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薬剤師×生成AI~働きながらのキャリアアップ術~

新たな挑戦のスタートライン

2025年2月17日、麻薬教育認定薬剤師 認定試験の結果についてのメールが届きました。

17日までに届くはずの通知が、なかなか届きません。どこからともなく湧いてくる「絶対に受かっているはず」という不思議な自信…。

そんな期待と不安が入り混じる中、ようやく届いたメールを開くと、そこには「合格」の文字が。安堵の気持ちと共に、計画通りに進んでいることを実感できました。

通知内容

この記録を残す理由

レポート作成、抄録作成、試験までの過程で、自分を支えてくれた生成AIをポイントごとにnoteにまとめようと思いました。気がつけば、AIは私の日常に深く根付き、もはや切り離せない存在となっていました。

1.AIの効果的な活用法を共有したい

  • 正しい使い方を知れば、AIは強力な味方になる

  • 実践から得た具体的なノウハウを伝えたい

2.働きながらの資格取得のヒントに

  • 限られた時間の中での効率的な学習方法

  • 実際に成功した事例として参考にしてもらえれば

  • 同じような立場の方々の助けになれば

「やってみよう」という決断

去年の2024年2月、目の前のパソコンで日本緩和医療薬学会の在宅緩和ケア薬局認証システムの取得条件を読みつつ、もう一つのタブで麻薬教育認定の要件、もう一つのタブで緩和薬物療法認定薬剤師の要件一覧を眺める...。

ページを行ったり来たりしながら、予想以上のボリュームに一瞬たじろぎました。しかし、この資格の必要性を強く感じました。

在宅医療の未来を見据えて

在宅医療の将来を考えると、機能分化が進むことは確実です。
この流れの中で、緩和医療は在宅では必須です。ここで考えさせられたのが、在宅緩和ケア薬局の認証制度と緩和薬物療法認定薬剤師の存在です。緩和ケア薬局の認証を持つ薬局と持たない薬局、認定薬剤師がいる場合といない場合で、緩和ケアチームの一員としての立ち位置は変わってくるのではないか。

特に、緩和ケアにおいて必要不可欠な医療用麻薬に関しては、さらなる専門性が求められます。がん患者さんの痛みを和らげる重要な医薬品である一方で、依存性や重篤な副作用のリスクもあり、適正使用の推進が重要です。また、未だに根強く残る誤解や偏見により、必要な患者さんに適切に届かないという課題もあります。

このような状況の中、麻薬教育認定薬剤師には、医療用麻薬の適正使用(ベネフィットとリスク)について、医療関係者から一般の方々まで、正しい知識を広く伝えていく役割が期待されていくだろうと考えました。

もちろん、認定がなくても緩和ケアチームで貢献できることは分かっています。しかし、病棟の緩和ケアチームを見てみると、緩和ケアの経験を持つ専任の医師、看護師、薬剤師が要件となっており、多くの場合、緩和ケアの専門医、がん看護専門看護師や認定看護師、緩和薬物療法認定薬剤師が担当しています。

在宅医療でも、同じような専門性の高いチームを作れることが理想ではないでしょうか。そう考え、まずは緩和の薬局認証取得を目指そうと決意。そして、最終的には緩和薬物療法認定薬剤師の取得が必要になるなら、この機会に麻薬教育認定薬剤師も一緒に取得しよう!と、同時進行の計画を立て始めました。

ここで予想外の展開がありました。
2024年8月、薬局認証制度が見直しのため一旦中止となったのです。しかし、この時にはすでに動き始めていたため、方針を微調整。
まずは麻薬教育認定を取得し、その次に緩和薬物療法認定薬剤師を目指すことにしました。

「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな」と、あの有名な曲のフレーズを思い浮かべながら、まずは自分で実践してみることにしました。この経験が、他の薬剤師の方々の参考になれば、という思いも芽生えていました。

時間との戦い - 仕事と学びの両立

理想は描けても、現実は厳しいものでした。
「時間は、どこで捻出しようかな...」

仕事に家庭に、日々のタスクをこなしながら、何か新しいことを始めるのは容易ではありません。

あなたも同じ経験をしたことがないでしょうか?

産休明けのスタッフが戻ってくるタイミングと重なり、少しだけ時間が作れるかもしれない。この機会を逃したくないという思いが芽生えました。

日常業務を頑張ってくれているスタッフや共同経営の相方の姿を見ていると、挑戦してみようという気持ちが強くなっていきました。

緩和ケアの経験が、確かな手応えとともによみがえってきました。患者さんやご家族との関わり、多職種との連携、そして何より、自分の知識が直接患者さんのQOL向上に関われる喜び。

効率的な学習管理の始まり

資格取得を進めるにあたり、進捗管理が重要でした。そのために私はNotionを活用しました。

  • 研修・学会のスケジュール管理(何をいつまでにこなすべきかメモ)

  • レポート作成のタスク整理(タスクを可視化)

  • 学習の進捗記録(取得単位の予定を管理)

このように、日々の進捗を整理することで、資格取得に向けた学習を計画的に進めることができました。

次回予告 - AIツールの具体的活用法

次回は、各AIツールの具体的な活用方法についてご紹介します。

  • 選択試験対策 - Google NotebookLMを使った効率的な問題演習の作成

  • レポート・抄録作成 - ChatGPTとClaudeを使い分けた文書作成の実践例

  • プレゼン資料 - GAMMAによるスライド作成のテクニック

これらのツールをどのように使い、限られた時間で最大の成果を上げるかを詳しくお伝えします。

学びを支えるリソース

自社のものですが、お勧めです!
YouTubeチャンネル「ファーマシストキャンパス」です。

YouTube チャンネル

ファーマシストキャンパス(YouTube)で学べること

  • 処方解析や服薬指導のコツ

    • 患者対応や服薬指導の実践的なポイントを学べる

  • 最新の医薬品情報や疾患治療のトレンド

    • 医薬品の新情報や最新の治療ガイドラインをキャッチアップ

  • 薬剤師のキャリアアップのヒント

    • 専門資格の取得や業務効率化の方法を紹介

  • 実践的な業務スキルを短時間で習得

    • 現場で役立つ情報を動画で視覚的に学べる

  • AIやデジタルツールの活用法

    • 最新のテクノロジーを活用した業務改善の事例を学べる

このように、薬剤師としてのスキルアップを目指す方にとって、実務に直結する知識を得ることができるチャンネルです。

ファーマシストキャンパス(YouTube):
https://www.youtube.com/channel/UCC00qys5jOsRRPF_qwonsoQ


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