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それをぬくもりと呼びたい
何故好きなのかも、いつから好きなのかも分からない。
それでもわたしは、黄色が好きだった。
物心ついた頃から、とかそこまで昔の話ではないと思う。ただ、小さい時からプリキュアでいうとカラーが白やピンクのいわゆる"可愛い"に分類されるキャラクターは自分らしくないと思っていた。変身できるコスチュームを買ってもらって家で遊んだ時、自分だって好きなのに友だちの方が似合うなーと思っていた。「こっちがいい!」という友だちに対し「わたし元々あっちの方が好きだからいいよ」と偽って、自ら別のキャラクターを選んでいた。
小さな時から俯瞰することが多かったわたしは、"可愛い"を良いと思う自分は周りからのイメージに反しているだろうと思っていた。だから自分から率先して"可愛い"色を選んだことがない。最初はそれがきっかけだったのかもしれない。"可愛い"色から反すための選択だったのかもしれない。というと黄色に失礼だとも思うけど。良い意味で中性的な感じがして、そんなところが"可愛い"を避けているわたしには良かったのかもしれない。
それだからわたしは、黄色が好きだった。
中学二年生になり、ようやく先輩の目を気にせず背負えた通学用のリュック。
看護学校に入った時、購入した聴診器。
就職に際し、お祝いに母が買ってくれたお弁当箱と水筒。
感染症予防のために職場で装着しているフェイスシールド。
仕事中使用する、ちょっと壊れかけのパルスオキシメータ。
それら全部、全部黄色を選択していた。
わたしの好きな色である黄色は、いつからかわたしを支えていた。違う色でも頑張るけど、それが好きな色というだけでもっと頑張れる。小さなことからモチベーションを高めたいと思う上で、好きな色に集合してもらうっていうことがわたしにとっては割と大きなことだった。
だから、貴方のメンバーカラーが黄色と知った時。
昨年好きになったINIの木村柾哉さんを知っていくうちに、メンバーカラーが黄色であると知った時。
導かれている、呼ばれていると思った。そう思ってしまった。
youtubeにアップされていたメンカラ決定動画を見て、尚更気になった。貴方は何故この色を選んだのだろう。他の候補が挙げられた中でも、黄色に対してまっすぐだったのはなんでだろう。
いつかその理由を知りたいと思った。一回気になったらずーっと気になるから、聞かなかったらそれはそれで後悔すると思った。"いつか"は、今だと思った。
今だと思って聞いた、12/15の特典会。
「あ〜!ね!ピンクとか赤のイメージが多かったんやけど〜、結構他のメンバーも選んでたりしてて黄色が余っちゃってたから😆😆😆ちょっと空気読んで黄色にしたぁ😆😆😆」
と、目がなくなるほどの笑顔でケタケタと大笑いしながら彼は話した。
予想もしていなかった答えで、動揺したというのが正直な感想だった。"君も同じ気持ちであって欲しい"と思っていたけど、なんかどうやら違ったっぽいぞ。と。
わたしのエゴとしては、そこに意味を持っていて欲しかった。アイドル人生を歩む上で自身の象徴となるようなものだし、アイドルである以上一生添い遂げるものだと思うから。そこに対して強欲でいてほしかったし、貴方の思い通りになればいいと思っていた。
でも貴方は、周りのことを考えた上で黄色を選んだと言った。
"優しい"で纏めるにはあまりにもわたしの語彙が拙すぎるけど、それはとても優しい選択だった。わたしのエゴがそれそのものに意味を持つことだとしたら、貴方のエゴは優しさなのだろうと思った。自分以上に誰かのことを考えられる、そんなひとなんだ。優しさの末に出会った色が黄色だったんだ。最初聞いた時は驚いたけど、そうやって考えることも選択としてあるのだと知った。
わたしの大好きな色と、貴方の優しさの色が同じだった。わたしはそれが嬉しくて、自分まで肯定された気持ちになった。好きな色のこと、更に好きになった。好きである理由が増えた。そして、貴方のように優しくなれるかもしれないとわたし自身に期待できるようになった。
一つ、そんな貴方の中でも黄色が特別になったのではと思ったエピソードを。
最近メンバーとUSJに行った貴方は、プライベートメールで購入品を教えてくれた。黄色のキャラクターを購入した理由として「さすがに買った 僕のメンカラだから笑」と言っていた。
最初長けた感情がなくても、過程や経過が黄色を特別にさせたのだろうか。"さすがに"買った、というのがわたしにとってなんか嬉しい言い回しだった。黄色への思いが上書きで更新されている証拠かもしれない、と勝手に思った。きっかけはどうであれ、今は自分の色が黄色!だと思っているような文章が何故かどことなく誇らしかった。そう思うだけで、貴方のカバンについている黄色のヨッシーが飛び跳ねて見えた。それは流石にわたしのエゴすぎるか。
なんか話逸れてしまったかもしれないんだけど、でもこれどうしても書きたかったエピソードでした。嬉しかったの!(このメールを読んで黄色への気持ちが絶対あるはずだ〜と思って本人に聞くと決心したこと、柾哉さんには言わないでください)
大事な色の選択ですら、周りを思った貴方。
自分より他者を優先する優しい貴方。
いつも朗らかで笑顔の貴方。
その笑顔で周りを巻き込み、自分だけでなく周囲をも満開の笑顔にさせる貴方。
そんな貴方はわたしを助けてくれた好きな色のようで、やっぱり黄色は君そのものみたいだ!
そして先日。12/21、21:00。
まさに"君そのものみたい"な動画が上がった。
憂いがあって寂しい瞬間もあるのに、朝日から夕日になりゆく太陽の眩しさのような果てしない希望を感じた。この世界で生き延びたいと心から思った。そんな世界の中で舞っている貴方は、儚くて綺麗で。少しでも触れたら消えてしまいそうなほどなのに、それでもつよい生命力がそこにはあった。紛れもなくそれは、可視化された"光"だった。
情景やサウンドは爽やかなのに、なぜかずっと湿度がある。それはどうしてなんだろう。また貴方に聞いても、予想外の返答をするのかな。それとも、なにか意味があるのかな。でもやっぱりわたしがこう疑問を抱いたこと自体がもう感情を揺さぶられたことへの回答になっていて、強い意味がそこにあると思う。
そう思えたのは黄色の理由を聞いた時と同じような流れがあった時。貴方は動画アップ後にインスタライブをしてくれて、「俺はジャズのつもりなんだけど、みんながコンテンポラリーって言うならそうだよ!」と言ったから。わたしはその時も自分の発信にこだわりを持っていいんだよ、持って欲しいんだよと思ったと同時に、解釈は人の数だけあるのもいいと思った。貴方がそう教えてくれたのだ。
ただ、インスタライブでは主張する意志も見えた気がした。読まなくてもいいようなモヤっとコメントも読んでケラケラと笑う貴方。自分より周りを優先してみんなに委ねる優しさがあるのに、そんなところは一人で果敢に立ち向かっていくから強いなーと思う。強くなくてもいいのに。そんな時こそ、頼っていいのに。優しさを惜しみなく与えてくれる貴方の視界に入るものを、全てあたたかいものにしてあげられないのが悔しい。それと同時に"優しい"と一括りにしてそこに甘えてはいけないことを意識していたい。
また話逸れた気もするけど!貴方が表現してくれる世界をまっすぐ受け止めている時、その世界を純粋に愛している自分は輝かしくなれる。それはずっと、貴方が届けてくれる以上はずっとそうなんだと確信的に言える。それくらい、今日まで貴方を経由して飛び込んできた世界の先で、わたし自身が輝けたから。それはもちろん、貴方が眩しくて仕方ない瞬きで光っていたおかげ。わたしが上を向く理由でいてくれてありがとう!
貴方の動画はこの先、わたしのことを支える要因として欠かせないでしょう。それこそ、今までの黄色と一緒にわたしの背中を押してくれるのでしょう。
今年は正直、これまでで一番しんどかった!と言える出来事が次から次へと起こって。信じられなかった。全然ひたすら悪い意味で。
でも何より貴方に沢山会いに行けたから。貴方が沢山SNSを通して連絡をくれたから。貴方の頑張っている姿を沢山受け取ったから。振り返ってみたら今年楽しかったー!って言っちゃうんだよ。しんどい出来事の上を踏み潰して、全部貴方の思い出が脳内で整列して順番に並んでる。こんな事もあったよ、あんな所にも行ったね。って、まさに連なる思い出は美しい宝物。貴方がわたしの世界を晴れにしてくれたし、いつだってそれが正解だったと思わせてくれた。
そして貴方のおかげで、わたしにとって大切だと思うひとが沢山増えた。Twitterやnoteで出会ってくれた皆さま!そう、今目が合いましたね!これを読んでくれているあなたのことです!
全部貴方のおかげなんだと思うと、やっぱり結論わたしは貴方に何をしてあげられるのだろうと思ってしまうのです。何もしてあげられてないかもしれないけど、だからこそわたしは今日もこうやって全方位に貴方へのだいすきを伝えるよ。
貴方がくれた眩しさ、儚さ、優しさ、強さ、懸命さ、希望、涙、光、努力、夢。それを全部ぬくもりと呼びたいと思った。貴方から頂いたものをおもえば、陽があたらない日もぬくもりを感じるから。
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2024年を一番彩ってくれた木村柾哉さん、沢山沢山ありがとう!
2025年だって、何があってもいつまでも寄り添って生きましょう。だいすきです!