「嫌いな人を作るメリット」
「誰々は嫌いで、誰々は好きだ」
よくある話だが、そういう人に限って「友達いない」なんてことを誇らしげに語る。
高校生の時に全てのことにメリットデメリットを抽出して善悪を決めていたクソガキな僕は、いまなお続くポリシーを作り出していた。
それは「人を嫌いになっていいことなんかない」ということ。
平凡な日常の中に、本当に根っからの悪人なんかいなくて、行動の全てに悪気がある人なんかいない。
悪気がないなら、同情の余地がある。
そう思ってから僕は人を嫌いにならない努力をし続けている。
「好きじゃない」のは仕方ない。
合わない人はどんな人でもいる。
その合わない人を「嫌いにならない」ように努力する。
その人の長所を見て、短所には同情する。
上から目線になることが多くなってしまうのが玉に瑕ではあるが、それは自覚していればどうとでもカバーできる。
とにかく人のことを「嫌い」という言葉で括らない。
言葉に出すと周りも気を使い出すし、色々なきっかけを潰してしまう。
そうやって勝手に上げた"友達"のハードルに苦しめられてしまう。
改めて考えて欲しい。「人を嫌いになるメリットはどこにあるのか」。