西オーストラリア州政府がウエブサイトでEV昼充電のメリットについて発信
株式会社電力シェアリングは、EVの昼充電の普及を社是としていますが、ここにきて、世界の政府機関もそのメリットについて市民に積極的に啓発・情報発信する動きが加速化しています。
例えば、環境政策に熱心なことで知られる西オーストラリア州政府は、公式ホームページで昼充電の大切さを発信しています。
https://www.wa.gov.au/government/document-collections/benefits-of-daytime-charging
Benefits of daytime charging
The best time to charge your EV is during the daytime
It uses more renewable energy from the grid.
It can help avoid costly network upgrades.
It helps keep the grid stable.
さらに、州政府のメッセージは一歩先を行っていて、「ピーク時(午後5時から午後9時)の充電は、ネットワークに大きな負担をかけ、太陽光発電の大量導入も見送るため、最も好ましくありません」と、「Stop 夜充電!のニュアンスを感じさせる踏み込んだものとなっています。
夜充電を規制したり、罰金を科すなどの施策は議論の呼ぶところですが、日本でも、消費者や企業の従業員が無理なく昼充電に移行できるような、その機運の醸成に努めてまいります。
当社は、再エネ比率の高い時間帯での充電(「昼充電(Day-Time EV Charging)」)によるCO2削減価値を創出する特許技術(特許第7246659号)を用いて、EV普及と、電力システムの脱炭素化・安定化を一体的な実現を目指すために、国内外のClimate Techスタートアップと共に「昼充電アライアンス DECA(Day-Time EV Charging Alliance)」を結成して、国内外で取り組みを開始しています。
西オーストラリア州の発信内容(要約)
同、発信内容を要約しますと以下の通りとなります。
昼間の充電は、電力送配電ネットワーク上にある何千もの建物の屋根の上に設置された太陽光発電システムによって作られるクリーンで低コストのすべての電力を利用します。日中の充電は、化石燃料への依存を減らし、ネットワークコストを削減し、グリッドの安定性をサポートします。
昼間の充電にはさまざまな利点があります:
送電網からより多くの再生可能エネルギーを利用することができます。
コストのかかる送電網の更新を避けることができます。
送電網の安定性を維持することができます。
夜間充電は、充電に使用される再生可能エネルギーの割合が少なくなるものの、コストのかかるアップグレードを回避することができるため、次善の選択肢となります。