医の中の蛙(2) カタパルト・オツカ
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ぼくらは #SNS医療のカタチONLINE と称するYouTubeをやっている。2020年の3月にはじめたからそろそろ1周年だ。
この企画では、基本的に、2週間に一度くらいのペースで、医療者や医学研究者をお招きして、講演をしてもらう。
ゲストに10~15分くらいの短い、ちっちゃい講演をしてもらって、そのあと10~15分くらい、SNS医療のカタチのメンバーが感想を言ったり質問をしたり、要は中年男性っぽくイチャイチャからんで終わる。
そこそこ評判がいいので安心している。
この企画は今後も続けていく予定だ。おもしろいからね。
ところが我々を駆動する12気筒エンジンであるところのオツカ(あだ名)は、「まだできるな」という感覚を持っていた。
オツカ「これさー、座談会とかもいいんじゃないかなあー」
ヤンデル「座談会? おっ……いいね」
彼の独特の、「全方向に配慮した間延びする声」は、いつもぼくらのジグソーパズルをうまいことサコッと埋める。
なるほど座談会か。
ひとりがしゃべってみんなで聞く、だけじゃなくて、ってことね。
オツカ「それもさー呼ぶならさー、医者とか医療者に限らず、医療について考えている人たちをもっと幅広く読んだらいいと思うんだよー」
ははあ視座を増やすわけだ。
けいゆう「いいですね。いいですよそれは」
ほむ「賛成でぇーす」
というわけでぼくらは基本的に表面的に瞬間的に仲が良いのであっという間に開催が決定した。
これからはYouTubeで、講演だけじゃなく、座談会もやるのだ。
第1回のメンバーを提案したのは、いけいゆう。
ぼくはひそかに、YouTubeの最中、イケメンとけいゆうをあわせて「いけいゆう」と呼ぶことがあるのだが、誰にも気づかれておらず浸透もしていない。
だからここでこっそり書いておく。誤字ではない。
いけいゆうはこう言った。
「 #deleteC ががんばってるんで、立役者のお三方を呼んで話をしてもらったらいいと思うんですよ」
なるほどね。deleteCはすごいよね。あれほとんどテレビだもんな。
現役テレビマンである藤マッツ(あだ名)と、元テレビマンであるオグニン(ポケモンの発音で)がゴリッゴリに運用してるんだもんな。すごい爆発力だよな。
ほむ「ぼくはどうしようかなあ……がんの話は専門じゃないからさあ、あんまりしゃべれることないかも。」
ヤンデル「いいんですよほむはほむで。ほむのままで。オリジナルほむで。ほむだからいいんですよ。ほむ的にあることがほむ」
ほむ「ヤンデル先生はやさしいからなー」
ヤンデル(何遍いうんだ、ってツッコんでくれないのか!)
オツカ「でもさーやっぱりそういうの、外から見てるのと、実際に渦中の人にしゃべってもらうのとでは、わかり方も違うし解像度も段違いだと思うんだよー」
けいゆう「そっすね」
ヤンデル「いいね。テレビがどうとかじゃなくてね。実際に聞いてみたいね」
ほむ「うーんよしがんばる」
オツカ「でもぼくその日学会だね。みんなよろしくね」
けいゆう「おい」
ヤンデル「おい」
ほむ「ほむ」
※註:「オツカ」の由来はこちらです。
(続く)
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