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涙さえも光だった

あの日の眩しさから未だ抜けられず、また文を綴っている。noteはたまに書くから他者に響くのでは?と思いつつ、手が止まらない。
インスタオタ垢の記録でも脳直長文を並べていて、本当はそっちを進めたいのに。時系列に拘っているくせに、まだ9月頭の投稿すら出来ていないから。それでも私の手は、脳は、noteを書きたいという。新鮮なうちにINIを、そして木村柾哉さんを綴らないでどうすると叫んでいる。
だから私は今日もnoteに向かう。INI FAN-CON TOUR [FLIP THE CIRCLE]大阪万博記念公園公演についての忘れたくない記憶を記録✍️



1日目、推しメンは私たちMINIのことをじゃがいもだと言った。
という表現は語弊がある。Brighterの時に涙が溢れそうだったから、堪えるためにMINIのみんなのことを初めてじゃがいもだと思って見ました!ごめんなさい!と言った。ほぼ泣いているような、目がうるうるキラキラのぺしゃぺしゃした笑顔で。
周りのMINIは「私今日からじゃがいもや」「じゃがいもね、よし」「じゃがいもMINI」と口々に言い、自分たちがこの瞬間じゃがいもになった事を即許容していた。推しメンは、ファンのことをじゃがいもだと表現してもそれすら愛おしく受け入れてもらえる人なんだと知った。好きだなーと思った。
初の単独野外公演に、INIみんなぽわぽわしているように見えた。みんな甘噛みしまくっていた。でもそれが、ファンだけでなく本人たちも浮かれている証拠のようで嬉しかった。

初日で印象に残っているのは、推しメンがBrighterラスサビ前あたりでイヤモニを外したこと。
私は旧Jの推しメンが心臓のど真ん中にある時からこの仕草がだいすきで、とても愛おしく思っている。その推しメンは自分がキメるパートの前によくイヤモニを外す。歓声を直に浴びるため、だろう。自分がするパフォーマンスにオタクが湧くだろうと分かっての行動なのか、私はそんな確信犯アイドルが好きでイヤモニを外すたびにキタキタキタ.......!と思っていた。実際会場はドカ湧きしていたし、彼も嬉しそうに、満足気であり得意気であった。
しかし、木村柾哉さんは違った。今回印象に残っているのは、"イヤモニを外すタイミング"だ。なんと彼、Brighterの間奏部分で外したのである。そもそも曲自体がバラードだし大きな歓声が上がるような演出でもない。むしろしっとりうっとりする時間だった。そして特に歌ってもいない間奏部分で彼は、眉毛を下げ涙を堪えながらイヤモニを外したのだ。双眼鏡で彼だけを追っていたのでダイレクトにその仕草とタイミングが目に入り、私は分かりやすくウキウキしつつなぜ今なんだろうと思った。
勝手な解釈になるけど、イヤモニ越しではなく直に会場の空気感、雰囲気と接触したかったのかなと思った。今この瞬間を、出来るだけクリアに。リアルタイムに。触れ合って記憶として残したいのかな、なんて思った。私の耳と彼の耳に、同じ空気の音が聞こえたと思うとなんか途端に特別になった。それだけで空間を抱きしめたいと思った。
デビュー3周年とも重なった日だった。尚更推しメンが感じたことは山のようにあったんじゃないかと思っていたら、翌朝メールが届いた。疲れてるだろうに朝から文章を紡いでくれたこと、たくさんがいっぱいな日々だったこと、昨日が嬉しかったこと、今日が楽しみなこと、それを教えてくれたこと。全部朝からかわいくてあったかいなと思った。

そんな2日目。その日の推しメンは涙を溢した。今日はMINIをじゃがいもに見立てることが出来なかったのか、もしくはじゃがいもに見えていても涙が落ちたのか。そんなことを考えながら彼の涙を見ていた。こんな時も私は冷静で感情に走れないところが残念だ、と思いながら。昨日のじゃがいも発言があまりにもフラグ立っていたから、愛おしさでむしろ少し笑った。ごめんね。泣いちゃったね、愛おしいね、と思ってホクホクして見ていた。(じゃがいもだけに?)
でも推しメンは、その直後のユニットで煌めいた笑顔を見せていた。先ほどまでの涙を、本当に一つも感じさせずに。どちらかというとその姿で私の目は潤んだ。彼の信念とプライドを全身全霊で浴びたような気がしたから。ユニット曲での大好きな振り付け、客席を指差し前に出てくるところがあまりにも輝かしくて、眩しいと言い訳をして少しだけ涙を流した。「輝いてて」のところ、推しメンのパートで、それが何よりも嬉しい。こっちのセリフ〜〜っていつも思ってる。そりゃ眩しいよ。私ってやつは好きなものへの執着がすごいから、数回しか見てないはずの記憶も鮮明で恐ろしい。
そして「息が詰まるようなこの世界で」みたいな歌詞が初めて聞いた日から脳内に染み付いていて、大阪でもやっぱり頭に残った。そんな世界で貴方はどう思うの?息が詰まりながらも煌めきを見せてくれているの?でも残念なことにこの前後を覚えていないから、この歌詞が幸せを歌っているのかが分からない。ユニットコンセプトと曲調的にハッピーを信じてるし、消費者として"息が詰まるような世界"のハッピーエンドという大どんでん返しを求めずにはいられない。分からないからこそ脳内に残り続けるのかもしれない。あ、でも「君の未来照らしていこう」みたいな歌詞もありましたよね。この二つのワードだけじゃ息が詰まる世界に生きていたとしても、こちら側の未来を照らしてくれるみたいな事になってしまい考察が宇宙を回ってしまう。全てをしっかりと解釈したいから音源MVライブ映像全部浴びたい。


そしてやっぱりメントの話をしたい。これ以降のことを忘れたくないから今回noteを書くに至ったのだから。

(挨拶をまとめてくださってる各媒体、ありがとうございますTT)

推しメンはぺしゃぺしゃと音が聞こえるように泣いていた。口をへの字に歪めて我慢していたみたいだけど、溢れるものが止まらなかった。「みんな居場所はここしかないじゃん」と言いながら大粒の涙をぽろぽろと落としていた。
正直、すごく綺麗だった。この世に推しメンしかいないと思うほど。視覚的にも聴覚的にも、推しメンにしかピントが合わなかった。
貴方の居場所は、きっとどこにでもある。それでも世界の真ん中を"ここ"にしてくれたことが、何にも変えられない大切だと思った。それはメンバー全員に言えることで、そう思うとこの瞬間も空間も全部かけがえのないものすぎて、そんな奇跡に溺れ続けたいと思った。
1日目か2日目かは忘れてしまったんだけど、メンバーにキレてしまったこともあったみたいな話をしてたとき。みんな否定するかな?と思ったけど、懐かしんだ顔をして頷いているメンバーばかりで。泣いてる推しメンの横でその愛くるしい表情のみんなを見た時、貴方が葛藤した日々も、そのままぶつかった時間も、全部無駄じゃなかったことがお手本のように証明されていると思った。貴方が泣いている時、手を差し伸べて抱きしめてくれる"居場所"にいることが、貴方のことを好きな人間として心から嬉しくて誇らしかった。私はそんな姿を見て、声を殺しながらも引くほど泣いた。そんな時も、泣いてるのを知られたくないからこっそり泣いていたり。うわ〜いつぶりに泣いてんだろ涙活すぎとか思ってる自分もいて、いい加減に感情を得ろ。と思った。

推しメンのメントが終わったあと、良い意味で流れを変えるために笑わせてくれたり面白い話をしてくれるメンバーのメントが続いた。推しメンは一瞬舞台袖にはけたと思ったら、両手にタオルを握って帰ってきた。右目の涙は右手のタオルで拭いて、左目の涙は左手のタオルで拭いている姿がもう本当に本当に本当に本当に愛おしすぎてありえなかった。なんかこれに関しては上手いこと言い換えたりとか出来なくて、直球そのままで愛おしかった。リミッターが外れてしまった涙腺のせいで止まるわけもない涙を無防備に流し続け、口をへの字にして両手にタオルをぎゅうっと持って、まるで全神経がそこにあるような。そんな時彼にはなにが見えているんだろう、と思った。でも泣き疲れで放心状態になっている時すらも、客席をきょろきょろと眺めていて。そんな姿を見て、やっぱり貴方のそういうところがだいすきだなと確信した。どこまでも優しく、でも、ファンの心情に貪欲だった。



多分これ以上ないよ〜って思いながら公演を終えたはずなのに、ダブアンイントロが流れた瞬間ここ8年くらいで一番泣いた。
いや、誇張とかではなくほんとに私はそのくらい泣かないのだ。最も、掘り下げる部分はそこではないので割愛。
メントであれほど想いが溢れたのは、沢山のことが重なったからだと思っていて。映画とか。ね
そういうことを考えながら聞いていたから、受け手の私も尚更涙腺の紐を緩めてしまったところがあって。映画撮影期間当時の彼にはまだ出会えてないから、全然知らないし知ったことも言えない。でも今知っても、貴方の多忙さは沁みて伝わるし。しかも(本人的には恐らく)ファンがどう受け取るか不安な内容なんだろうし。それらによる怖さみたいなものが全部表情に見えていて。じゃがいも(仮)を見ても泣いてしまうほどだったんだろうから相当乗っかってるものが大きかったと思う。計り知ろうにもその大きさは本人にしか分からないから、多くは詮索しないけど。最も彼は、そういうものを見せないようにしたい気がするからその流れに乗る。冷たいと思うひともいるかもしれないけど、これが私なりの優しさなのだから仕方ない。好きなひとが抱えるものを好きなひとのために見ないふりするって、やっぱり好きじゃないと出来なくない?照

特に"君がもし夜に迷えば その時は僕に言わせて"の部分が頭と耳にすとん、と入ってきてその瞬間私の全てが涙で流れていった。
今まで推しメンに対して、幸せでいてくれたらいいなと膨大に、でも抽象的に思っていた。でもその歌詞を飲み込んだ時、推しメンにとって"そう"ありたいと思った、んだよね。まさに今回メントで見た表情を知って、勝手に「夜に迷った日」を考えてしまったから。幸せでいて、と願うより私が幸せまで導きたいと思った。この叫びが届くといいと思った。オタクとして貴方に還元出来るならそれ以上の話は他にない。私は私のことを一生誇って生きていけるかもしれない。貴方のおかげで自分も強くなれる。どこまでもそう思わせてくれるひとだ。だからもし、貴方が夜に迷うことがあるなら。そんな時は、黄色いMINIを探してほしい。それだけで伝わるかな?

君の夜が私の言葉で明けるほどは烏滸がましいから望まないよ、でもね。夜が明るくなるきっかけに少しでもなれたら。私たちファンの存在や想いが、貴方の活力の一部になれたら。少なくとも私は、とっても嬉しい。
だから今日もそう願って、ありったけの想いを伝えようと思う。どうしようもなく君が好きだということを、こんなにも君に惹かれてしまっていることを。





考えても考えても貴方のことはなんとなく分からない。それでも、書いても書いても書きたい事が溢れ出てくるひとって初めてで。分からないからこそ、貴方のことを思い考えながら綴る日々が止まらないんだろうなとふと思う。
どうしても好きは確実で、その好きを組み立てるために言葉が走ることをやめない。
なにも分からなくても少しでも分かった気になりたいし、私は貴方の存在や居場所を大事に守り続けたい。
貴方が望むのならじゃがいもにだって、ペットにだって、その辺の草にだって、電球にだって、王子様にだって、何にだってなれると思う。っていうか、なりたい。ちょっとラインナップ良すぎたかな?ごめん、図々しかったや
愛の先、まだ見えないけど今君を想っている時間が全てだから、今日も貴方のことを考える。





愛で出来た特別な存在


また、木村柾哉さんへの好きが積み重なったよ。ファンコン本公演完走おめでとう!おつかれさま☺︎

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