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【あか】上田綺世は世界で戦えるのか

三笘薫がヒーローになったW杯最終予選オーストラリア戦。同世代の世代別代表で常に切磋琢磨してきた上田綺世も途中出場で奮戦した。

上田らしい振りの早いシュートや前線からのプレスでリズムを生み出し、託されたタスクをこなしていた。

鹿島から世界へ羽ばたく選手は絶えないし、それが鹿島でエース格を託されている選手の宿命だ。

上田は世界で戦えるのか。

上田の特徴といえば、入団当初は空中戦の強さと抜け出しの巧さだった。

それだけでも日本では戦える選手だったが、フィジカル面が日本で強いというのは世界で戦う上ではアドバンテージにならない場合が多い。

ファールの基準も変わってくるしそれに対応する時間を与えられないで状況が目まぐるしく変わるからだ。

しかし上田はもうひとつの強みを手にした。日本人離れしたシュートのパンチ力だ。

日本人に限らずアジア人のシュートはパンチ力に欠けることが多い。シュート力で世界で勝負できているのは今ではソンフンミンのみだろう。

上田のシュートはその域まで辿り着けるだろうか。

元々戦術理解度が高く、勤勉な性格の多い日本人選手に足りなかったその部分がこのまま成長すれば、上田は日本のソンフンミンになれるのかもしれない。

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