【しろくろ】「いいサッカーはしてたんだけどね」

「いいサッカーはしてたんだけどね」
という言葉がサッカーにおいて大嫌いだった。

鹿島を推している人間はほとんどそうなんじゃないかと思う。鹿島はその逆を行くのが得意なチームだから。

スタッツで圧倒して、90分のうち85分くらいを支配してても、たまたまシュートミスが重なり、逆に奇跡のようなゴール1発を掴み取ったチームが勝ち星を掴む。

よくは起こらないが、稀に起こる。

ではこの勝利チームは、戦術と戦略において上回っていたのか?
また試合をしても勝てるのか?
果たしてそのチームは強いと言えるのか?

難しい話になるが、おそらくそのチームは"強い"とは言い難いんだろう。

そのチームが上回っていたのは、運と精神力だ。

それが"戦術と戦略"として落とし込まれた上での勝利なら、そのチームは個人能力と戦術レベルで劣っている。

どちらかが上回っていたなら、85分も支配させる必要が全くないからだ。

運や精神力といった、目に見えない事象を取り除いた状態でシミュレーションをした時、勝率が高い状態に持っていったほうが本来強いチームだ。

それをあえて放棄することなど絶対にない。

結果として負けてしまったとしても、システム上優位を保つに越したことはないのだ。

この件についてはいま書き殴りになってしまっているが、また長考して掲載すると思う。

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