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小学生向けワークショップ「IT で SDGs を達成しよう!」

はじめに

10 月に山陽新聞社様主催のイベント「おかやまキッズプログラミングアワード 2022」が開催されます。
高度なプログラミング技術を持つ「天才発掘」ではなく、プログラミングによって社会を生き抜く思考力・行動力・プロデュース力を含めた総合的な「人間力」を育てることを目指しています。

今回はそんなプログラミングアワードに向けて、二日間にわたるワークショップ、「IT で SDGs を達成しよう!」を山陽新聞社様主催で開催しました。1 日目は SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに地域課題の解決方法を考えるためのノウハウを指導し、2 日目は 1 日目で考えたアイデアをプログラミング作品にする方法を個別指導するほか、感知センサーやAR(拡張現実)を使った技術を紹介しました。

概要

【1 日目】2022/07/23 目標「テーマを決める」

1.ブレインストーミング

ブレインストーミングの様子

数グループに分かれて①自分のしたいこと、②現代社会における課題を一緒に考え、①で②を解決する方法を考えていきました。最初はみんな緊張していましたが、アイスブレイクなどを通して積極的に発言してくれるようになりました。小学生ならではの面白い発想も飛び出し、楽しみながら活動できたと思います。

2.発表
ブレインストーミングで出たものから各々のテーマを決め、それを発表してもらいました。その後大学生がそれぞれのテーマに対してアドバイスをし、実現に向けての方向性を決めていきました。

【2 日目】2022/07/24 目標「IT で SDGs を達成するための一歩を踏み出そう!」

1.技術体験
Raspberry Pi や AR、WHILL などの技術を体験できるブースを用意し、スタンプラリー形式で回ってもらいました。小学生だけでなく保護者の方々も興味津々で参加してくださいました。紹介する際には各々のテーマに関連付けて教えてあげることで、テーマに対する具体性を想像させることができたのではないかと思います。もっといろんな技術や機械に触れてみたいという感想もたくさん頂けました。

2.演習

参加した小学生による発表の様子

実際に各々のテーマに対して今できること(HTML&CSS、Python、Scratch)などを紹介し、実際に手を動かしてもらいました。小学生にとっては少しハードルの高いものかと思っていましたが、中にはほとんど完成にまで至った人もいて、小学生の集中力と吸収力には圧倒されました。最後には数名に前に出て発表してもらい、他の参加者がどんなことをしているのかにも興味津々の様子でした。

協力してくれた方の感想、意見

【Frontier School 内田奏社】
小学生の皆さんが自由な発想で楽しく課題解決しようとする姿が印象的でした。自身のやりたいことと地域課題を結びつけ、粘り強く探究した経験は将来大きく役立つことと思います。今後もこのようなイベントが広く社会に開かれて開催されることを期待しています。

【Frontier School 早瀬光】
小学生が自分の「やりたい!」を地域や日本の課題を踏まえながらテーマを決めるということは、中々できることではないと思います。小学生の活発な姿や堂々と意見を言ったり質問をしたりする姿を見て自分もまだまだ成長しなければならないなと感じました。またこのような機会があれば参加したいです。

まとめ

今回 DS 部として小学生と関わるイベントをすることが初めてで、未熟なところも多々ありましたが、Frontier School の助けもあり、無事イベントを完遂させることができました。今後このようなイベントがあった時には、今回の反省点を生かしてより良いものにしていきたいと思います。

主催

山陽新聞社様

参加者

関本 敦 准教授
 
内田 奏社(Frontier School)
早瀬 光(Frontier School)

高山 悠太
熊谷 素生
下川 宏武
伊藤 一葉
加藤 竜一
宇津 駿介
岡村あすか

著者

高山 悠太

備考

おかやまキッズプログラミングアワード:岡山県内の小学生を対象に実施するプログラミング大会

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