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眼瞼ジストニアと誤作動記憶

両方の目が開けづらい、瞼が下がる、痙攣するなどの瞼の不快感の症状で来院。恐らく病院で診断されるとすれば、「眼瞼ジストニア」が疑われる症状。40代女性の方で、以前、別の症状で通院されていました。症状は2週間ほど前から続いているとのことでした。検査をすると、患者さんが訴えるように、開眼させる動作で陽性反応、眼瞼上部のエネルギーブロック(EB)が確認できました。

両側の眼瞼上部の筋肉系をEBとして検査と調整を進めると、原因となる誤作動記憶は過去14年前の記憶に関係していました。その後、目をしばしばしていた症状がなくなったので、「どうですか?」と尋ねると、「いいです!」とのことでした。それ以外にグループに関係する納得いかない事柄が関係しており、その背後にあるご自分が大切にしている「こだわり」を認識してもらうと陽性反応が消失。それに伴って、施術前の目の周りの不快感がほとんど消失していた様子でした。

2週間ほど前からの症状なのに、なぜ、14年前の記憶がジストニアの誤作動信号に関係していたのでしょうか?正確な因果関係やメカニズムは定かではありませんが、PCRTの施術では珍しくないことで、身体が示す陽性反応に従って、施術を進めていくと、良い結果が得られ傾向があります。通常の理屈では、症状が生じるその時点で何らかの誤作動の記憶がないと辻褄が合わないのではないかと思われると思います。しかしながら、脳の記憶は複雑で時空を超えて、過去や未来の誤作動記憶とつながるように感じています。

ジストニアやイップスなどの症状は、発症後、早期に施術を行えば、早く改善されることが多々ありますが、施術後に改善が確認できていても、何らかの原因でぶり返すこともあるので、自分では気づかない、生体エネルギーブロックの検査と調整を予防的、あるいはメンテナンス的に受けられることが理想です。

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