やはり一味違うと人気があるのだと再認識した
全くと言っていいほど、ネット系メディアには詳しくないので、単に「消費者」として、好きなYouTubeコンテンツを少し。
昨日書いたとおり、ある程度、「プロ」が関わっているものが(といってもテレビ局という組織として関わっているものではなく)好きなので、その筆頭に『エガちゃんねる』はある。たぶん、それなりに「あたおか」なのだけど、「村民」ではない。
『めちゃイケ』だとか『ぷっスマ』だとか、『アメトーク』のスペシャルだとかで見るエガちゃんは純粋に面白くて、好きだったので、わかるのだけど、人気が出ればいいなぁ、幸せに暮らせるといいなぁとずっと思っている。その意味で、このチャンネルが成功しているというのは嬉しいところ。しかも今のテレビ局にはできない、人間味のある「伝説」であるのはいうまでもない。
プロレス好きとして、もはやこのチャンネル以上のものはないなぁと思うのは『拳王チャンネル』。プロレスリング・ノア所属のプロレスラー・拳王のチャンネルだ。
少し早く始めていた新日の高橋ヒロムのチャンネルはいっとき話題になったけれど(界隈では)、彼のキャラクター以上のものがでていないように見える。一方、拳王チャンネルはもちろん拳王自身のキャラクターのおかげではあるのだけれど、その発想力と行動力が想定以上で見ていて、「ぎゃふん」となる(伝われ!)。そしてこれまたキャラクターとは違う「人間性」が、エガちゃんが「あたおか」と視聴者を仲間にするかごとく、拳王は会場も含め、プロレス/映像を見に来てくれたものたちを「クソヤローども」と愛を持って呼ぶ。そして最初は半分馬鹿にされ、呆れされていたクソヤローどもを一気に拳王が気になる奴らに変えていく様は、自分も含めて爽快だ。
ちなみにこのチャンネル運営はAmeba関連のたぶんセミプロ的な人が関わっているが、拳王が編集する最近の回も含めて素人感もある不思議なチャンネルだと思う。
M-1グランプリ2023で優勝した、令和ロマンの『official令和ロマン【公式】』は優勝前からだけど、テレビに合わないと自らがいう中で、自身がコンテンツを探り作り上げつつ、その才能をいかんなく発揮するチャンネルだ。
吉本の映像関連スタッフが関わっているのはそうだろうけれど、もうこのチャンネルは完全に企画が素晴らしい。M-1のエントリーナンバーを適当に言い、その芸人の出場成績(過去から現在)を得点化して競う「エントリーナンバーバトラー」などはその典型だろう。はい、おもしろいーってやつ。
別に芸人のチャンネルに詳しいわけでは全く無いけれど、これに心底適うチャンネルはないんじゃないかというくらい。『エガちゃんねる』とは少し趣向が違うしなぁ。
企画の素晴らしい芸人チャンネルで言えば、チャンネル的には完全素人手作り感満載にもかかわらず、100万人の登録者目前の『タイムマシーン3号Official YouTube Channel 』も面白い。
ほぼ車の中な映像なのだけれど、二人の才能が俗的かつ綺羅びやかだというのがよく分かる、ニッチな期待にジェネラルに応える不思議なチャンネル。そして関くんで成り立っていると思っていたタイムマシーン3号(TM3)が、これ間違いなく山本(呼び捨て)の素晴らしい凡人錯覚するほどの伝え手としての魅力が大きいのだなぁと感じることができる。
別段新しく紹介するほどでもない有名なチャンネルが多いのだけど、カープファンとして、古きを温ねて、新しきを知るチャンネルとして『よしひこチャンネル』を最後に。
引退した野球人と、アイドル的存在の開拓者とも言える高橋慶彦さんが対談するチャンネルなのだけど、同じ話は多いし、カープ出身者への対応は全体的に同傾向なのだけど、「あの時」の話を聞きながら、現状のプロ野球界を考えることができるチャンネルだ。いわゆる「解説者」たちが「ここのところ」のプロ野球をパートナーと話をするプロ野球OBのチャンネルが多く、それを見ながら「なるほどなー」と思う人ではなく、「何偉そうに」とついつい思ってしまうあなたにおすすめ。
まぁ、このあたりを見つつ、「今」的な事があればそれらを眺めていると、YouTubeに関わる時間としては精一杯な気がする。そんな暇じゃないしw。