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「長崎くんち」は超エキサイティングなお祭りでした
こんにちは。
DSSで助手を務めている松山と申します。よろしくお願いいたします。
先日、初めて「長崎くんち」を観に行きました
地元の方は「おくんち」とも言いますね。
このお祭りは、長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭で、毎年10月7日から9日まで催されます。この期間は神社の御神輿がお旅所(大波止)と言われる場所に移され(お下り)、各町の氏子たちが町中を練り歩いて奉納踊りを披露します。
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と、簡単に説明しましたが、実際の「おくんち」は言葉で説明しきれないくらい、規模が大きくて奥が深い。というか新参者の私が語るなど、地元の方に失礼かと思います。
400年近くも続く長崎の伝統行事ですからね・・・ワタクシ風情が語れるはずもない。
この「おくんち」については公式サイトや他の方が詳しく説明していますので、自分は現地で体験したことを綴ろうと思います。それでもまだ興奮冷めやらず、言葉で語りつくせない、処理しきれない心境なのですが・・・。
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「おくんち」を観てきた感想を一言でいうなら「ガチ※」なイベントでした。
※本気
現地に着く前は自分が知っている地元のお祭り程度に思っていたのですが、実際は想像を遥かに超えて盛り上がる行事でした。
盛り上がるというか「熱狂」という言葉が合うかな?
長崎市全体がこのお祭りの渦に巻き込まれるような、全員参加型のイベントでした。
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市内の立ち飲み屋に行っても、中華料理屋さんに行っても、スーパーのレジに並んでも、必ず話題になるのは「おくんち」です。
お店で働く方も、そわそわしてましたね。
「もうすぐ御神輿が店のそばを通りますよっ」 キョロキョロ
「五嶋町住まいだけど、樺島町(の踊り)のファンなのっ」 ウキウキ
「ワタシ、五嶋町の追っかけ※なのよっ」 フンス、フンス
※市内で踊り歩く「推し」の踊町を追いかけるファンのこと
今まで行った長崎では聞くことのなかった言葉と会話ばかりです。
お客の私たちも、当然のように「I LOVE おくんち」として話しかけられました。
事情を知らない出張者だったら、面食らうでしょうね笑
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今回は松村代表に招待していただき、中央公園で行われる演し物を観ることができました。
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ここでは全ての踊町が集まってそれぞれの演目を披露してくれるので、私のような「おくんち」初心者にはとてもありがたく、楽しませていただきました。入手困難だったプラチナチケットを手に入れていただいたわけで感謝です。初めての体験なのでとても楽しく&圧倒されました。ありがとうございました。
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市内も普段の雰囲気とは大違いでした。
当番となる7つの町(踊町)の奉納踊りをあちこちで観られるので、平日なのに人だらけ。諏訪神社などで奉納(演し物)を済ませた後も、市内の店先で踊りを披露して「御花」というお礼を貰うための「庭先回り」があります。街中でイベント開催となるわけです。
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踊りの掛け声や声援は、深夜になっても聞こえてきました。神輿を担いだり踊りを踊る人達はホント気力&体力がありますねぇ。
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またお約束の「モッテコーイ、モッテコイ」というアンコールの掛け声がクセモノ。踊り手としては、その声があれば応えるしかありません笑。エンドレスと言っていいくらい、延々と演し物を披露していました。しかも、アンコールの回数が重なるほど、鬼気迫る動きと掛け声で驚きました。もしかすると、とんでもなくしんどかったのかもしれませんが笑。粋ですねぇ。
担ぎ物や曳き物を担当する方たちは、本当にマッシブというか、神がかっているというか、とにかく気合入っていて圧倒されました。カッコよかったです&お疲れさまでした。
しかし、これ3日間、しかも深夜まで演じるんですよね。演者も観衆も、運営もすごい気力と体力ですねぇ。「おくんち」期間の翌日(10月10日)は、長崎市内は機能しないんじゃないかな?燃え尽きて。
そのくらい街中が「熱狂」に包まれていました。でも楽し~
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帰りの機内でやっと一息ついたので、今回の「おくんち」の思い出を反芻してみましたが「驚き」、「楽しい」、「エキサイト(熱狂)」という言葉が浮かんできました。
あと、「うらやましい」も付け加えようかな。
息継ぎをする暇もなく駆け抜けた3日間の「おくんち」体験でした。
・・・あれ?仕事の打ち合わせもあったよね?
も、もちろんでございますよ。
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この歳になるまで、「おくんち」のことや地元の盛り上がりを知らなかったのは、自分的には恥ずかしい&ちょっと悔しい気持ちです。
「長崎くんち」は、またぜひ観に行きたい&体験したいお祭りです。
あと、この旅でお世話になった皆様、ありがとうございました!
閑話休題。代表に佐賀も案内していただいたのですが、貰ったパンフを見て・・・知らなかった。ちょっと興味ありますねぇ。プリン県だったんだ。
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