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マイコプラズマ肺炎の流行の現状と、その流行に乗ってしまった話。

先週末ぐらいから、上の子が咳が止まらなくなり、しばらくすると発熱した。ただ熱は一晩で平熱に戻ってほぼ日常生活には問題なかったものの、咳だけは止まらず。むしろ3連休のうちにひどくなった。寝ている最中に急に咳き込んでいる様子は見ていて痛ましい。

とりあえず連休明けに学校をお休みして病院に行ったものの、前日から熱がなく、咳だけだったこともあり、特に検査せず、様子見となった。高めの発熱が出るようなら遠慮なく連れてきてくださいと言われ、なくなりつつあった常備薬だけもらって帰宅した。

連休終盤に子どもの様子を見ながら、「マイコプラズマじゃないかねぇ」と全国的に大流行中の病気を疑うも、熱が収まったこともあり、病院でも検査しなかった。もともと「マイコプラズマかどうかを判断する検査」(喉奥を綿棒でグリグリする検査)自体が、あまり正確なものではなく、というか、マイコプラズマであっても陽性が出ないことも往々にしてあるとのことで、熱が下がったのだったら、ととりあえず検査をスルーしたわけだ。

なお、マイコプラズマ肺炎が大流行中なのは、国立感染症研究所(NIID)の「感染症発生動向調査週報 (IDWR)」(感染症法に基づき、全国での感染症の発生状況を報告するもの)第35号の「注目すべき感染症」として以下の表が示しているとおり。

IDWR2024年第35号

2024年の数字は確かに大流行を示しているのがわかる。なお「感染経路は主に飛沫感染と接触感染で、患者は1~14歳に多く、家族内や学校などでしばしば集団発生が起こる。潜伏期間は感染後2~3週間程度である」とのこと(上記サイトより)。

今年は例年にもまして数も多いのだけれど、子どもたちへの感染比率が高いようだ。10歳未満で60%以上、10代で30%以上と合わせて9割以上を占める。高齢者は概して低い。

IDWR2024年第35号

また過去10年間の比較をみても、今年は急激に感染数が上がっている(赤線●印)。全体的にピークはもう少しあと(年末)が多いようなので、このスピードで増えるのなら大変だ。2016年パターンならそろそろピークなのかもしれないけれど。

NIIDウェブサイトより

流行状況は各種ニュースで報道されているとおり。

何にせよ、マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法の第三種感染症で、明確な出席停止期間は定められていないという。熱が収まり、体の不自由がなくなったら良いのだろうが、感染症である以上、周りに迷惑はなかなかかけられず、難しいところ。

閑話休題

病院から帰って午後には発熱、しかも高めと相成った。翌日病院で綿棒で喉奥を拭う、いわゆるインフルエンザの検査と同様の検査をしたところ陽性。ワクチンがあるわけではないので、抗生物質を処方してもらった。

いずれにしても起きているときはもちろんだけれど、寝ているときに咳き込んで苦しそうなのは可哀想で何とかならんもんかなぁとは思うものの、こればかりはどうしようもない。早く咳が止まればいいのだけど。

なお、同じ病院で子どものクラスメイト2名と遭遇。病気や症状などはわからないけれど、同じような理由であると言われれば、さもありなん。ご同輩、お互い気をつけつつ、看病しましょう。

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