「9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ」感想、激熱。
ネタバレ注意!
あ”~やっぱバトル展開はええわぁ…アツイ…。
9-nine-シリーズ3作目、はるいろはるこいはるのかぜを完走した。
前作に引き続き、俺が友人3人に配信という形で計4人プレイ。本作は前作以上にストーリーをガンガン掘り下げており、二転三転したのであらすじを書くのが正直メンドクサイ。
ので、面白かった要所のみストーリーを簡単に書く形で行く。4点挙げていこう。
じゃあまず1点目。
蓮夜が純粋に良い奴。こんな友達良いよな…。
蓮夜率いるリグ・ヴェーダに翔が潜入したシーン。リグ・ヴェーダは主人公たちと対立する組織で、その主犯格は如何程か…
と思えば、リーダーの蓮夜はバチバチの厨二病かつ仲間とフライドポテトをつまむのを夢見るかわいい奴だった。あれぇなんかシュタゲでこういうキャラ見たことあるなぁ!?
翔の熱弁に感動して少佐演説始めたり、ウキウキしてソフトドリンク5種類混ぜたり。かわいいな。
しかしその後与一を入れてリグ・ヴェーダを再編し、再び主人公たちと対峙するが、どうやら完全に敵対する訳でもないことが後に分かる。
あくまでも与一に従うだけ。蓮夜自身は偶然出会った翔に攻撃はせず、与一の暴走を止めてほしいと静かに暗示する。
蓮夜は与一が天涯孤独なことを気にかけ、「腐れ縁」だけで彼にお供する。主人公サイドからすれば敵なのだが、何か憎めない。そんな魅力が蓮夜にある。
…このシーンをやって思い出したのが、一番付き合いの長い友人から言われた言葉だった。少し前、小学生時代の昔話に花を咲かせていた時だ。
「クラス全員にお前の考えが否定されようが、何なら全世界が反対しようが、俺はお前の考えに絶対についていく。それだけお前は他のクラスの奴とは比にならんくらいケタ違いに面白い奴だ。」そんな内容だった気がする。
流石に与一ほどでは無いが、僕は当時非常に浮いていた。だからこそ、与一と蓮夜のコンビは何か僕に重なるものがあった。
ほんまコイツら…よい…
次2点目。
希亜かわいい。天元突破。
いやね、1作目2作目で既に「かわよ…」となってたけどさ。「クールな一面が多いからそろそろエグイギャップ出してくんね~かな~」と思った矢先にコレよ。猫にデレデレはまずいて。刺さるわコレは。
本作はストーリー上ヒロイン4人と主人公の団体行動が多く、その分ヒロイン同士の掛け合いが多い。つまり、希亜がボロを出す。
こういうクールキャラがあたふたするの大好き。もっと慌てろ。
また、春風と希亜のコンビが思ったより噛み合ってて面白かった。
春風のネガティブ思考に対して本音をストレートに言えるのは希亜(限定的な出番だとゴーストも)だけで、しかも春風がどうなりたいのかを分かった上での希亜の発言だから一押しをする力になる。
春風も、同士にグイグイのめり込む性格が希亜の頑固さを徐々に柔らかくしていくのが良い。お互いが趣味で好きに振舞えるからこそ、噛み合ってるんだろうか?
そういえば、nineはそれぞれのパッケージヒロインと仲良くなるだけでなく、次回作のヒロインとも仲良くなる展開になっているような。所謂橋渡しって奴なのかな?いや~次が楽しみ。
さて3点目。
vsイーリス、激熱決戦。
正直これだけで飯が食える。やっぱさ、バトル展開はおもしれえ~~~んだわ。
与一たちの緊急参戦、徐々に明らかになるイーリスの戦闘能力、主人公の能力覚醒、そして春風の本気。短い戦闘シーンの中で、ドンドン戦況が目まぐるしく変わっていくのがとにかくハラハラした。
あとBGMが素晴らしくカッコいい。コーラス付きだぞこれ。とんでもなく盛り上がるに決まってる。
遂に戦闘が終わった時、あまりにも余韻が凄くてしばらく動けなかった。ホント、激熱展開は最高だ…
最後に4点目。
春風の心が少しづつ成長していくのが良い…。
実際には能力による自己変化なのだが、二重人格を持つキャラってどう描くんだろうって初めは思っていた。
気が小さくて大人しい性格と、大胆不敵で女王のような性格。前者が素で、後者は対人向き。でも、ネガティブな本性があるからこそ、「逃げ」を具現化したのが女王の性格というのは皮肉なもので。
だから、イーリスに立ち向かう翔と希亜の説得が後押しになって「翔様」から「新海くん」に呼び方が変わるのが胸に響いた。心から「逃げたくない」という意思がはっきり表れていたし、普段ならやらなかった司令塔ポジションを担っているのが良い。
でも、これを機に女王の性格を捨てるのではなく、どちらも私自身と考えて使い分けると割り切っていたのが「ああ、本当に克服したんだな…」と春風の成長を実感出来た所だった。
1作目とも2作目とも違う展開だけど、それぞれヒロインの特徴を引き出してて面白いし全然飽きない。このまま最後の4作目まで突っ走るしかねぇ。
そして4作目は遂に希亜がメインヒロイン枠…遅かったじゃないか…。
あ、そうそう。春風先輩、えっちなシーンにぶっちぎりでパワーバランス傾けすぎだ。都のドスケベ大納言を上回るドスケベ右大臣って友人から命名されていたぞ。
あれはやべぇ。予想の斜め上を攻め過ぎて最早笑ってたぞ俺は。卑しか女ばいってレベルじゃねえぞ。
4作目感想に続け。