【池下采花 -後編-】”なんとなく”で東京に就職する人が多い現状が悔しい
こんにちは、佐藤大輔ゼミ編集部です!
前編では、采花さんが大輔ゼミに入ろうと思ったきっかけや一日のスケジュールについてインタビューしていきました!
前編はこちら
後編では、この一年間頑張ってきたサブゼミと本ゼミについてインタビューしていきます!
1.社会に活きるであろうスキルを沢山身につけることができたサブゼミ
ー 前編に引き続きご協力いただきありがとうございます。まず最初に所属しているサブゼミを教えてください。
私は風呂敷プロジェクトとろうきんプロジェクトの2つに所属しています。
ー 2つ掛けもっていたんですね。それぞれのプロジェクトでの役割みたいなものはありましたか?
風呂敷では、様々な企業に営業していたんですけど、20期(3年生)は営業先が決まっていたので、決められた企業に対して営業の準備などをしていました。
ろうきんでは、対立ぎみの雰囲気だった中で俯瞰的にチームを見るような役割をしていました。チームの現状をとらえてアイディアを出すように意識していました。
ー 今年度の風呂敷も営業していたんですね。そのような役割を担う上で大変だったことを教えてください。
風呂敷の営業に関しては、提携先を探すのがすごく大変でした。
いかに自分たちの活動を理解してもらうかが難しかったですね。
風呂敷ということで、日本文化に沿ったホテルを探すことや相手のニーズに沿った提案をすることに苦労しました。
ー この経験は今後活きていきそうですか?
それはもうめっちゃ活きていくと思います(笑)!
営業のプロセスや相手を理解する力が身についたので、今後これは様々な場面で活かされるんじゃないかなと思っています。
ー 相手を理解する力は本当に大切ですよね。ろうきんの方ではどのような苦労がありましたか?
ろうきんは、自治労の悩みを解決するのが目的だったんですけど、自治労が何に悩んでいるのか課題がわからなかったんです。
ぼんやりした課題を明確にすることから始まったので、実際に解決する方法を考えるときに、その明確にしたものが本当に正しいのかわからない部分があったことが大変でした。
ー そのろうきんの苦労を経て何か身についた力はありますか?
なんだろう…。
コンサルっぽい力は身についたかなと思います。
課題を見つけてそれに対する解決策を講じるということができるようになりました。これは将来も活きるだろうなと思っています。
ー 営業力やコンサル力など様々なスキルの一部をこの経験から得ることができたと思いますが、就職活動に活かしていきたいですか?
この経験から業種や職種を絞ったりする気はないですね。
もっと広い範囲で活かしていきたいと思っています。
ー というと?
相手のことを理解する力とか納得させる力っていうのはコンサル以外でも使う場面でもあるから、業種を絞ろうと思ってはいないですね。
でもこの経験自体は活かしたいので、事務職とかはあまり志望していないですね。
2.「なんとなくで東京に行かないで欲しい」周りの東京就職への疑問から始まった本ゼミ
ー なるほど。事務職でもそのようなスキルを使う場面はあるかもしれませんが、確かに少なそうですもんね。
次に本ゼミについて教えてください。
ちょっと進みが悪いんですけど(笑)。
北海道の暮らしというところにフォーカスして、すぐ都心にも行けてすぐ自然豊かな場所に行けるという北海道の魅力をSNSで伝えようと思っています。
ー これはどこに課題を置いているものですか?
北海道の人口減少です。
東京などの都心に人が流れて行ってしまう点ですね。
ー それは采花さんが北広島出身で、地元に愛着があるからこそのものですか?
そうですね。
それもあるんですけど、もう一つ大きなものとして周りの希望の勤務地が東京が多いことがあります。
結構周りの人たちで「東京の会社に就職したい」っていう人多いじゃないですか。
熱意からの発言の場合はいいと思うんですけど、流れで言っている人も一定数いてそれが悔しいなと思うんです。
ー おぉ。私は東京への就職を希望していたので少し刺さるものがありますね(笑)。
「なんとなく東京がいい」ではなくて、しっかりとやりたいことを主軸に就職先を決めてほしいなって思いますね。
ー となると初めから北海道への愛着があったのではなくて、就職先を選ぶ基準に疑問を感じて始まったということですね。
この活動をするうえで大変なことはありますか?
一人での活動なので、継続することが難しいですね。
チームだと他のメンバーや企業の方がいるので、自分が原因で進捗が遅れるとやばいっていう責任感が生まれるじゃないですか。
でも一人だと最悪自分にしか影響がないので、このモチベーション維持的なものが大変です。
ー 1人だと滞ってしまうことがあるのわかります。この問題に対してどのように対処していますか?
うーん。あまりうまく対処できているとは言えないですね(笑)。
でも実行する前にすごく時間をかけてこの活動について考えていたので、しっかりと最後までやり遂げたいと思うんです。
これが続けることができる理由かなと思います。
ー まだ活動途中だと思いますが、なにか学びがあれば教えてください。
課題の深堀について学べたと思います。社会課題に対して日ごろからアンテナを張る習慣が身につきましたね。
ー 社会課題に興味をもつことは大事だと大輔先生もよく言っていますよね。
最後に後輩へ一言お願いします。
大輔先生に「学費をゼミに払っているくらいの覚悟でゼミを選んだ方がいい」と言われたのがすごく刺さったんです。
なので、みなさんもそれくらいの覚悟でゼミを選んだらいいんじゃないかなと思います。
大輔ゼミに入ったからといって社会人のスキルが全員に身につくというわけではないです。
大輔ゼミに入っただけでは何もすごくなくて、そこから自分でどのように頑張っていくかがとても重要になると思います。
頑張ってください。
3.まとめ
采花さんのインタビューを通して彼女の今まで知らなかった部分を見ることができました。
「自分のやりたいことを軸にして就職先を決めてほしい」という彼女の想いに、当たり前のことではありながら私はできていなかったことなので刺さる部分がありました。
本ゼミはまだ活動途中ということで、引き続き成果を出せるように頑張ってください!
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