作家のわかつきひかる先生経由での、添削に出しました。その段階でも、一応OKはもらったのですが、ログラインに特段の皮肉も何もなく、非常に「のっぺり」したストーリー展開であり、ひどく言ってしまえば、「意味のない」ものだった。

 それを、ブレイク・スナイダー方式で、大幅にリライトし、今の形になったわけですが……繰り返しますように、大元のログラインにダメ出しされては、どうしようもねえです。

お門違いやも知れぬが

 添削を依頼した方も、素人ではない。「だからこそ」の深い指摘かも知れませんが、改稿のしようがないことを言われても、こっちは困るばかりです。

 その、「言われても改稿が出来ない」ことを、向こうも知っているはず。で、あるにも関わらず、言う事は言う。

 いや、僕も、何度か申し上げたかとは思うのですが、都合のいい講評をもらいたいわけではないです。(多分、個人的には役に立たないであろう)「あなたの小説を褒めます」系のサービスじゃないんですし。

 応募する前に、問題点は、できるだけクリアにしたい。しかし、無茶振りをされても困る。

 なるほど、もっともっと厳しい講評をくれるサービスも、使ったことがあります。そちらも、イチから書き直さないとダメなレベルでのツッコミをもらいました。

 ですが、強みを一通り褒めた後で、「でもね?」と、ちゃぶ台をひっくり返すように、言わば「後だし」で根幹的な指摘をされると、ヴッちゃけ、腹が立ちます。そんなんだったら、講評の最初の方に、ズバシッと書いてほしい。身勝手ですか?

 申し訳ないのですが、ちょっと、出品者の方に、不信感が芽生えました。お門違いかも知れませんけどね。

かくなる上は……

 もらった意見が、「絶対」ではない。それは当たり前です。加えて、添削をして下さった方が、すなわち、直接の審査員でもない。

 要は、「あくまでも、いち意見」でしかないわけで、その通りに直すことが、賞レースでの入賞を意味するものでもない。(これは、サービス購入時の、注意事項にもあります)

 仮に、ログラインレベルから、「その人が」納得する修正が出来たにせよ、やはり、それで「必ず大丈夫」か? ではない。

 こうなったら、もう、自分を信じるしかねえですよ。先述の通り、今回の好評は、「意見の一つ」として受け止めて、深刻に考えすぎず、スルーできるところはした方が、多分、精神衛生上、よいでしょう。

 うぬぼれは、往々にして身を滅ぼすものですが、過度な卑屈も、また、前へ進む力を奪います。

 落とし所を探りつつ、直せるところは直して、もう、さっさと応募してしまいたい所存。

 んじゃまた。

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不二川巴人
サポートして頂けると、泣いて喜びます。『打てど響かず』というのが、創作者にとって一番哀しいことでございますので。人助けと思って、よろしくお願いいたします。