モンスターペアレントにならないために。
先週末、娘の運動会が行われた。
1歳3歳でシンガポール移住した
娘たちにとって初めての日本の運動会。
私たち親にとっても
自分たちの思い出ぶりの運動会。
組体操は高学年の目玉出し物だったけど
5年生の長女が出ると分かった時は
心配になった。
身長の高い娘は土台をするんだと
張り切っていたけど、頑張れ!より
脚痛くならないかしらと心配になる。
次女曰くママは心配の塊、らしい。
シンガポールでの運動会は
個人競技がメインだった。
日本の様に大玉転がしや玉入れ
組体操の様なチームプレイは少ない。
だから、応援合戦もとても新鮮で
楽しく観戦させてもらった。
チーム分けするのも4色で
学校全体を4つに分けて戦った。
だから、日本の様にどちらかが勝ちで
どちらかが負ける、というスタイルでは
なかったのも大きな違いだ。
何よりの違いは、事前練習の多さ。
団体競技が多いからかもしれないが
とにかく練習が多いと感じた。
暑い中通し練習を2日位やっていたので
運動会当日の朝は、既に日に焼けて
疲れてる様に見えた。
そこまでやる必要あるのか?というのが
正直な感想だった。
抜かりなく練習した発表は
それはそれは素晴らしかった。
こどもたちの成長を感じて感動もした。
ただ、それが誰に向けられた物なのかを
考えてしまった。
それでも当日こどもたちは
やる気満々で登校して行ったので
過干渉と言われたらそうなんだろうが。
モンスターペアレントと言われる
親の気持ちが、子どもが学校に
通う様になって正直、良く分かる。
シンガポールでの学校では
改善して欲しい、意見を伝えたい
気持ちが強すぎて
英語もままならないのに
オフィスにアポイントを取って
よく出かけて行った。
英語を喋ると途端に小学生以下に
なってしまうので、全く戦闘力は
なかったのだけど。
(そもそも、話し合いであり
戦闘力は必要ないと冷静になると分かる)
最近は娘たちにまず
相談する事にしている。
これは伝えた方が良いかどうか。
98%必要ないと却下されるので
だから、だんまりしている。
私の尊敬している方が
子どもの教育現場をより良くするために
学校への親の理解、協力が不可欠だと
仰っていて、そりゃその通りだと
少しハリネズミ状態だった頃の
自分を反省した。