【チャンピオンズカップ権利獲得】白単人間備忘録
【挨拶】
こんにちは。
主に関東圏のカドショとアリーナでMtGを嗜んでいるDsenと申します。
メインでやっているフォーマットはパイオニア(エクスプローラー)、他にはスタンダードとEDHとパウパー。
MtG歴はイニストラード:真夜中の狩りからのド新参です。
白という色が好きで、初めて以来ずっと白絡みのデッキばかり使っています。
特に初めてスタンの大会に出た時握った白単アグロは思い出深く、パイオニアに移行してからも白単人間にチューンナップしてずっと使用しています。
この度は白単人間でチャンピオンズカップ店舗予選の権利を獲得したので備忘録的に白単人間のデッキ紹介でもします。
なんか書きたいなー程度の動機なため超絶ふわふわな内容なので多分毒にも薬にもならないと思います(予防線)。
【OTJ後、パイオニアの現在の環境】
それまでラクドスミッドレンジだったデッキが傲慢な血王、ソリン+血管切り裂き魔のコンボ獲得によりラクドス吸血鬼にシフトしています。 血管切り裂き魔のスペックは耐性も含めまさに圧巻といった感じで、コンボ成功すればこれが3T目に出てくるなんてやってられませんね。 そんなラクドス吸血鬼にスケール勝ちするため5Cニヴなどのデッキも勢力を伸ばしました。 この環境はアグロデッキにとって好機とも言えます。環境デッキがスケール重視なためアグロで轢きやすいのもそうですが、それまでアブザン探検などに抑圧されていたためガードが下がってる状態だったのも追い風ですね(多分)。 特にOTJで精鋭射手団の目立ちたがりを獲得した赤絡みのアグロの勢いは目を見張るものがあります。 まあ白単人間は特にOTJで何も貰ってないんですが… ただ環境デッキに対するサリアの刺さり方が非常にいいので立ち位置的には悪くないです。 いつも通り人海戦術で轢いていきましょう。
【他デッキとのマッチアップ】
とにかく不利かつ環境にいるのはアブザン探検(アマリアコンボ)。
環境にいないけど明確に不利なのはラクドスサクリファイス、アブザンパルヘリオン、セレズニア天使あたりでしょうか。
他デッキとの有利不利はこんな感じ(私見なので当てになるかは疑問です)。
【明確に有利】
ロータスコンボ、アゾリウスコントロール、クイントリウスコンボ、不屈の独創力
【微有利】
緑単信心、奇怪な具現、5Cニヴ、黒単無駄省き、青黒コントロール、ボロスヒロイック
【五分】
イゼットフェニックス、ラクドス吸血鬼、魂込め系、青白スピリット、ミラー
【微不利】
ラクドスミッドレンジ、ロータスコントロール、グルールミッドレンジ
【不利】
アブザン探検、ラクドスサクリファイス、アブザンパルヘリオン、セレズニア天使
【わからん】
赤単アグロ、赤単(グルール)果敢、魂剥ぎ
大体立ち上がりの遅いコンボ&コントロール系デッキには有利。この辺りのデッキにはきちんと勝っておきたいですね。
他にもキーカードがノンクリーチャーだったり精霊への挑戦で攻撃を通せるデッキだと有利を取れます。
不利なデッキの傾向としては①除去が多くクリーチャーを捌かれがち②バリューで負けるようなミッドレンジ系③こっちより早く成立するコンボ④ライフゲインの絡むデッキ ですかね。
アブザン探検が全部兼ね備えてる…
現状の環境での立ち位置としてはアブザン探検に弱いですがそれ以外はやれるレベルです。
【デッキリスト&概要】
カードプールはサンダージャンクションの無法者(OTJ)まで。
デッキリストは逐次手を入れているので画像&ファイル埋め込み形式で失礼いたします。
デッキとしてはクリーチャーを横並べして殴っていくスタンダードなアグロ&ウィニーデッキ。
他アグロ系デッキとの差別点として、《スレイベンの守護者、サリア》を始めとした束縛系カードを自然に入れられる点でしょうか。また、部族・人間で固めている為《魂の洞窟》もうまく使えますね。
カードの解説はサラッとしていきます。
【各カード解説】
メインボード
【クリーチャー採用カード】
1マナ域
1マナ域は3種×4枚+キテオン。内訳を弄るのはともかく、1マナ域の枚数自体を減らすのはオススメしません。
《不屈の護衛》:サリアやエーデリンを守れればかなり有利になりますが、1~2ターン目はあまり気にせず出していきましょう。護衛しても追放に対しては無力なので注意。
《有望な信徒》:サイズアップ能力のある1/1/2。解呪効果はエニグマ相手とかなら使いますね。それ以外ではかなりコストが重い…
《徴兵士官》:割と新しめの1/2/1。サーチ効果はコストが非常に重くのしかかりますが…あるだけ助かる時もあります。使うのはミッドレンジ~コントロール相手。
《アクロスの英雄、キテオン》:条件を満たすとPWに変身する1/2/1。滅多に変身しませんが、いざ変身した時はかなりリターンの大きいカードです。
1マナの伝説を複数積みするのはリスクが大きいので1枚で。これだけアリーナに実装されていないのでエクスプローラーには入れられません。
2マナ域
2マナ域はサリアとサリアの副官が確定で4枚。他は光輝王の野心家か銅纏いの先兵をデッキに合わせて合計4枚(現状先兵を4枚でいいと思います)、残りは好みでどうぞ。
《スレイベンの守護者、サリア》:いるだけで多種多様なデッキを縛れる最強クリーチャー。戦力としてもパワー2かつ先制攻撃持ちなのでそれなりに強いです。人間デッキの中核を担っている存在。
伝説ですが何としても引きたい+除去ですぐ落ちるので4枚。
《サリアの副官》:人間デッキの中核を担っている存在その2。横並べを強化するウィニーデッキに非常に向いたカードです。
小テクって程でもないですが、変わり谷を自身から出したマナでタップ状態でクリーチャー化するとカウンターを乗せられます。変わり谷を含む3マナの時にやりましょう。
《銅纏いの先兵》:横並べ強化要因その2。副官と比べて優れている点は後出しした人間も強化される点。副官より弱めなクリーチャーだとは思いますが、それでもカードパワーはあります。
《封じ込める僧侶》:踏み倒しメタです。主な対象としてはラクドス吸血鬼の血王ソリン、アブザン探検の諸々、イゼットフェニックスのフェニックス蘇生あたり。要不要の差が激しいのでメインに投入するかは人によりけり。
《勇敢な旅人、ケラン》:攻撃すれば大体アドを取れます。不要な土地なら弾けばよし。白単人間にはあまり入れないカードではありますが、サイドから婚礼を全抜きしたのでなにかしら中長期戦に備えたくてピン差し。個人的に好みなのもありますが。
3マナ域
3マナ域はエーデリンを4枚。粗暴な聖戦士や救出専門家、PVとか番人とか有力候補は何枚かいますが、この辺の塩梅はかなり人によりそう。とりあえず採用しすぎると動きがもっさりするので程々に…
《輝かしい聖戦士、エーデリン》:戦闘能力もトークン生産能力も一級の人間のエースカード。タフ4は信用が置けたり置けなかったり…
人によって3枚に減らす人もいますが個人的に4枚推奨。結構除去されるので…(場に残ったら人間側の勝ちに直結するので当たり前)
攻撃誘発で出て来るトークンは婚礼やキテオンの「〇体以上のクリーチャーで攻撃した場合」の条件に含まないので注意。たまに相手に聞かれるので答えられるようにしておきましょう。
《選定された平和の番人》:コンボデッキが増えてきたのでお試し採用。
普段なら気軽に投げれて飛行持ちのPVを優先するのですが、思った以上に手触りは良かったです。でも他3コスも十二分に強いので、この枠は適宜変わりそう。
【クリーチャー以外の枠】
《精霊への挑戦》:案外通るマッチアップが多いので投入。変わり谷は無色だから対象外。防御的に扱うこともままあります。特に《轟音のクラリオン》を弾けると気持ちいい。このカードも要不要が激しいです。
《失せろ》:範囲の広い除去。2マナ除去はいくつかありますが、メインから入れる都合上一番範囲の広い除去であるこれにしています。メインに除去が失せろ1枚は流石に少ないかも…
【土地】
《変わり谷》:インスタントタイミングでの除去が無い相手に特に強く出れる1枚。それ以外の相手にも弱いということは無いので4枚固定でいいと思います。
《皇国の地、永岩城》:実質スペルとしても扱える土地。手札に2枚来て困ることは…稀にあります。でも2枚でいいかな。
《アーデンベイル城》:継続的に人間を生成できる土地。以前は2枚投入してましたが、魂の洞窟をデッキに入れる都合上平地の割合が減りアンタップインしづらくなるので減量。
《魂の洞窟》:コントロールを泣かせる為の土地。ノンクリーチャーな呪文をやや唱えづらくなりますが、白単人間が使う可能性のあるノンクリーチャー呪文はほぼシングルシンボルなのであまり支障はないでしょう。
2枚しか入ってないのは単に持ってないだけです。早く4枚にしたい…4枚にしたら平地1枚アーデンベイル城1枚を削るでしょう。
《平地》:好きな絵柄を選びましょう。お洒落所。
サイドボード
《ポータブル・ホール》:アブザン探検や赤単や魂込めなど軽めのクリーチャーが中核なデッキが多いので4枚。
《封じ込める僧侶》:追加で踏み倒しメタ枠。ただメインでちらつかせると間違いなく相手も警戒するし、サイド後追加で入れたことが無いので差し替え予定。
《失せろ》:は追加で除去枠。やっぱり一番壊せる範囲が広いので信用が置けます。
《安らかなる眠り》:定番の墓地対策。今の墓地利用デッキはイゼットフェニックスだけだしRIPだけでは止まらないので入れ替え枠かも。
《救出専門家》:コンボデッキ以外には強いカードです。サリアや僧侶はもちろん副官でも先兵でも一定の強さは保証されています。
《痛烈な一撃》:赤単やグルール想定でピン差し。まだ赤系に遭遇しておらず感触は不明です。
《傑士の神、レーデイン》:青白コントロールやロータス系にINする用です。このデッキ唯一の非人間。
不採用枠
今回はデッキに入れなかったカード達。
《万神殿の兵士》:ニヴなど多色デッキが多いなら入れるかも。
《内なる空の管理人》:能力を起動してられる環境ではないので不採用。
《光輝王の野心家》:内なる空の管理人を入れるなら他カードを削ってこっちではあるが不採用なので。メインの僧侶やケランを減らして入れてもいいっちゃいい。
《粗暴な聖戦士》:番人により除去の前に縛って出させない形を取っているので不採用。
《運命的不在》:無駄省きなどエンチャントが主軸のデッキが都合上失せろの方が優先。
《石の宣告》:クリーチャー限定かつソーサリーなのは環境的に向かい風。
《邪悪を打ち砕く》:タフ3以下のクリーチャーが多い環境のため不採用。
《婚礼の発表》:ラクドスミッドレンジなどの有効な相手が減ったため思い切って全抜き。他の方のリストでも結構採用していないケースが増えましたね。
《耳の痛い静寂》:イゼフェニへはRIPよりこっちなんじゃ…と思ったり。ただ帳簿裂き連打には弱い。悩み中。
【サイドボード入れ替え方針】
力尽きたため更にフワッといきます。
ラクドス吸血鬼
in:《救出専門家》×2《失せろ》×2
out:《選定された平和の番人》×2《精霊への挑戦》×2
ラクドスミッドレンジと比べて継戦能力には劣るがインパクトは強いデッキと言う感じですが、基本的なサイドボード方針は変わらず。
イゼットフェニックス
in:《安らかなる眠り》×2《ポータブル・ホール》×4《救出専門家》×2
out:《封じ込める僧侶》×2 《選定された平和の番人》×2 《銅纏いの先兵》×4
サイド後なら相手の帳簿裂きに触れやすくなります。
アブザン探検
in:《ポータブル・ホール》×4《失せろ》×2
out:《勇敢な旅人、ケラン》×1 《銅纏いの先兵》×1《精霊への挑戦》×3
とにかく不利です。苦しい。サイドボードにも特に特効カードは無いので改善もしない。
5Cニヴ
in:《救出専門家》×2《失せろ》×2
out:《封じ込める僧侶》×2 《選定された平和の番人》×2
サイド後から全除去が追加されても80枚デッキなので引かずに終わるケースままあり。メインもサイド後も変わらず殴り切って勝つのは変わらないはず。
無駄省き
in:《救出専門家》×2《失せろ》×2
out:《封じ込める僧侶》×2 《精霊への挑戦》×2
手札は本格的なハンデスが来る前に使い切っていくぐらいの勢いで行きましょう。
サイド後は除去が増えて黒単ミッドレンジみたいになります。
青白コントロール
in:《救出専門家》×2《傑士の神、レーデイン》×2《失せろ》×1
out:《封じ込める僧侶》×2 《精霊への挑戦》×3
相棒カヒーラだとサイド後押されるケースがありましたが今現在だとあんまり見なくなったのでサイド後も有利。
ロータスコンボ
in:《救出専門家》×1《傑士の神、レーデイン》×2《失せろ》×2
out:《封じ込める僧侶》×2 《精霊への挑戦》×3
あんまり語ることが無いぐらいには有利。一応サイド後の一時的封鎖を割れる様にした方がいいです。
ラクドスミッドレンジ
in:《救出専門家》×2《失せろ》×2
out:《封じ込める僧侶》×2 《精霊への挑戦》×2
婚礼を抜いた為サイド後の勝率が悪化。こればっかりは仕方ないですね。
魂込め
in:《ポータブル・ホール》×4《痛烈な一撃》×1
out:《封じ込める僧侶》×2 《精霊への挑戦》×3
飛行は止められないのでポータブル・ホールで除去するしかない。ただ相手の方が除去豊富なのでグダりやすい。
【終わりに】
カードパワー的に高いデッキという訳ではないですが、環境的には悪くない立ち位置のデッキです。
残念ながら次のブルームバロウは人間のいない次元が舞台なので強化は見込めませんが、エーデリンや粗暴な聖戦士、信徒や婚礼などの中核パーツがスタン落ちして組みやすくなるでしょう。
アグロデッキを握ってみたい人にはオススメです。魂の洞窟以外はそれほど(MTG比)高いデッキではないはずだし。
デッキ内容はまだまだ改良が必要ですね…とりあえずサイドボードの封じ込める僧侶を何に変えるか考えます。
この記事は自分の思考の整理も兼ねて書きましたがこの…内容の薄さよ!精進します…
今度はEDHで使っているデッキの紹介記事でも書こうかな…ところでチャンピオンカップ公式ページの予選通過者リストが中々更新されなてないんですけど大丈夫でしょうか?本当に権利獲得してる?