【院長必見】退職にまつわるウソ
こんにちは。池田です。
今回は、退職にまつわるウソについて、退職を申し出されたらどうしたら良いか、についてお話ししていきたいと思います。
先日こんなツイートをしました。
フォロワーたった45名程度の弱小ですが、1週間で3000以上のインプレッション、フォロワー数を超える「いいね」が集まりました。
多くの方が共感していただいたんじゃないでしょうか?
この内容について解説と退職に関する考えについて話をしたいと思います。
基本的には退職理由はウソです。
本当に止むを得ない場合をのぞいて、基本的に退職理由を聞いたときの内容には「ウソ」があります。
理由は、「円満に退職をしたいから」
いくら「嫌い」になっているクリニックでも退職の時に全部の不満をぶちまけて退職するほど気の強いスタッフの方はいません。「業界は狭い」なんてこともほとんどの方がわかっていますから、できる限り「穏便」に終われせたいわけです。
退職の申し出をされたらどう対応したら良いのか
①話を聞く。受け止める
②慰留する
③退職に関連する手続きをしっかりする
①話を聞く。受け止める
退職を言い出したスタッフは、すでに心は決まっています。退職理由を聞いて、「なんで?○○したら、退職しなくても良いじゃない??」と言っても全く効果がありません。
基本的に退職を覆すのは無理ゲー。
話を聞き、話を受け止めることに徹しましょう。
②慰留する
なんらかのトラブルがあったスタッフでも、医院に貢献してきたことは事実。今までの貢献の感謝を伝える意味でも、慰留しましょう。もちろん、新しいスタッフより、慣れたスタッフの方が仕事のパフォーマンスは良いわけですから、退職しないことに越したことはありません。
ただ、「辞めるって言ってくれてよかったなぁ〜」なんて正直に感じることもあるはず。
それでも、私は慰留をした方が良いと思います。
理由は2つ。
①円満に退職してもらうため
②残るスタッフへの影響を少なくするため
①円満に退職してもらうため
スタッフ「やめます」
院長「わかりました。退職時期はいつですか?」
退職は少なからず、クリニックに対する不満があるはず。勇気を振り絞って退職を伝えたにもかかわらず、あっさり受け入れられてしまったら、「やっぱり私って必要とされてなかったんだ」なんて思われてしまいます。
先ほども言ったように退職意思は決まっていますが、残りの引き継ぎに影響が出ては困ります。
退職の申し出あったら、どうソフトランディングしてもらうか、院長の腕の見せ所だと思います。
②残るスタッフへの影響を少なくするため
通常引継ぎ期間がありますから、数ヶ月は「退職するスタッフ」「残るスタッフ」が共存します。「退職直前までスタッフに言わないでくれ」と言ったって、必ず漏れます。もちろん退職の意思表示を伝えたときのやりとりも・・・。うまくいかなかった時には他のスタッフにも不信感大。連鎖退職させないためにも、院長の対応には注意が必要です。
③退職に関連する手続きをしっかりする
話を聞き、慰留したが残念ながら退職が決まった場合。
最後まで円満に退職まで進めるようにしましょう。全ては今いるスタッフを不安にさせないため。
退職日、就業規則に関する退職のルール、有給消化、退職金、離職票の提出、健康保険の有効期間など多くの手続きが必要になってきます。ここで手続きが滞ったり、不備があるとと必ずスタッフにわかります。しかし、多くのクリニックが退職の手続きについては無防備。万が一、不備があった場合、これを機に、退職に関する手続きを見直した方が良いでしょう。
以上です。
いかがでしたでしょうか?
退職は院長が一番気持ちが落ち込んでしまうイベント。
ただ、このイベントで落ち込んでしまうのはスタッフも同じです。スタッフを不安にさせないためにも、院長の手腕が問われるイベントでもありますので、ぜひ気持ちを引き締めて望んでください!!