家具のプロが選んだ「家具が活かせる家」人生をタノシム家-D'S STYLE その後の暮らし#123後編
この記事は後編です
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「家具が活かせる家」だというのは
もう十分知っていました。
こだわりのオーダー家具店 Baum Order Furniture を営み、和泉市青葉台Funpモデルハウスとのコラボも実現したYさん。 D’S STYLEに惚れ込んで建てたという夫妻と二人の子供の賑やかな4人家族の暮らしぶりをお伺いしてきました。
家具のプロ、本気で家をいじる。
妻:離れの天井につけている照明用のレールの付け方なんかにも主人はこだわっていましたね。私と担当スタッフさんは「白がいい」っていうのに、主人は「黒だ!しかもよくある+型じゃなくて、×型につけたい!」と自分でやっちゃってました。
夫:やっぱりバッテンでしょ?このあんまり見かけない感じがいいんです!
妻:そういうノリで「Baumで創れるものは、全部やる!」っていうスタンスで家をつくらせてもらったんですよね。2階のカウンター部分も主人がアイアンを溶接してガラスをはめて、窓をつくってくれたんですよね。
夫:初めは手すりか何かを創って取り付けようとも考えたんですけど、「どうせなら他の人がなかなかマネできないことをやっちゃおう」と、アイアンのフレームを創って窓にしたんです。
妻:主人は「ふつうじゃないこと」を選ぶのが「ふつう」ですから(笑)
夫:カウンターの足下にゴミ箱とかを置きたいけれど、下から見えるのは格好良くないでしょ?だから下の方はすりガラスにして、すっきり見えるようにしたんです。でも、取り付けが大変でしたね。結局グラインダーではばきを削って、はめたんです。
妻:もうこの人、まったく躊躇なく削るんですよ。友だちは家に穴をあけるだけでも抵抗感を感じる人がいるのに(笑)。
色んな家族の色を受け入れる器がある。
妻:収納が少ない家ですけど、置けないから自然とモノを少なくするようになりますね。家のスタイルに見合ったものしか買わなくなり、「これはいらない」とあきらめがつくようになるんです。
夫:引っ越す時にも、相当たくさんのモノを捨てましたね。冷静に整理すると「使わないもの」って本当にいっぱいあるんです。
妻:強制的にミニマムなライフスタイルがはじめられるのも、D’S STYLEのいいところかもしれませんね。でもこの家、カーテンはないんですよね…主人がキライだというので(笑)
夫:カーテンって、どうも生活感が出るのでイヤなんですよ〜。
妻:困ったこだわりもありますけど、住み心地は快適ですね。
夫:秋や冬もすごく温かいんですよね。ストーブやヒーターの効きがよくて遮音性もしっかりしていますよね。
妻:子どもたちが走り回って遊んでも、叱らなくてよくなったのも嬉しいですね。あとマンションの頃は、日当たりが悪くて朝でも寝室などは真っ暗でした。ここは家の中でも、日当たりもよくて植物が喜んでいるのがわかるんですよ。今後は、庭で野菜を育てたり…もっと「森」っていうくらい植物を植えてみたいですね。
夫:ほんとにD’S STYLEは色んな家族の色を受け入れられる家だな、っていうのは、住んでみて改めて実感しています。
▶これから建てる人へヒトコト。
じつは巾木が 出っ張っていない家って、
すごくいいんです。
家具を創っている目線で言うと、じつは巾木が出っ張っていない家って、すごくいいんです!普段、家具をお届けしていても、巾木のせいで壁にぴったりくっつけて置けない家って多いんですよ。…実は僕もマンション時代は、巾木が邪魔で勝手に剥がしちゃったんくらいです。だから家具から見ても、スッキリ置きやすいのはありがたいんです!あと、壁の下地はどうするか迷ったら、必ず入れましょう。きっとD’S STYLEの家を楽しみはじめると、入れておいてよかったと思える日が来ます!
DATA:2021年9月完成 │ 大阪府和泉市 Y様邸
3.5×5.0 PLAN+ハナレ │ Style@HOME / BASIC