『小っちゃい樽と大っきい樽』
どうも、こんにちは。
神戸三宮にあるビアパブPUBLIC BAL PACINOというお店で、店長兼、ビール注ぎをやらせてもらったり、神戸ビアクラブの代表を務めさせてもらってます。日本のビール界の担い手、前田大作です。
このビアノートでは、ビールの基礎知識から少しマニアックな内容まで淡々と書いていきます。
最後までお付き合い宜しくお願いします。
BeerNote〜33杯目〜🍺
ご無沙汰しております。
ずいぶんと投稿期間が空いてしまった。。
あ、ネタ切れとかではないですからね!!!
お店の方があれやこれやとバタバタで……
と言いつつ、すいません。
最近、ハイキューにハマっていて
完全にサボっていました~_~;
さて、年も明け真冬到来って感じになってますね!
飲食店の皆様、樽ビールの調子はいかがでしょうか??
冷えすぎてピリピリしたり泡だらけになったりしてませんか??
まずは酒屋さんからビールが届いたら、必ず2日は寝かせてあげて下さいね!
樽の温度や炭酸ガスが落ち着いて、ガス圧のコントロールがしやすくなります♪
今日はちょこっと豆知識を。
早速ですが、皆様に質問です。
生樽って、小さい方(5ℓや7ℓ)と大きい方(15ℓや20ℓ)、大きさ以外に違いってあると思いますか?
正解は、ありません。笑
だがしかし!!
ビールの美味しい部分(スイートスポット)の量は、
大きい樽の方が沢山詰まっていると、山本学長(麦酒大学)はおっしゃっていました。
どういう事かというと、
開栓したての最初のビールは、フレッシュ感はあるものの、炭酸が馴染んでなくて少し荒いというか、まとまってない感じの味わいになります。
そこから中盤にさしかかった時の、
“樽の真ん中のビール”
ここがスイートスポットにあたる部分となり、
ここが多ければ多いほど、美味しいビールが提供されやすくなります。
そして終盤になるにつれて、若干炭酸が溶け込んでしまっていたり、場合によっては炭酸が抜けていたりします。
という感じで、小さい樽はスイートスポットが少ないという事になります。
しかし、このコロナ禍という状況下の中なので、スイートスポットがどうとかより、
早く樽を空にしてあげる方がビールにとっても飲み手にとっても最良の選択だとので、出ない時は無理せず小樽を選ぶ。
断然そっちを優先して欲しいです。
まだまだ続きそうなウイルス合戦。
これもまた良い経験として、今後に活かしていきたいですね!
今回も最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
また次回も乾杯しましょう🍻
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?