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【DSAL Interview】W's所属 ねぎま選手

 RAGE Shadowverse 2020 spring 王者に輝いたのは記憶に新しいねぎま。実はDSALではseason1 シーズンファイナルに出場していた(当時の所属はSTY)。あのシーズンファイナルから約半年...進化を重ねる男 ねぎま の強さに迫る。


1.はじめに

 日頃からDigitus Shadowverse Amateur League(以下、DSAL)をご愛顧くださり誠にありがとうございます。DSAL運営組織委員会です。今回はDSALを外から楽しんでもらうために、こういったインタビュー企画を催しました。コロナウイルスの影響でオンラインコンテンツの需要が高まるなかで、我々DSALも皆様にさらに楽しんでいただけるコンテンツ作りを目指していきたいと思いますので、是非これからもよろしくお願いいたします。

 さて、記念すべき第1回目のインタビューはねぎま選手です。

ご存知の方も多いかと思いますが、前回のRAGEの優勝者です。今回のRAGEでもプレーオフに進んでいます。

しかし、輝かしい成績を残した前回大会RAGEのつい3か月前に悔しい結果に直面していました。今回はそんな彼の強さの源、BO9への想いに迫りたいと思います。

【選手実績】
 RAGE:2020 spring 優勝
                 2020 summer プレーオフ準決勝進出
 DSAL:Season1 準優勝(STY)—シーズンファイナル出場
     Season3 2勝1敗(5/16現在)


2.RAGE優勝を経て


—今回はインタビューに応じていただきありがとうございます。

「こちらこそ、よろしくお願いいたします」

—ねぎま選手といえば、DSALではシーズンファイナルや前回シーズンにはゲスト解説で来ていただいたりと縁のある選手だと勝手に思っています(笑)

「そうですね(笑) また呼んでいただければと思います。」

—ありがとうございます。さて、まずは遅くなりましたがRAGE優勝おめでとうございます!

「ありがとうございます!」

—私共も、シーズンファイナルからすぐの優勝だったので正直びっくりしました。

「そうですね、自分でも今年の目標に世界大会出場を掲げた後すぐの優勝だったので驚いています。」

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前回大会 アマツエルフや潜伏ロイヤルといったデッキを駆使して見事RAGE王者に輝いた。

—RAGE優勝の三か月前、DSALではシーズンファイナルに出場されていました。当時は STY│Leek としての出場でした。

「なつかしいですね(笑) 当時はSTYというチームで決勝の舞台に立ちました。残念ながら負けてしまいましたが...」

—しかも対戦相手は現在ねぎま選手が所属しているW'sということで、まさに因縁のチームに移籍したわけですね?

「そうなりますね(笑) DSALのシーズンファイナルがオフラインだったこともあって、そこでのつながりからRAGEの調整を手伝ってもらったこともあり、W'sに移籍しました。」

—私共としてもそうしたつながりの構築に役立てているのは嬉しいことです。

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 2019年12月21日。惜しくもシーズンファイナルでW'sに敗れたSTYのメンバー。(左) Leek (左2) Yuki (中央) you (右2) 数ニトラ (右) 梟

—我々もすごく印象に残っているのは、Yuki選手とLeek選手、you選手が最後まで会場に残って悔し涙を流していたことですね。

「泣いていたのはYukiさんですけどね(笑)」

—そうでした(笑) 私ももらい泣きしそうでした。

「でも当時は本当に悔しかったですね。あの敗戦もあって、もっと強い選手になりたいとどん欲にシャドバに取り組むようになりましたね。」


3.競技シーンの違い


—なるほど、あの敗戦を通してシャドバに対する取り組みなどで変わったところがあったということですか?

「そうですね。今までは競技シーンがBO3だったこともあって、2クラスの練度さえあげていれば最低限競技シーンで戦うことが出来ましたし、実際僕もその意識で練習してきました。」

—それがDSALでは違ったと。

「そうですね、DSALでははじめて5リーダー制を経験して、そこから様々なデッキタイプを試してみるようになりました。Tier上は高くないけど環境に合っているデッキを発見出来たり、対面にTier3以下のデッキが出てきた場合でもある程度の対応が出来るようになったりして視野がかなり広がったと感じています。」

—特にUCL以降は明らかに環境で立ち回れるデッキが増えましたもんね。そういった経験が代名詞でもあるアマツエルフや潜伏ロイヤルの発掘に貢献したかもしれませんね(笑)

「そうだと思います(笑)」

—ねぎま選手にとってズバリBO9の楽しさはどこだと思いますか?

「様々なアーキタイプが競技シーンに登場するところだと思います。今では環境上位の機械BやAFNmも初期の方ではまだ5thリーダーになるかどうかのレベルだったので、いずれ化けるデッキを発掘できるところが面白さのひとつだと思います。」

—たしかに。AFNmは今ではBO3の最警戒デッキですもんね。

「BO9では外せないデッキになってきています。」

—そういえば、今節はねぎま選手がSeason3で使用して出場していた自然ウィッチを今節は持ち込んでいませんね。

「そうですね。今言ったようにAFNmが第2ラウンドの時点では採用するチームもあれば、採用しないチームもある状態でしたが、レートや特にRAGEの配信卓の影響もあって評価を上げていったのが一番の要因だと思います。」

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今シーズン2度自然Wを用いて出場しているねぎま選手。
 ねぎま選手出場の配信卓 vs PaR戦はこちらから。


—AFNmは今後も注目のデッキですね...他にはどうですか?

「そうですね。あとは投げ順を考えられるところが面白いと個人的に感じています。BO3だと4通りしかないので(笑)」

—なるほど。投げ順も勝敗を分ける重要な部分ですよね。

「はい。5リーダーとなると頭だけで投げ順を考えるのは到底無理です。どのデッキを投げれば一番勝てるのかをその時のチームの残りデッキと相手チームの残りデッキから考えなくてはならないので奥が深いなと感じてます」



4.強くなるためには...


—話は変わりますが、Ratingsのほうでもかなり数をこなしていると聞きました。1日どのくらいシャドウバースをプレイしているんですか?

「多い日には12時間くらいですかね。本当に忙しい日とかは一度も触れない日もあります。」

—12時間!?半日やっていて疲れませんか?

「疲れます(笑)」

—そうした部分が王者に輝いた所以なのかもしれませんね。

「あとは考え方の部分も大きいと思います。potwasherさんが仰っていたことなのですが、「マリガンがゲームで一番大事だから時間をかける」「中後半より序盤で特に考える」「90秒使わないうちは練習が足りない」「上達するにはとにかく迷ったらスクリーンショットを撮って振り返る」という部分すごく大事だと思います。」

potwaherさんのTwitterアカウントはこちらから。


—なるほど。確かにねぎま選手はテンポよくプレイするというよりかは1ターンごとにしっかりと時間を取って考える慎重なプレイヤーである印象がありますね。

「大舞台になればなるほど考える余裕がなくなってしまうので、普段から頭で考えることを重要視しています。」

—そうした日々の練習がしっかりと実を結んでいるので意見に説得力があります。私も日頃から90秒使って考えながらプレイすることを心がけます!

「あんまりやりすぎると遅延行為なので気を付けてください(笑)」



5.今シーズンに向けて


—今シーズンはグループ見てみてどうですか??

「失礼かもしれませんが、正直1stシーズンが一番きつすぎて地獄そのものだったのでまだグループ運には恵まれている方かなと思います。今シーズンは抜きんでたグループがない印象です。」

—なるほど、今後対戦したいチームとかありますか?

「そうですね...Qwert・SRG・Vier・GOSはやってみたいですね」

—どこも強烈ですね...GOSとは一度対戦していますね。

「一度どころか2シーズン連続で同じグループでした(笑) 負けた印象が強いのでリベンジしたいですね。」

—確かにそうでした(笑) 



—今シーズンはW'sに移籍して初めてのシーズンとなります。

「前所属のSTYは解散してしまったので、今期は新しい挑戦ですね」

—ズバリ今シーズンの目標を教えてください!

「もちろん優勝です」

—力強い言葉ありがとうございます。

「一度目の前で優勝をもっていかれてますからね。持っていかれたチームにいますが(笑) 二度目の優勝に貢献したいです。」

—最後にDSALに一言お願いいたします。

「プロのチームはもちろん注目を浴びていますが、アマチュアのチームでも負けず劣らずの実力が備わっているところが多いと思っています。そのアマチュアチームが活躍できる場を与えて頂いてとても素晴らしい企画だと思っています。運営を続けるのは大変だと思いますが、これからも頑張ってください!応援しています!」

—ありがとうございました!また配信にも遊びに来てください!


6.終わりに

 今回はねぎま選手にインタビューしましたが、強くなるためにはどんな練習が必要なのか、どんな考え方が必要なのかを短い時間でしたが探ることが出来ました。今後もこうしたインタビュー記事を作成したいと思いますので是非お楽しみに!次はもっとロングインタビューしてみたいと思います!


文責・Clara