伊奈子先生へ
漫画家の伊奈子先生が好きで友達になりたい。
友達になってくださいって
言おうとしたけど、どこに言えばいいのか分からないので、漫画を買って編集部?宛とかにお便りを出そうと思う。
この前イオンにその漫画を買いに行ったら、1巻は売り切れだった。店員さんに聞いたら2巻と3巻は在庫数残り1だという。
やっぱり面白いから売れてるよなと思って嬉しかった。
お便りを出す文面を考える。
こんなふうかな、、
初めまして
私は愛知県に住む25歳の主婦です。
泥濘の食卓、面白てすごく好きです。
伊奈子先生は……
なんか思い浮かばんかった。
私が伊奈子先生のことを好きなのは
おそらく先生が私と同郷の人だから。
漫画の登場人物の方言が私の地元と一緒だからそうかなとはじめに推測した。
それで、伊奈子先生のアメブロ(2019年とかに書かれたやつ)を読み漁った。
ビンゴだった。
地元にしかない和菓子、道の駅、私も行ったことある場所…
Twitterも遡って読んだ。私が学生の時に支えにしてた場所に伊奈子先生も行ってた!!
どひゃ〜!!
友達になってほしい。
最近は、寝る前に伊奈子先生と友達だったらどんな感じだろうかというようなことを考えている。
妄想の中で伊奈子先生と私は女子高生だ。
制服を着て、私の横に壁にもたれて立っている伊奈子ちゃん。私には一瞥もくれない。
「○○ちゃん(名前で呼ばれたい)お金貸してよ」とか言われたらどうするだろうか。1万円くらいなら貸せるかもしれない…。でも私貧乏だから…
それか、一緒に逃げようとか言われたら私はどうするだろうか。夫を置いて一緒にどっかに行っちゃったりするんだろうか?
でも、伊奈子先生のためなら100万円だって貸すし、夫のことも家に置いて逃げるよな、
そうじゃなきゃ友達になれない気がする。
よく、私が好きな色んな作家の人は現実で私と会ったら友達になってくれるかな?と考える。
だいたいなってくれない。
気持ち悪がられる気がする。
でも伊奈子ちゃんとは友達になりたい。
気持ち悪がられてもいい。
伊奈子ちゃんは、人の生い立ちとか、家の間取りとか見るの好きだとTwitterで言っていた。
手紙には私の実家住所と電話番号もつけよ、家の航空写真と間取りもプリントして入れるか。
愛知県に帰ってきた時は是非私と遊んでほしい。
うーん、怖いな。
でもお手紙は出すつもりです。
ていうか、伊奈子先生が過去に書いたアメブロ、
めちゃめちゃおもろい。それ自体が一話完結の小説みたいにおもろい。こんなにおもしろい人いるんだろうかって思うぐらいおもろい。
孤独なのに、きがくるってるのに、なんか平気で生きている感じ。私もそうなりたいと思う。
伊奈子先生がちばてつや賞をとった読み切りもすごくすごくすごい。ほんとにすごい。「悪い夢だといいのにな」というやつです。
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