『目には目を、歯には歯を』
どうも、こんにちは。
神戸三宮にあるビアパブPUBLIC BAL PACINOというお店で、店長兼、ビール注ぎをやらせてもらったり、神戸ビアクラブの代表を務めさせてもらってます、
日本のビール界の担い手、前田大作です。
このビアノートでは、ビールの基礎知識から少しマニアックな内容まで淡々と書いていきます。
そんなに長文ではないのですらっと読めるとは思いますが、
最後までお付き合い宜しくお願いします。
🍺BeerNote 〜3杯目〜
本日のビアノートは、『ビールの法律』についてのお話です。
皆さんご存知の“目には目を、歯には歯を”
これは紀元前1792〜1750年にバビロニアを統治したハンムラビ王が発布した法典でございます。
実はこの条例のには、ビールにまつわる条文がいくつか記されているのです。
まったく読めません。
これを解読した方は本当にすごいです。
そしてそのビールにまつわる条文ですが、、、
ご紹介しますね、
やばいですよ〜。
・酒場の女性がビールを薄めたり、ごまかしたりすると水に投げ込まれる。(死罪)
・お店の人が犯罪者をかくまったら、死罪
・尼僧がビール屋に立ち寄ったり、経営をすると火あぶり又は死罪。
ひぇ〜、、、
こちらがハンムラビ法典が記録された石棒です
『あれ?こないだ、あの酒場にいた人だよね?
君、尼僧だったの?』
『いゃいゃ、何言ってるんですか違いますよー!』
『いや、絶対そうだよね?一杯奢ってもらったし、
今回だけ見逃したげるから言ってみ?』
『え〜、、本当ですか?
はい、、、実は尼…』
『死罪で』
※こちらはそういうやりとりでは全くございません。
『ハンムラビ法典は右>>太陽神シャマシュから、
左>>ハンムラビ王に授けられた』という内容で描かれているそうです。
わかっていて法律をやぶっていた人はいったい何人ぐらいいたんでしょうかね…
ん〜、それほど、古代の人達にとってはビールは神の恵みとして、神聖なる飲み物だったということだったんですね。
この時代の僕たちが生きている中で、
今まで何不便なく外でビールが飲めていましたが、
このコロナ禍という状況が招いたアルコール提供禁止という事実。それによりお酒に対する大切さや、お店の重要さ有り難さ、みたいなのが少なからず見えたと思います。
僕はお店に来た方に一人でも多く、ビールの魅力や美味しさを知って欲しいですし、美味しいビールを肴に楽しい時間を共有したいと思っています。
神聖な飲み物までとはいきませんが、
前田大作の注いだビールが飲みたい!
と思ってもらえるような注ぎ手を目指して頑張ります。
今日のノートは以上でございます。
最後までお付き合いありがとうございました。
では次回、乾杯しましょう〜🍻