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生き残る職業の条件とは-世の中の流れに任せていいの?

みなさん、こんにちは。
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中小企業診断士のまっちゃんです。

≪要約≫

重要なのは、AIと共存しながら人間らしさを活かせる社会を作っていくこと
・日本の職業の半分がAIやロボットに?
・AIへの希望と不安
・100年時代における生涯現役化に私たちが考えることは?
・変化を受け入れ、AIと共存する未来へ

人手不足の対応、生産性向上といった言葉が多く聞かれるようになった今、思い出すのが、日本の労働人口の半分が人工知能やロボット等で代替可能になるというもの。2015年に野村総合研究所が発表し、様々な雑誌等で取り上げられた記憶をお持ちの方は多いと思います。ニュースリリースはコチラ
当時感じたことは、感情に関わる職業は代替の可能性が低いということでした。また、代替の可能性が高いと言われる職業は、本当に無くなるのだろうかという疑問です。
人間は必ずしも合理的ではなく、非生産的とも思える感情に大きく動かされる生き物であるからです。なので、心の拠り所となるものがあるかどうかで、人生が大きく変わることもあり得ます。なので、代替可能性が低い職業は納得感があるものでした。代替可能性が高い職業は、正確さ、生産性が問われるような職業が多く、人工知能やロボットが得意とする分野のようです。でも、本当に人間と代わっていいのかという疑問です。

代替可能性の職業の動向は、その後どうなっているのでしょうか。私にとって衝撃的だったことは、ChatGPTなどの生成AIの登場です。代替の可能性が低いと言われる職業にも影響を与えるのではと思っています。さらに生成AIの進化は目覚ましく、最近では汎用人工知能という言葉も注目されています。既に知能では人間はAIに適わなくなってきていますが、汎用人工知能とは、さらに人間の脳の働きのような思考や感情を持たせたものです。生成AIの登場で、代替可能性の高い職業だけでなく、代替可能性が低いと考えられていた感情に関わる職業にも、大きな変化が訪れる可能性を感じています。

ご存じのとおり、人工知能を持った物語は古くからありました。人間との共存で思い浮かぶのは、ドラえもん鉄腕アトムアンドリューでしょうか。自らの生命維持装置を外して死を迎えたアンドリュー(海外映画)は感動しました。一方で恐怖すら感じたのは、ターミネーターミーガンなど。ミーガン(海外映画)は比較的新しい映画ということもあり、人間のような知能や感情を持つアンドロイドのミーガンが妄信的な愛情で周囲を巻き込み、恐怖を与える姿を描いています。危害を加えるミーガンに、AIの怖い一面を感じました。 リンク先はWikipedia

映画のような世界は、私が生きている間には来ないと思っていましたが、アメリカの発明家、レイ・カーツワイルさんによれば、汎用人工知能も遠くない未来に登場するようです。
少子高齢化により人手不足は恒常的となり、学び直しを繰り返しながら生涯働き続けるといった人生100年時代に、生涯現役化の時代背景に、人手不足や生産性向上に人工知能やロボットといったものの貢献は欠かせないものでしょう。国も本腰で、IoTやロボットなどを推進する補助金等の施策を打ち出してきています。

今回のブログでは、人手不足の対応や生産性向上が求められる昨今、人工知能やロボット等が私たちの職業の代替可能性について触れました。特にAIの目覚ましい進化は、予測しえないような変化を世の中に与えるなど、希望と不安が入り混じった感情すら覚えます。
今の職業が消える、存続するという予想も大切ですが、時代の変化には変化で応じて生み出していく姿勢もより重要になってきているように思います。

職業とは異なりますが、経営の神様といわれるドラッガーさんは、古いものを廃棄して新しいものに取り替えていくことで、新しいニーズを創造していくといったことを話されています。これからの職業においても同様のことが言えるのだと思っています。
人間は必ずしも合理的ことだけを欲しがっているのではなく、感情に左右されることを必要としているとしたら・・・
代替可能性が高い職業といった結果を予想するのではなく、変化を恐れず変化の過程を受け入れ創造していくことが、とどまらないAIがもたらす恩恵を享受し、社会が必要とする職業に私たちが関わっていくことになるのではないかと思います。
私たちの生活を大きく変革する可能性を秘める人工知能やロボット、そしてAIについて、皆さんは、どう感じておられますか。


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