メイン機をMacBook Pro M1 MAXからM4 MAXへ変えてみて
年末にメインの仕事PCをMacBook Pro M4 MAX(メモリ48GB、ストレージ1TB、通常のディスプレイ)に移行した。
それまではM1 MAX(メモリ64GB、ストレージ1TB)をこの発売当初くらいから使っていて、3Dのレンダリング、少しエフェクトやフィルタをかけている動画の編集については少しもたつく感じがあるにはあったが、基本的にはまだまだ全然ストレスを感じる程では無かった。ただ、ChatGPTを使う頻度が増えて、全てを起ち上げっぱなしにして数日連続で作業をしていると、さすがに全体の挙動がいろいろとおかしくなるので、再起動しないといけなくなったり、という感じにはなってきていた。
そのタイミングでM4が発表になったので、ある程度、色々な人のインプレッションを参考にした上で、償却もほぼ終わるタイミングなので思い切って購入した。
基本的なキッティングが終わるか終わらないかのタイミングでレギュラーのお仕事が本格化してきたので、ちょうど色々試せるということで、思い切ってM4で作業をすることにした。
ちょうど、ウェブのグラフィック、雑誌のエディトリアルデザイン、飲食店のVI、動画編集と、バランス良く案件が入っていたので、それぞれでのM1との比較ができた。
まずXDでの作業。もともとサクサク軽いので体感的にはそんなに差を感じない。気持ちより拡大縮小したときの切れが良いかなと言う感じだが、これはある程度想定内だ。
エディトリアルでは基本的にInDesignでレイアウト、ロゴ的なものや少し複雑なグラフィックはIllustratorをメインに、たまにPhotoshopも。画像の色調補正やリサイズ、プロファイル変換などはPhotoshopで行うので、最低でもこの3つは常に起ち上げっぱなし。見出しやタイトルも考えることもあるので、その際にはChatGPTにもヘルプしてもらうのでこちらも開きぱなし。おや?っと思った言葉なども(日本語以外でも)ChatGPTに投げて確認したりする。
このエディトリアルをやっている間は、1週間ずっと全て起ち上げたまま即対応できる状態にしているので、マシン負荷が結構高くて、M1だと途中でどうしても特定のアプリの挙動がおかしくなったり、かたまったりして再起動せざるを得なくなることが増えていたのだけれど、M4ではそれが今回に限ってはなかった。
InDesignやIllustratorではそこまで差を感じないが、Photoshopの変換作業については体感でもある程度早くなった感じはする。ただリサイズとプロファイル変換くらいなのでたかが知れているが。それでも大量の画像変換になるのでトータルでは時短効果がでているのではないかと思う。
ロゴとそれにともなうレギュレーション、告知ポスター、マーチャンダイズ(アパレル)などのVIではほとんどIllustratorを使うが、こちらはそこまで大きな恩恵を受けていないように感じた。今回作業したグラフィックではそこまで複雑なものがなく、Photoshopでの重たい加工もなかったので、XDでの作業とかわらない程度の差で、まぁこんなところか。
そして今回一番早くなった!と感じたのは動画編集だった。これはある程度予想できたことだが、体感的にこれだけサクサク動くとやっぱり嬉しい。
15秒程度の動画と5秒程度の動画5本くらいの作業量で、ProResをそのまま編集したのだけれど、フィルタをいくつか当てた程度ではプレビューでカクつくこともなく、なにより書き出し時間がかなり短くなったという印象。
動画編集のメインにはDavinci Resolveをつかっているので、もともと軽快に動く方ではあるのだけれど、それでも体感的に早いと感じた。
ざっと簡単ではあるけれど、ほぼまる1ヶ月、繁忙期にM4を使い倒してみた感想でした。
ただし、これらはあくまで体感的なもので、数値で測定した差ではないので、参考にされる方はその点をご了承下さい。