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歴史を漫画で学んできた

大学受験に至るまで日本史の勉強はあまりしていない。理系のクラスにいた高校時代に選択していた社会科科目は日本史だったが、テスト勉強などはあまりした覚えがない。もちろん、センター試験(当時)のための過去問を解いたりといった勉強は多少はしたが、それよりも(理系のくせに)苦手だった理科系科目(と英語)に時間を割かなければいけない成績だった。

好きだというのはあるけれど、僕の日本史の知識の根本は小学館の『まんが日本の歴史』である。

今では24巻セットらしいが、当時はそんなになかった気がする。何にせよ、小学校の4年生くらいに1冊ずつ買ってもらって、読んでいた。今、発売されているものを読んでいないので、どのくらい同じか違うかはよくわからないけれど、今調べつつ、多分当時読んでいたのは今キンドルなど電子書籍でているこれだったように思う(聖徳太子の顔に覚えがあるw)。

いずれにしても、これらを繰り返し読んでいただけで、年号だとか人や出来事の名称などを「覚えよう!」と思って覚えたことはなく、いつの間にやら「流れ」で頭に入っていた印象。だから、センター試験程度の内容や形式であれば、それなりに対応できたのだろう。難関私立大だとか二次試験で歴史が必要だったら、そうはいかなかっただろうな。

その後も、横山光輝『三国志』だとか、『花の慶次』『蒼天航路』『へうげもの』なんてものを読んでた。日本史に限らず。実際の歴史との違いなどはあまり気にせずに。ここ数年も案外、歴史物の漫画は読むし、小説なども読む。そう考えてみると基本的に歴史は好きなのは間違いないし、映像がこれだけあっても漫画を好んでいるのだろう。

小学校低学年の娘が、最近買った本が、そにしけんじの『ねこねこ日本史』だった(うちは「本」に関しては欲しいものを買っていい制度を採用している。読める限り、冊数とか、において)。

もちろん、まだ歴史なぞ勉強していないし、人や出来事、文化といったことに、「昔の話」以上の関心はなく、面白おかしくねこを主人公に描かれていることに興味があって、面白く読んでいるのだろう。それがもう数年したら、勉強の中に出てきて更に面白くなってくれるのならいいなぁと思う。

さて、彼女は、上の「まんが日本の歴史」シリーズは絵面がまったく違う、しかもそれなりにきちんと「歴史」を描いている類の本も読んでくれるだろうか。「勉強」と肩肘張らず、気楽に「面白いなー」と思って向かい合ってくれるといいなぁと、ソファでときおり声を出して笑いながら読む様子を眺めているのです。

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