ChatGPTで思考法を学ぼう!~思考法すら考えてもらうという発想〜
皆さん、ChatGPTとの会話で「思考法を使うといいよ」ってよく言われますよね?自分も最近いくつか試してみて、出てきた答えに「すごいな~」と漠然と感心するだけでした。
でも、ふと思ったんです。「そもそも思考法自体もChatGPTに考えてもらえば、とんでもないアイデアが生まれるんじゃないか?」って!
そこで、さっそく試してみました!
最初の質問は、「音楽や絵画、演劇などクリエイティブなことに関する思考法を10個、意味やプロセスも込みで教えて」。
すると、ChatGPTからこんな回答が返ってきました。
【クリエイティブ分野での10の思考法】
逆転の発想(Reversal Thinking)
意味:通常の考え方を反転させて新しい視点を得る
プロセス:例えば、バラードを速く演奏したり、静寂を音楽の一部として活用したり
メタファー思考(Metaphorical Thinking)
意味:あるものを他のものに例えて理解や表現を深める
プロセス:「悲しみ」を「雨の中の一輪の花」として表現するなど
シンキングアウトサイドボックス
意味:固定観念や制約にとらわれない自由な発想
プロセス:従来の舞台セットを使わず、空間全体を活用するなど
アソシエーション(Association)
意味:連想を使って新しいアイデアを導き出す
プロセス:最初のテーマから次々と連想を繋げていく
制約付き創造
意味:制約やルールを設けることで逆に創造性を引き出す
プロセス:使用する楽器を限定するなど
スキャッターブレイン
意味:思いつく限りのアイデアを出して固定観念を打破
プロセス:最初は質より量を重視してアイデアを出し尽くす
疑問思考
意味:既存の前提や常識に疑問を持つ
プロセス:「演劇は必ずセリフが必要か?」など基本を問い直す
シミュレーション思考
意味:実践前に頭の中でプロセスや結果を想像
プロセス:様々な構図や色使いを頭の中で試してみる
ストーリーテリング
意味:アイデアを物語として構成
プロセス:登場人物の背景を詳細に設定するなど
多次元的アプローチ
意味:複数の視点や感覚を同時に考慮
プロセス:音楽と視覚要素を融合させるなど
これは面白い!ということで、さらに実験を試してみました。
次の質問は、「上記の10個の思考法を使い、それぞれの思考法で『秋の夜にキンモクセイの香りを嗅いで幼い頃を思い出す気持ち』を短歌にして」。
なぜ短歌にしたかって?それは、短い言葉の中に奥深い思考のエッセンスがぎゅっと詰まっているからなんです。
そしたら、こんな回答が返ってきました!
【各思考法で作った短歌と解説】
逆転の発想
短歌:「キンモクセイ 香り逆さに よみがえる 幼き日の 遠き秋風」
意味と考え方:通常の記憶が「昔から今へ」と流れるのを逆転させ、現在の香りから過去の記憶へ遡る様子を表現しました。香りによって記憶が逆に辿られていく発想です。
メタファー思考
短歌:「甘い香に 時の鍵見つけ 扉開く 幼き記憶 よみがえる夜」
意味と考え方:キンモクセイの香りを「時の鍵」に見立て、香りが過去の扉を開いて記憶を呼び戻すというメタファーを用いました。香りが記憶への入口となる様子を比喩的に表現しています。
シンキングアウトサイドボックス
短歌:「秋の夜に キンモクセイが 夢となり 遠くで響く 子供の声よ」
意味と考え方:香りが「夢」となり、現実から離れたイメージの中で子供時代の声が聞こえるという非現実的なアプローチです。通常の記憶表現を超え、夢の中の世界を想像しています。
アソシエーション
短歌:「秋風が 香り連れてく キンモクセイ 幼き日の 涙と笑み」
意味と考え方:キンモクセイの香りから連想される秋風や幼少期の思い出を繋げ、複数の感情や情景を融合しました。香りによって連想が広がる様子を短歌で表現しています。
制約付き創造
短歌:「限られた 時に香りて キンモクセイ 一瞬の秋 永遠に刻む」
意味と考え方:「限られた時間」という制約をテーマにし、香りが一瞬でありながらも記憶に永遠に刻まれるという対比を表現しました。制約があることで一瞬の価値が際立ちます。
スキャッターブレイン
短歌:「秋の香り 記憶の糸が ほつれ出し 結んでほどける 幼き日々」
意味と考え方:キンモクセイの香りから次々と連想が広がり、記憶の糸が絡まりほつれていく様子を描きました。連続的でない思い出の紐解き方を表現しています。
疑問思考
短歌:「香りだけ なぜ時を越え 届くのか キンモクセイの 不思議な力」
意味と考え方:「なぜ香りが記憶を呼び覚ますのか?」という疑問をテーマに、キンモクセイの香りの不思議な力を短歌で問いかけています。香りの持つ特別な性質を意識させる表現です。
シミュレーション思考
短歌:「秋の風 キンモクセイに 包まれて 幼き自分 そっと抱きしめ」
意味と考え方:頭の中で幼少期の自分を抱きしめるイメージをシミュレーションし、香りによってその情景が再現される様子を描きました。想像上の体験が現実のように感じられることを表現しています。
ストーリーテリング
短歌:「あの庭へ 香り誘われ 帰る夜 キンモクセイが 道しるべくれる」
意味と考え方:香りによって過去の庭に帰るという物語を作り、キンモクセイが記憶の道しるべとなる様子を描きました。ストーリー仕立てで情景を具体化しています。
多次元的アプローチ
短歌:「柔らかな 風に揺られて 香る花 遠くに響く 子守唄の声」
意味と考え方:香り、風、音という異なる感覚を同時に表現し、記憶が多面的に蘇る様子を描きました。複数の感覚が組み合わさることでより立体的な体験が得られることを意図しています。
これらの短歌は、各思考法に基づいて異なるアプローチで同じテーマを表現しています。短歌を通して、さまざまな視点や感覚が深まると同時に、創造的な発想の幅が広がります。まぁ短歌の出来不出来は考えず(笑)
このように、ChatGPTに思考法自体を考えてもらうことで、想像をはるかに超えた発想が生まれ、私たち自身の思考も大きく進化する可能性を秘めていると感じます。ぜひ皆さんも、自分の関心のあるテーマで試してみてください!
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