11月26日は「いい風呂の日」!今年注目の温泉地と温泉地選びのトレンドを検索データから探る!
[アナリスト:古川 泰地]
最近、気温がぐっと下がり、温かいお風呂がとても気持ちよく感じられる季節になりました。そんな中で、「家のお風呂では物足りないな。どこか温泉にでも行きたいな」と思うことはないでしょうか?今回は、11月26日の『いい風呂の日』にちなみ、今注目されている温泉地と温泉地選びのトレンドについて検索データを用いて分析してみました!皆さんの冬の旅行計画に役立てていただけたらと思います。
2024年に検索数が増えた温泉地は?
昨年と比較して、今年検索数が増えた温泉地を見ていきます。具体的には2023年の8月〜10月と2024年8月〜10月の検索数を比較して、検索数の伸び率をランキングにします。なお、偶発的な要因で伸び率が大きくなってしまうことを避けるため、2023 年の検索者数が一定数以上のスポットに絞っています。
山形県の温泉地が特に直近で検索数を伸ばしているようです。この結果を見て、検索伸び率No.1の白布温泉に行ってみたくなってしまいました。ここで白布温泉の検索結果画面を見てみましょう。
Yahoo!検索では生成AIがテーマに沿って提案する観光モデルコースや、ジャンル別のおすすめスポット、該当エリアの概要などの観光情報などを確認できます。モデルコースを参考に温泉旅行の計画を立てることで、新たな温泉地の魅力を見つけられるかもしれませんね。
そのほかの地域においても、検索から要因を特定することは困難ですが、注目が高まっている温泉地を明らかにすることができ、上図の10箇所は特に注目の温泉地と言えそうです。
カテゴリ別の検索者数伸び率!オールインクルーシブがトレンドに!
続いて、以下のようにAIを用いて温泉関連の検索ワードのカテゴリ分けを実施し、カテゴリ別の需要の増減を確認してみましょう。今回は9つのカテゴリに検索ワードを分類しました。
カテゴリに分類し、2023年と2024年での検索数で比較した結果が以下になります。
特に宿泊先サービス関連のワードの検索数が大きく増加しています。今年の宿泊先選びはグルメや観光スポットが充実しているかだけでなく、宿泊先のサービスが充実しているかが観光客の重要な視点となっているのかもしれません。
では、宿泊サービスの中で、どのような需要が高まっているのでしょうか?検索データを用いてより深掘りしていきます。
宿泊サービスの中で検索数において極めて強い上昇傾向を示していたのが、「オールインクルーシブ」です。
上図のように、「〇〇温泉 オールインクルーシブ」の検索は季節関係なく検索数が右肩上がりです。これまでの分析結果を踏まえて、宿泊先でのサービスの充実度は需要を増してきており、特にオールインクルーシブは、直近の宿泊先選びのトレンドと言えそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?最近特に注目されている温泉地は白布温泉、温泉地選びのトレンドはオールインクルーシブであることがわかりました。
ぜひ、本記事を参考に、オールインクルーシブのプラン設定をしているホテルや旅館で温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか!