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Final UX3000 レビュー

はい皆様こんにちはDee-Sです。今回は普段使いでワイヤレスヘッドホンを探していたのですが、お値段以上のスペックで相当気に入ってしまったFinalのUX3000をご紹介したいと思います。

基本スペック

・型番 FI-UX3DPL
・通信方式 Bluetooth® 5.0
・再生周波数帯域 20Hz〜20KHz
・対応コーデックSBC, AAC, aptX™, aptX LL™
・対応プロファイルHFP, HSP, A2DP, AVRCP
・連続音楽再生時間ANC起動時:25時間, ANC OFF時:35時間
・連続通話時間ANC起動時:25時間, ANC OFF時:35時間
・充電時間 2.5時間
・バッテリー容量 700mAh
・連続待ち受け時間 最大400時間(ANC OFF時)
・価格 15800円(税込)

とても2万円以下とは思えない実力派

一聴して最初に思ったのは「出音がとても素直で各帯域が満遍なく鳴っている」という事でした。どうしてもこういったヘッドホンは各メーカーの音のキャラクターがモロに出てしまい、本来の「正しい音」がわからなくなってしまう位なんですが、このUX3000のチューニングは個人的にかなり好みの部類でした。

また、私自身いつも聴いている音楽ジャンルはダンスミュージックが中心となるため、超高音質のハイレゾ音源での視聴はしておりませんし、ほぼMP3 320kbpsでのクオリティでのレビューになりますが、低音もしっかり出ているしピアノやヴォーカルの中高域も情報量が多い印象でした。これが生音中心のジャズや中高域が中心となるロックなんかでは話は変わると思うのですが、ダンスミュージックとの相性はナカナカのものです。

基本的に自分が好みな音というのは「出来るだけ周波数帯域がフラットに近いもの」なんですが、そこまで自分の耳を信用していないので海外メディアが紹介していた周波数特性を確認すると以下の結果でした。

final UX3000 Bluetooth接続での周波数特性

こうしてグラフで見ると、やや低音がブーミーな特性で、おおよその楽器群が構成される200kHzから5000kHz辺りまでは殆ど違和感のない数値で満遍なく鳴っていることがわかると思います。なおダンスミュージックだとHi Hat Loose辺りで鳴らす10000kHzから可聴領域の20000kHzはグッと下がる傾向なので、この辺りは耳に優しいというかマイルドなセッティングで仕上げているのではないでしょうか。刺さるような音にはならず聴きやすい感じになっています。

改めてこうしたグラフで見ると、低音がキモとなるダンスミュージックとはかなり相性が良い、と判断できます。この音の仕上がりでアンダー2万円というのは破格と言っても大袈裟ではないかな?と自分は思いました。

充電時間の短さと再生時間の長さは◎

日本人は、とにかく忙しく時間がないですよね。うっかり充電し忘れてせっかく持ち出したワイヤレスヘッドホンが使えない、なんて事は私以外の方も経験のある事でしょう。でもこのUX3000はフル充電までわずか2.5時間。そしてノイズキャンセリング使用時での連続再生時間が25時間と非常に嬉しいスペック。せっかく高性能なヘッドホンでも連続再生時間が短いとガッカリしちゃいますよね。この位長持ちしてくれるとありがたいんですよ個人的に。通勤の移動時に大体1日2~3時間くらいは使いますから、取り敢えずフル充電してしまえば月~金の5日間は余裕で使えてしまいます。日曜日辺りにフル充電する日を設定しておけば安心ですね。

耳当たりも締め付けも柔らかく優しいので長時間使用も疲れない

個人的にヘッドホンは締め付けが優しいものが好きです。某メーカーの人気ヘッドホンは音は好きなのに締め付けがキツ過ぎて使えない、とかあるんですよ。メーカー名は伏せますけど。でもこのUX3000はとても柔らかいイヤーパッドでフカフカ。そして締め付けも丁度よい塩梅で付け心地がマジで好みでした。こういう要素も重要なんですよヘッドホンは。

もうあまりにもUX3000が気に入りすぎて普段のDJでも有線接続して使いたいレベルです。税込15800円という破格で高スペックなヘッドホン、他を見渡してもそうそう無いので、ぜひ皆様にもおススメしたいヘッドホンです。気になった方は家電量販店に行って視聴してみてください。きっとビックリすると思いますよ!

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drumatrixx
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