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ことし(2025)の年賀状デザインのお話
こんにちは!デスケル広報部です。
2025年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も年賀状を作り、各所へお送りさせていただきました!
いろいろ考えて丹精込めてデザインしましたので、せっかくなのでプロセスを紹介したいと思います!
他の制作物と同じような段階を踏んで作っているので、デザイン依頼の際の参考になりましたら幸いです。
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アイデア出し
制作は、「miro」を使ったアイデア出しから始まりました。
デスケルのメンバーを集め、ワークショップの体を取りながらアイデアの共有を行います。
面白い年賀状のデザイン例を集めたり、その場でアイデアをスケッチしてみたり。自由にアイデアを膨らませていきました。
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アイデアを収集するのも目的の一つですが、「年賀状を作りはじめるよ!」というメンバーへの周知や、制作方針に対する緩やかな合意形成の場でもありました。
この様子はデスケルのYouTubeコンテンツ「はなきん」でご覧いただけますので、興味がある方はぜひ!
アイデアの収束
たくさんのアイデアが出た後は、それをどう形にするか考えます。
この段階ではメンバーを絞って、デザイナーとディレクターの2人で作業を進めました。
当初は「ヘビ」や「巳」に関連した言葉遊びを軸に具体化するアイデアを練っていました。しかし意外と形にすると伝わらなさそうで、なかなか決定打が見つかりませんでした。
なので、「デスケルらしさ」と「巳・ヘビ」を感じられることを条件に、まずビジュアルを詰める方針をとりました。
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ここでヘビモチーフのしめ縄が縁起物を引き連れるというアイデアが出、蛇らしいビジュアルを持ちながら、デスケルの伴走型の仕事スタイルともリンクしており、うまくまとまりそうな気配がしました。
なので、この案をベースにさらに深掘りしていきます。
デザインのブラッシュアップ
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モチーフの質感や要素の取捨選択、レイアウトの調整を繰り返し、デザインにブラッシュアップをかけていきます。
この時点で紙製の蛇が文字や縁起物、「2025」を巻き込む構図は出来上がりました。
デザインの世界観を補足するためのキャッチフレーズもこのタイミングで作りました。
案の検討にはAIも活用します。もう少し展開案が欲しい、と思ったところでChatGPTに現在の案を伝え、さらなるバリエーションを提案してもらいました。
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最終的に、「運と幸せを巻き込んで、ことしも共に伴走します」という言葉に落ち着き、調整をかけたビジュアルと合体して紙面のデザインは完成です。
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印刷・加工
当たり前ですが年賀状は印刷の工程が入るので、ここにも工夫の余地があります。
アイデア段階では、脱皮を表現したり、鱗状のエンボス加工を施したり、長くなっているとかヘビーなものでできている、といったおもしろ加工案が出ていましたが…
入稿スケジュールとの兼ね合いもあり、最終的には数字部分に箔押し加工を施すことにしました。
ヘビは「鏡」や「お金」など光り物に関連があるので、シンプルながら縁起の良さを強調できたかな、と思っています。
このようなプロセスを経て、無事に2025年の年賀状をお届けすることができました!
今回はデスケルの若手デザイナーが制作を担当し、ノウハウを共有したり、これまで試せなかった表現にチャレンジする場としても有意義な取り組みとなりました。
普段の制作も、このようにプロセスを大切に進めています。
この流れがなにかの参考になれば幸いです。
それでは、改めて本年もどうぞよろしくお願いいたします!