Goethe B1 ドイツ語検定試験 私がやった試験対策
お絵描きばりぐっど君に「ゲーテドイツ語B1のスピーキングの模様」っていうタイトルで絵を書いてもらったら、このカバーみたいな絵をくれたので笑っちゃったw
2023年7月22日に、ゲーテのB1を受けて、目出度く受かりました。
A2を受験したのが2023年の1月30日だったので、約半年の勉強で受かったことになります。
一言感想を言うなら
しんどかった~~~~!!という感じです。もっとゆっくり進めて行ってもよかったなと思った。
1年でB2とか取ってる人、頭の構造どうなってるの?天才の所業なのに、ネットを見てたらやたらと沢山いるから戸惑うよ。凡才な私にとっては、半年でA2-> B1だけでもこんなに大変なのに。
フルタイムで働きながらかつ日本在住で2年以内にC1とりました!みたいな天才の所業ばかりがインターネッツに溢れているので、凡才の私が時間をこねくり回してやった勉強方法をここで公開するよ。
私のスペック
- フルタイム勤務(7時間勤務、でも実質そこまで忙しくない)
- 子供は一人、2歳
- 道の向かいに義理母が住んでいて、平日は毎日保育園お迎え~18時まで、土日は16時から18時まで息子の面倒を見てくれる
- 夫がダブルワークをしているので、平日は寝かしつけを毎日私がやる
- 土日は夫が寝かしつけ担当
これね、普通に勤務している人はここまで恵まれた環境では勉強出来ないと思うのよね。
これを踏まえての勉強時間は、だいたい毎日3-4時間(+Ankiをしながらの散歩1時間を除く)。
(Ankiは育児の合間や仕事の合間にもちょこちょこやっているから時間にカウントしていません)
こないだ書いたNoteとかぶるところもかなりあるんだけど、やった勉強についてまとめて紹介します。
毎日のルーティンワーク
これはB1の試験対策というよりも、一生ドイツ語を勉強するということを念頭に入れて、ずっと続けていくべきだと思っているので、別カテゴリでここにつらつら書いていく。
AnkiDroid
前回も書いたけど、Anki 最高です。
もちろん、自分でも分からない単語が出てきたらちょくちょく自分用のドイツ語デックに入れるようにしてるんだけど、それだけだと足りないので、人の作ったシェアデックを使わせて貰った。
B1_Wortliste_DTZ_Goethe のデックはマジで神。これ、ゲーテが公開しているB1の語彙2500単語を、表と裏(ドイツ語 -> 英語、英語 -> ドイツ語)でそれぞれ勉強出来るように作ってくれています。しかも、例文付きなので「これどうやって使うの?」ってなった時にそれを一緒に確認することが出来る。
あと、ニーナさんに「やっておいた方がいい」とオススメされたFeste-Ferbindungen のデック(動詞とセットになっている前置詞のリスト)も作って、一通りやった。
デックシェアしてあるので良ければ活用してね。
Duolingo
これも前回書いたね。
ここで出てくる文章、「いや何このシチュエーションww言わんやろww」っていう感じの文章が多いんだけど、意外と活用できる場面が多いんよね。
mit dem AutoとかEr ist … gefahren とかがスラスラ言えるようになったのはDuolingoのおかげ。前置詞+格変化とか、男性弱変化とかを繰り返し練習できるのって本当にありがたいのよ。
何回も何回も出てくるから、sprechenで話してて詰まった時とかに、Duolingoで出てきたフレーズに助けられてる。
試験前は少し少な目にしていたけど、私はだいたい「Daily Questを完了するまでやる」を目標にやってた。だいたい朝15分、夜15分の30分前後くらい。
logo!
logo! というのは、ドイツのテレビ局の ZDF の子供向けチャンネルであるZDFtivi がやっている、子供向けのニュース番組。毎日更新されている。
これのいい所は
- 子供向けの番組だから、しんどいニュースがほぼない (戦争の話題とかはちょっと取り上げたりはするけど、殺人事件などの事はほとんどとりあげない)
- 世界情勢で今起こっている事(今起こっている戦争や、エナジー問題な)をちゃんと取り合げてくれる
- ドイツだけじゃなく、ワールドワイドな話題に触れてくれる。日本の話題も1-2カ月に一回くらい出てくるので嬉しい
- 10分間という区切られた時間
- 最後に天気予報を出してくれる
前回書いたNote で、「動画を最後まで見るの難しい」って言いましたけど、5分聞いた時点で正直飽きてきます。正直めっちゃしんどいです。
でも、これを見ることで「大人なのにニュースの一つも見てないのってどうなの?」という自分のコンプレックスも解消してくれるので、毎日頑張って見ています。
だいたい、朝ご飯を食べながらぼんやり見ています。ちゃんと見ろよとは我ながら思うけど、これが限界。笑
子供向けの番組だから、語彙は少~しだけ易しめではあるんだけど、それでもB1勉強中の私には理解するのはまだ難しい。けど、難しい語彙が出てきた時には「これはこういう意味です」って解説してくれる&サイトに各ニュースの解説の記事(Endlich verständlich mit den logo) やまとめの動画が置いてあったりする。ありがたいね。全然見てないけど。
今は、「ドイツ語を聞くのに慣れる」という意味で、意味が分からなくても聞いてそれで終わりにしてるけど、B1が終わったらもうちょっとちゃんと内容を理解する為と文章を読む練習の為に、ここの記事を読むようにするのもやるべきだなと思った。
Goethe B1対策の勉強
B1対策としてやったことをここに載せておく
Jiraを使って2週間ごとの計画を立てる
Jira を使った2週間ごとの計画立て。前回書いたので割愛するけど、2週間ごとの木曜日にチケットをレビューして今のスプリントを終了-> 次のSprintを開始、とすることで、B1の試験勉強を始めた2月あたりに、「だいたいこのくらいに試験を受けられるくらいになるだろうな」という見積を出すことが出来た。
危険なのが、アプリ開発にあたって見積りって間違えがちなんだけど、今回も危なかった。最後はかなり駆け足で色々やらなきゃいけない事態に陥ってた。
VHSのアプリ
前もチラッと言ったけど、VHSのアプリ 、超いいよ。
B1の丁度いいレベル感の長文やリスニング教材を見つけるのって至難の業なんだけど、これ一個やれば網羅できる。
レクチャーは全部で12個、だいたい月と連動しているので、VHS的には1カ月で1レクチャーを完了する感じで進めろという事なのかな。
話題が面白いし、実用的。A2の時は、手続きとかの色んなことが上手く行くシチュエーションが多いんだけど、B1になると割とリアルな感じのトラブルが起こる(予約していたハズの荷物がチェックイン時に含まれてなくて「いやいや、予約したし、その時にちゃんと確認したから!」ってクレーム入れたりとか。笑)ドイツ生活あるあるすぎてちょっとしんどいけど。笑
ドイツのリアルを知るにもいいかもしれない。
レクチャーの最後に、クイズというものがあるんだけど、そこではNaslinという人とその一家のドイツでの季節ごとの行事の話をしてくれる(10月はハロウィン、12月はクリスマスとか)ので、それも楽しい。ハロウィンパーティで下の階の住人に文句言われる所とかもドイツっぽいなと思った。笑
進め方は、2週間に1レクチャーのペースで進めていった。12 x 2週間なので、24週間かな。一番最初からぼちぼちやってて、これちゃんと終わったのがテストを受ける1週間前とかだった。結構沢山あるから、早めにやり始めてゆっくり進めていくスタイルだったのが良かった。
Mit Erfolg ÜbungsBuchとTestbuch
Mit Erfolgの ÜbungsbuchとTestBuch をやりました。
Übungsbuch の方は、テストをパート事に、どういう点に注意をしていけばいいかを順番に解説してくれているんだけど、別にやらなくてもよかったかな?とは思った。そんなのは、一回モデルテストを解けばわかるし。
それなら、Prüfungstraining を買ってそっちのテストをガンガン解いてく方が良かったかも。
この2つは、テスト2カ月前からテスト対策の為にやり始めた。
B1 Sprechen 対策会
ドイツ語大好きクラブでSprechen対策会を開いてる。
B1になってからは、プレゼンという要素が増えたのと、パートナーと一緒に何かをやる課題が増えてきたので、一人だとなかなか難しい。
最初の方はグダグダとやっていたんだけど、途中からニーナさんが何回かホストをして下さって、かなりステージを上げて下さった。
参加者の方がグングン上手になっていっているのを見ると、本当に焦るし、ドイツ語の勉強について沢山雑談もしたので、凄く励みになった。
ニーナさんのレッスン
我らがドイツ語アイドルニーナさん、なんとドイツ語コーチングもしていらっしゃる。
最初は、独学でも全然大丈夫かなと思って、彼女のドイツ語コーチングに関しては、それを応援する気持ちはあっても自分が実際に受けるという気はなかった。だけど、上記のSprechen対策会で、一緒にA2の対策会で練習していた方のSprechenがめちゃめちゃ上手で、「え!?一緒のレベルだったはずなのに、どこで差がついたの!!??」という焦りの後、聞いてみたら「ニーナさんのコーチングを受けている」とのことだったので、進研ゼミの漫画のようなスピード感でレッスンを申し込んだ。
結論から言うとめちゃめちゃ良かった!
私は、SprechenのアドバイスとSchreibenの添削を目的に申し込んだんだけど、「こういうトピックの時にどういう話をすればいいのか」という相談や、細かい発音の直しもしてくれるし、随時褒めて下さるから自己肯定感も 爆上がり。
Sprechen って、自分だとどういう点を改善していけばいいのかって難しいし、Schreibenも、B1の語彙の範囲でどういう風に書けるのか、というアドバイスを貰えるので、Schreibenでの自信もかなりついた。
あと、何よりニーナさんは私の推しなので、推しの前でいいかっこしたいという下心も働くので(笑)、頑張れるというのもある。これからもぼちぼち続けていきたい。
余談だけど、B1のSprechen対策会の参加者で試験を予定している方たちが、軒並みニーナさんのコーチングを受けている方だったので、みんなでレッスンの情報共有を対策会の時にしたりしている。笑
B1 B2精読会
ドイツ語大好きクラブで月に一回やっている、DWのTop Themaを精読する会。
精読って、自分ではやっているつもりでもちゃんと出来てない事も多々あるし、ちゃんと分かっていたつもりでも、皆でやると誰かの「これってどうなんですか?」っていう疑問に「全然気に留めなかったけど確かに何でそうなるんだろう?」って丁寧にドイツ語を読む練習になったり、自分が勘違いして覚えていた事が明るみになって直すきっかけになったりする。
ニーナさんが「読むのが早い人というのは精読が早い人」だと言っていたし、これをやっているおかげでLesenを読む時に苦手意識を持たずに読めていると思う。
Goethe公式が出してるモデルテスト
Mit Erfolg は、Hörenのテストがテスト通りにいかない(パート間の間とか)ので、これをやった。
一個目がこれ
2個目もあるんやけど、これがどこにあるのか見つからん。見つかり次第貼っとく
The Language Office
ここのサイト、何者なの?っていう感じ。ゲーテのテストの練習問題が約10個くらい載ってる。
Sprechen対策とSchreiben対策に使った。
勉強してたら、Sprechenの課題ってやりつくしてしまうんだけど、ここにはだいたい10個の練習問題が乗っていたので、おかげで対策会で話題が尽きることなく沢山練習出来た。問題集をやり終わって、同じ課題で何回も準備するのもなぁ~という人はこれをやるといいと思う。
オススメされてたけどやらなかったこと
Deutsche Welle
Deutsche Welle のTop-Thema は勉強方法としてよくオススメされるけど、めちゃめちゃ難しいし文章長いし、週に2回くらいしか更新されないからやらなかった。
精読会の時に読むくらいだったなぁ。
YouTube の動画
気合が続かないのでやらなかった。Easy Germanとか、有名だし話題も面白いし、動画見て学習するのが好きな人は見てみるのがいいと思う。
ゲーテのテスト形式のやつの動画だけは最初の方に見たのと、モチベアップの為にニーナさんが勉強している動画を見たりはした。
Grammatik Aktiv
Grammatik Aktiv、オススメされたしとても良さそうだったけど、半年でやりきるには時間がなかったので今回はやらなかった。とても良さそうなので、B1が終わった今、やりはじめようと思って購入はした。
Italki
やってもよかったかもだけど、なんだか気が乗らなくてオンラインレッスン系は一回も受けてない。レッスンはニーナさんのを受けてたし、実は週に一回ドイツ語の先生やってる友人が生徒を一人引き連れてレッスンしに来てくれてたからいいかなと。笑
まとめ
こんだけやりましたーという私のお気持ち表明!!
しんどかったけど、改めて書き出してみたら、結構色々やってたなぁ。
B1のテストの様子とかも今度ノートに書きます。