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ふてほど ミュージカルシーンの意味

38年前にタイムスリップし現代と行き来する話。
西洋哲学の限界を東洋哲学的アプローチで突破しようとする試みは見事(この意味は最後に触れる)

クドカン節炸裂で、一話一話の伏線回収も物語全体の伏線回収も風俗(いやらしい方のではなく文化の)描写も素晴らしい。
昭和を単純に良かったものともせず、現代もまたしかり、良いところも息苦しいところもあり、またラストカットも現在すら過去になるしその時は不適切にもほどがある状態になっているだろうという風刺が入っていて素敵
震災も見逃さないあたりも流石。

今回ミュージカルシーンが不評のようだが、バカなのか?あれは言葉(バーバル)という、世界を分節するものがあるから人間は争うわけで、言葉以外のアプローチとして歌や踊り(ノンバーバル)を持ってきているということになぜ気づかない?
言葉(西洋哲学)がダメなら言葉以外の歌や踊り(東洋哲学)だろ!?
般若心経のはーらーぎゃーてーの部分でしょ?!
インド映画が踊り出すのもそれでしょ?!
そのあたり意図的な演出が素晴らしい

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