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曹洞宗の大本山「永平寺」を訪ねる(1)

 以前に、ほししいたけが日本の文献に初めて登場したのは『典座教訓(てんぞきょうくん)』とお伝えしました。この書物の著者は道元禅師(どうげんぜんじ)、鎌倉時代に中国から禅の作法を伝えた曹洞宗の開祖です。
 曹洞宗の大本山は、福井県にある永平寺と神奈川県にある總持寺と2つあるのですが、今回、福井県永平寺町にある永平寺を訪ねることができました。

 福井駅から、えちぜん鉄道に乗り永平寺口駅で下車、そこからは京福バスで永平寺に向かいます。お土産物屋さんの並ぶ門前町を通ると、大本山永平寺が見えてきます。ゆっくり歩いて10分ほどです。

えちぜん鉄道 永平寺口駅
永平寺に到着
永平寺杉に囲まれた永平寺

 訪問した9月29日(旧暦の八月二十八日)は道元禅師の「ご征忌(ご命日)で、法要が行われていました。

毎年この時期には一週間にわたり法要が執り行われるそう

 永平寺は寛元二年(1244 年)、坐禅修行の道場として開かれました。以来800年近く、道元禅師が中国から受け継いだ「正伝の仏法」を伝える修行道場として、僧侶の育成と一般への布教活動を行っています。

 さて、道元禅師とほししいたけとの関わりとは? 次回、ご紹介いたしますね。


 


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