20180715 唐松岳・五龍岳(八方尾根〜遠見尾根)
こんにちは!!
おそらく、知っている人はこのタイトルで分かるでしょう。
あ、コイツやりやがったな。
そうです。そのとおりです。
や ら か し ま し た 。
(先に言っておきます)
このコースは本来なら一泊二日。
日帰りなら12時間は覚悟のロングコース。
気合をいれて行ってきましたので、コースタイムとともにサラッとお送りいたしましょう。
気合いを入れて前日入りしたので、まずは草間彌生展に。
なんといいますか、凄いパワーでした。
水玉の主張がすごい。
私は草間彌生さんに対する知識がなく水玉の人ーくらいの曖昧な印象しかありませんでしたが、展示を廻り終わる頃には圧倒されてちょっと泣きそうに。
草間さんの生立ち、生き様、そして今まさに死と向き合っている。
…うん、多くは語るまい。
そして温泉と腹ごしらえを済ませて、早めに黒菱駐車場(八方尾根スキー場)へ。仮眠をとって早朝の出発に備えます。
星目当てでカメラを構えた方々がいらっしやったのでふと空を見上げると、もう数え切れないほどの星!星!(ぽんこつ携帯のカメラでは捕らえられないプライスレス)
3:30、ちょっと仮眠をとったら朝食&トイレを済ませて出発です。
スキー場の登山口だとトイレが綺麗だったり冬でも暖かいのでとてもありがたいです。
さて、敢えてここで先にざっくりコースをご紹介。
八方尾根から登り、唐松岳と五龍岳のピークを経由して遠見尾根へ下山する総行程約12時間のコースです!(ワーイ
真っ暗な中スタートです。
まずはスキー場に沿って登っていきますが、もちろんリフトは動いていません。
リフト横に明らかに登山道ですよーみたいな雰囲気の道がありますが、こちらは遊歩道で行き止まりですのでご注意を。(わたしは間違えました)
向かって左にある、ゲートの道をすり抜けて歩いて行きます。
まあ、流石夏。
歩き始めて一時間もすれば空は明るんできます。
これだけ明るくなってくれば、もうヘッドライトはしまっても大丈夫ですね。
少し開けた先では、ご来光待ちの方々が数名。
デッカイカメラを構えて待機しておりました。
挨拶もそこそこに通過しようとすると…
あっ…!!来るぞ来るぞ…!!!(ザワッ
声に思わず振り向くと、
メキメキと登ってくる太陽…!!!!
エッエッ、ハヤイ!!なんて戸惑うわたし。
ファ〜〜〜〜〜!!!!!!(ご来光
もう、すんばらしい。
ありがとう太陽。ありがとう地球。
朝日に輝くケルンが眩しいぜ。
最高の登山になる予感。
朝日に名残惜しさを感じながらもグングン陽は昇るので先へ進みます🤸
八方池を通過する頃にはもうご来光タイムは終了。
快晴ですー!
最&高
途中で雪が残ってたりすると、去年白馬三山へ登った記憶が蘇ります。
テン泊で一泊したのはいいけども、ちょうどよい場所に山小屋がないので結局猿倉から三山を経由して鑓ヶ岳温泉へ宿泊。(テン泊装備で10時間行動)
なんて思い出が…蘇ったり…
よく考えたら白馬方面、ゴツい登山しかしてないな(((
ま、まあ良しとしましょう!
だってこんなに最高なんだもの〜!!!!
途中、唐松山荘に登山道情報などありますのでチェックです!
唐松山荘のテン場、とても景色が良さそうだけど下の方の人しんどそうだなー…というのが正直な感想。笑
そんなこんなで、ひとまず唐松岳踏破〜!
山荘からすぐ近くなので、さっくり往復30分くらいでしょうか〜
ちょこっと休憩をはさみつつ、先へ進みます。
五龍岳へ向かう途中、ちょいと横歩きする場所も。
カニの横ばいとかこんな感じなのかな〜とか想像しつつ通過。
鎖はしっかり張ってありますので、慌てず慎重に通過しましょう!
しばらくウネウネを進み…(すれ違ったらどうしようかと少しヒヤヒヤしました)
ワーッと開けたかと思えば、
途中、ちょこっと樹林帯を抜けたり。
お花がたくさん咲いてたり。
黙々と歩いていると、五竜山荘へ到着です!
この時で既に10:00。お昼を食べつつ作戦会議です。
ここから五竜岳を往復して12:00。
ロープウェイの最終は16:30…。
そもそも、ぱっと見える山頂は遥か彼方…(画像にも写ってます!一応!)
片道一時間で本当に行けるのかという疑問が湧き上がりましたが…笑
コースタイム的には余裕がなく、あまり迷っている時間もないのでアタック!!
結論として片道一時間で行けましたのでご安心を!笑
後半は岩場ばかりであまり写真を撮ってないので、とりあえず山頂ドーン!
そして山荘へ戻り、そそくさと遠見尾根方面へ下山を開始します!
この頃にはだいぶ疲労が溜まり…
途中の残雪でアイシングをしながら水分補給を更にこまめに行いながら進みます!(脱水注意!)
稜線では風が抜けて肌寒いと感じる場面もありましたが、下り始めればもう灼熱地獄&虫との戦いです。笑
あ、でも遠見尾根はトンボが多く飛んでいて、うっとおしく纏わりついてくる虫は少なかったです。
トンボ様ー!!
しかし一筋縄ではいかない遠見尾根…
見えますか、この画像の小山が。
疲労困憊、よーしあとは尾根を降るだけだ!なんて油断した登山者の前に立ちふさがるピークですよ。
疲れている時に見ると、どのピークよりも高く遠く辛く見えてしまいます…笑
ちなみにこんな感じのアップダウン、最後まで3回くらい続きます。笑
ヒーヒー言いながら下山を続けると、観光客向けのハイキングコースと合流。
各ポイントでこんな感じの鐘が設置されてました。
かわいい!けどもう我々に鳴らす元気は残っていない!笑
一目散に下山です!
そんなこんなで、15:30頃にはロープウェイの駅まで下山しました!
自動販売機のコーラをがぶ飲みし、靴ひもを緩めてベンチに座った瞬間よ…
ありがとう文明の利器。
後半の一時間くらいはハイキングコースと合流して木道や階段で整備された道に出るので、そこら辺でだいぶコースタイムを巻いてこれた気がします。
あとはロープウェイで遠見駅まで降り、タクシーでマイカーまで戻ります。
タクシーは5000円くらいで行けました〜
こんな感じで公共交通機関とかタクシーを活用すると、マイカーでも登山の幅が広がるなあと思いました。
マイカーだと基本ピストンになっちゃいますしね。
下山して温泉で気が付きましたが、日焼け止めを塗り忘れた首、日焼け止めを塗り直す余裕がなかった腕、ノーガードだった頭皮が日焼けでヒリヒリに…
あ〜〜〜、久々の失態…
特に頭皮は皮が剝けるときにフケみたいになるのが嫌なんですよね…。。。
とりあえず帽子を買おうと心に誓った山行でした。