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2024年 個人的フロアキラー10選

はい皆様こんにちはDee-Sです。2024年も残りわずかですね。今回は私個人がとてもお世話になった2024年リリース作品でフロアを完全に掌握した「間違いないフロアキラーな曲」を10曲選んでみました。2024年はAfro Houseがメインストリームに躍り出た年だったなぁ、と感じていますが皆様は如何だったでしょうか?自分はBeatport等のショップで売っている曲に加えてFree DL物件も相当漁り散らかしまして、とにかくフロアで機能しまくりな完成度の高い楽曲だらけでDJしていても楽しいし、ダンスフロアに居る皆様の笑顔と「コレ、ヤバい」を沢山感じ取ることが出来ました。それでは早速ご紹介いたします。

Lexa Hill & Young Punx - Kiss Of Life (Lexah Remix)

コレをはじめて聴いた時、「あれ?SADEって大のHouse嫌いじゃなかったっけ?よくOK出したな??」という感想が真っ先に出まして。はい、言わずもがなSADE - Kiss Of LifeのAfro Houseアレンジで御座います。そしてこの曲はもう好きすぎてリリースからDJの際には毎回プレイする最高 of 最高な曲で御座います。言わば昨今のAfro Houseのトレンドだと割とダークサイド展開が多く、シリアスなカッコよさが際立つものが多いのですが、こちらは真逆の多幸感全開のハッピー路線でブレイクのトコロなんかも完全にとろける仕様で若い世代は勿論、当時世代の方も「え?こんなバージョンあるの??」というリアクションが頂ける世代問わずなフロアキラー。

Low Steppa & Crusy - Bullerengue (Extended Mix)

昨今のAfro Houseトレンドにガッチリ乗って絶妙なTribal感も素晴らしいこの楽曲、今年の自分のDJで最も再生回数が多かったです。個人的にLow Steppaの楽曲はお世話になりっぱなしで、特にボトムがしっかりしていてベースも凄く良いトコ出てるのでサウンドシステムが良い箱で鳴らすと、イイ感じに「襲い掛かる低音」が出てくれて正に「毛穴で音を感じる」気持ちよさ。ヘッドホンや自宅のスピーカーでは得られない養分が詰まっています。展開も教科書通りとも言える完璧な塩梅。この曲使ってフロアを沸かせられないDJは自分の展開の組み方、見直した方が良いんじゃないかな?って思うんですよ個人的には。確実にフロアがお祭りになるヤツなので。

Jakatta - American Dream (PROFF Interpretation)

コチラも言わずもがな。オリジナルは2001年リリース作品で映画「American Dream」のサントラ「American Dream」と「Dead Already」からサンプリングした楽曲で映画を観られていた方は「あれ、どっかで聴いたことがある」とニヤリとするヒット曲で、こちらはビートが昨今のAfro Houseトレンドである「微Afro」なビートで組まれていてAfro HouseとProgressive HouseやMelodic House、はたまたNeo Tranceへの展開シフトで重宝する橋渡し的なフロアキラー。余計な音が一切入っていないシリアス展開で実にクールなTranceアプローチなので、ロングブレイクながらも一気にDJの世界観をより深いモノへと誘う万能な曲。こういうのデカい箱で聴くとゾワゾワーっと鳥肌立つんですよね。

Protoculture - Starfield (Extended Mix)

こちらは打って変わってNeo Trance作品で今年リリースで最もプレイした逸品。自分は何だかんだ言ってTrance好きなのですが、とにかく余計な音が入っている(わざとらしいLeadシンセ、派手過ぎる、白々しいメロディ)曲は漏れなくパスする面倒くさいヤツなんですが、この曲はとにかく猫まっしぐらで「一体どこに行っちゃうんだよコレ?」となる超絶シリアス展開でブレイクのシンセもギリギリ踏みとどまる「筆の止め方」が最高にクール。ブレイク明けのドロップでフロアの皆様が拳突き上げて「うおおおおおおお!」ってブチ上がるんですよ。特にTranceの洗礼を受けて遊びまくったミドル世代が。コチラも大箱で聴くと確実に鳥肌立ちまくりの攻撃力高めなヤツなので、意識を遠く彼方に持っていかれる事は確実。2024年Neo Trance作品で個人的最高傑作だと思います。

Mont Rouge, Sasson - War Cry

Lil Louis - French Kissに代表される「途中でピッチダウンして元に戻る」系でAfro House作品で最もカッコいいと思った曲がコチラ。というかAfro HouseとAcidなシンセの親和性に気が付いた方って革命だと思うんですよ個人的には。2024年のAfro Houseがブレイクスルーした理由のひとつとして、ビートはうっすら微AfroにすることでMelodic路線やNeo Trance路線との親和性が高まったことが挙げられると思うのですが、この手のAcidなシンセがまさかハマるとか思いもしなかったんですよ。恐らくAfro House好きでも古のNY路線を継承している方はこの辺の楽曲は全スルーしていると思うのですが個人的には「勿体ない!」って思ってしまいます。フロアを一気にMad展開に持っていく最強のAcid風味なAfro House代表作だと個人的には思っています。

Jack Back & THEMBA - Give Me Something To Hold

やればデキる子David Guetta別名義Jack Backのコチラもホント無駄のない機能的すぎる素晴らしい楽曲でした。所謂古のクラブ文脈の方ってDavid Guettaの事を未だに「EDM界隈」として認識していると思うのですが、彼はやっぱりビジネスマンでお金儲けとアンダーグラウンドの使い分けがホントに上手いんですよ。この曲を聴いて予備情報無しでDavid Guetta作品だと一瞬で分かりますか?絶対にわからないと思うんですよ多くの方は。凄く単純なフレーズでグイグイ引っ張る古のヨーロピアンテイストのDub展開、コレで充分なんですよフロアをロックするのは。キチンとその辺りを理解した楽曲制作が出来るのは流石としか言いようのないピークタイム直前で使うべき傑作。

Justice, Tame Impala - Neverender (Rampa Remix)

コレは個人的に「やられたー!」となった曲。普段だったら自分、Justiceは元々苦手でパスしちゃうんですよ。でもRampaがremix参加していたので、「どれどれ、どんな塩梅で弄ったんだろうね?」とそんな期待もせずに視聴したらいい意味で完全に裏切られて即買いしました。勿論ヘビーローテーションで使いまくっているんですけど、極上の「溶けてしまいそう系」な仕上がりで多幸感Maxですよ、こんなん聴かされたら。ホントに「今まですみませんでした」ってJusticeに土下座しなければならないな、と。2024年のAfro Houseが実に多様性に満ちた充実の年であったことを象徴する一曲でした。

Space Motion - Baiana (Extended Mix)

この曲も散々お世話になりました。Space Motionは個人的に新作が出たら毎回買う、という定期観測アーティストなんですが、中でもこの作品が一番使いやすくフロアの反応も抜群でお祭り騒ぎになる大箱仕様のフロアキラーでした。若干、古のY2K期のProgressive House的な雰囲気も相まって、自分のセットを象徴する代表曲として機能した傑作。皆様も都内の大箱で聴く機会が多かったのではないでしょうか?Afro House楽曲でもTribal要素が強めで、身体の内側から闘争本能を掻き立てられるようなビートで勝手に身体が動いてしまい踊りたくなるヤツって国籍問わずこんな感じなんじゃないかな?なんて思います。というかこの曲パスしたHouse DJ、果たして居るのかな?自分にはパスする理由が全く見当たらない完璧な作品なんですけど、まぁやっぱり居るんだろうなぁ…w

Low Steppa,Tony Romera - Dance To The Music (Extended Mix)

はい、またしてもLow Steppa作品のご紹介です。もうIntro65拍目から入ってくるBassで即買い決めた◎な楽曲です。ウーファー積み上げた箱でこの曲聴いてみて下さいよ。産毛が揺れるくらいの風が吹く野太い低音にヤラれること確実。自分がDJで使うとフロアもBassが入ってきた時点で指笛とか「Hooooo!!」って声が鳴り響く(主に外国勢)間違いないフロアキラーです。展開も強制的にフロアが爆発する実に教科書通りのアゲっぷりで、この後はTech Houseに持っていくも良し、Bass Houseに持っていくも良し、強めTribalなAfro Houseに持っていくも良し、Progressive Houseに持っていくも良しな使い勝手良すぎなヤツ。UKテイストのHouseが好きなら確実に刺さるトラックです。

Swedish House Mafia & Alicia Keys - Finally (Extended Mix)

2024年を象徴するフロアキラーは結局この曲だったのは多くの方が納得なんじゃないかなぁ。自分もセットのラストで使う機会が多かったんですけど、元々のKings Of Tomorrow - FinallyがやっぱりIbiza Anthemで多くの人や世代に刺さった名曲で、リメイクしたのがSwedish House MafiaでVoはAlicia Keysと正にスベりようが無いヒットが約束されたプロジェクト。悪いはずが無いでしょう。ココで次のDJにパスしてEDM路線やってもらう、という使い方を自分はよくやっていたんですけど、実際EDM路線のDJはどのように使っていたかは定かではありませんが、やっぱり終盤でしょうね。盛り上がらないハズが無い、隙が無い、完璧なポップスだと個人的には感じております。また、11月にAxwellの少しDeep路線も発表されてコチラもナカナカでAfro Houseにもアクセス出来そうになってますので要チェックですよ。

それでは皆様、2024年も残り僅かになりましたが、素敵な音楽を楽しんでいきましょう☆

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