1年足らずでXperiaからROG Phoneに変えた理由
こんにちは。自動車ライター/インストラクター/ジャーナリスト/ドラマーの齊藤優太です。
今回は、スマートフォンに関するお話です。
仕事はスマホで!いつでもどこでも
私は、すべての仕事をスマートフォンでしています。
テキストや文書の作成、画像編集や動画編集(最近の動画は撮って出しが多いので大した編集はしていませんが)、撮影、録音、メールや電話やチャットの連絡など、、、
これらすべてをスマートフォンのみで行っています。
そこで大事なのがスマートフォンのスペックです。
通信・処理速度、カメラの画質、保存容量、USB OTG(USB On-The-Go)、バッテリー容量、発熱の有無、など、、、
一言でいえば、ハイスペックなモデルが必要となります。
ハイスペックモデルを使い始めたのは2020年
スマホで仕事をするようになったきっかけは、ライターという仕事を副業で始めたときです。
しかし、当初は電話とメールとチャットとネットサーフィンができる程度の一般的なスマホだったため、動作が重く、頻繁にフリーズしていました。
そこで、2020年に機種変更するタイミングで処理速度が速いモデルに変えました。
それが、Galaxy note 10+(ドコモ)です。
Galaxy note 10+は、当時としては珍しいRAM 12GBのモデルでした。
ちなみに、CPUは Snapdragon 855。ROMは 256GBです。
当時としては、すごく快適で、処理速度も速くサクサクと作業できるモデルでした。
ただ、時間の経過とともに、5Gが登場したり、ドコモWi-Fiが公共の場で使えなくなるなど、さまさまな変化があり、まだ本体そのものは現役で使えるものの、機種変更することにしました。
カメラや録音などの性能が売りのXperiaだが・・・
機種変更をする際、引き続きGalaxyに買い替えるか、その他のモデルに変えるか非常に悩みました。
何日も悩んだ結果、SONY Xperia 1 IVにすることを決め、2022年にドコモオンラインストアで購入しました。
RAMはGalaxy note 10+と同じ12GB、ROMは256GB、CPUはSnapdragon 8 Gen 1 Mobile Platformです。
プレスリリースや各メディアのレビューのとおり、素早くきれいな画像や映像を撮ることができ、Galaxy note 10+より満足していました。
しかし、実際に使いはじめてすぐにXperiaの嫌な点が見えてきました。
それは、次の4つです。
・発熱
・バッテリー持ちの悪さ
・ギャラリーのアプリケーションがない
・Bluetooth接続時の音質
発熱はSNSを中心にユーザーの多くが悩んているポイントとして知られています。
特に、カメラを起動すると、10分もしないうちに「熱っ!」となるほど発熱しました。
この発熱についてネットで調べてみると、CPUが原因とのことでした。
次に、バッテリー持ちの悪さについてです。
実際に使っていると、1日持つかどうか心配になるほど、どんどんバッテリー残量が減っていきます。
これだとモバイルバッテリーを持たないと、外出も仕事もできません。
そして、ギャラリーのアプリケーションかないのも個人的には大きな問題です。
プリインストールされているギャラリーおよび編集アプリがなかったため、画像や動画を編集するために、アプリを探し、ダウンロードしなければなりません。
また、アプリによって異なりますが、無料版アプリの場合ウォーターマークが残ってしまうものがあります。そのため、アプリ探しには苦労しました。
やっとウォーターマークがないアプリを見つけても、編集画面に広告がたくさん出てきたり、書き出しのたびに広告が全面表示されて何もできないということがありました。
これでは時間をロスしてしまいます。。。
最後に、Bluetooth接続時の音質です。
日頃車で移動するときには、Bluetoothでスマホを車に接続して音楽を聞いたり電話をしたりします。
Xperiaで音楽を聞くと、最初はステレオでクリアな音質だったのに、突如モノラルでこもった音になることがありました。
正直、ストレスです。
かつて使っていたGalaxy note 10+では、このような現象はありませんでした。
新しい機種なのに音質にムラがあるって、、、どうなの?…と思ってしまうほど酷いものです。
このように、あらゆるストレスが重なり、新しい機種変えたものの、5G対応の高額なポケットWi-Fiとして使い、仕事はGalaxy note 10+でしていました。
スマホで仕事をするということ
私は、スマホで仕事をするので、端末そのものの性能やバッテリー持ちなどは、非常に重要です。
そもそも、スマホで仕事をしようと思ったきっかけは、「いつでも、どこでも、気軽に仕事をしたい」と思ったからです。
そこで考えたのが"スマホを使う"ということでした。
よく、「何でPCじゃないの?」と聞かれることがあります。
その答えは、「多くの人がスマホを持つようなり、あらゆるサイトをスマホで見ることが多いと考えているから」です。
加えてスマホなら、、、
・ポケットWi-Fiがなくてもネットに繋がる
・電話/メール/チャットができる
・写真撮影や動画撮影ができる
・バッテリー持ちがPCより良い
・防水/防塵対応のモデルもある
など、さまざまなメリットがあります。
ただ、プログラミングや専門性の高い編集などは、スマホよりPCの方が断然にやりやすいです。
ですが、現在の私の仕事では、そこまで専門性の高い編集やプログラミングをすることがありません。
なので、PCじゃなくても問題ないのです。
余談ですが、副業でライターを始めた当時の私は経済的な余裕がなく、初期投資ゼロ=今あるアイテムで副業を始めたいと思ったのも、スマホライターをするきっかけでした。
このような理由でスマホライターデビューをしたのが2018年のことです。
それから5年が経過しましたが未だにスマホのみですべての仕事をしています。
あらゆる不満を解消したい!着目したのは「ゲーミングスマホ」
さて、話を戻して、Xperiaの不満点を解消するため、新たなスマホ探しを始めたのが2022年の末のことです。
いろんなスマホを検討しましたが、大手キャリアから販売されているハイエンドスマホ(処理速度が速く、カメラ性能が良く、大容量データも保存できるスマホ)は軒並み20万円超え。
コスパがよく、高性能なスマホはないものかと探していたときに見つけたのが「ゲーミングスマホ」でした。
ゲーミングスマホは、文字通り、ゲームをすることに特化したスマホです。
容量が大きいアプリをインストールすることができるだけでなく、処理速度が速いことなどが特徴です。
まさに、私が探していたスマホの条件にピッタリでした。
数あるゲーミングスマホの中で、私が目をつけたのがASUS ROG Phone 7。
ROG Phone 7のラインナップには、RAM 16GB、ROM 512GBのモデルがあります。
今まで使ってきたスマホの中で最も性能が高いスマホです。
そして、2023年夏、ROG Phone 7をオンラインで購入。
初めてのSIMフリースマホかつ初めてのゲーミングスマホです。
とはいえ、私は一切ゲームをしません。
仕事のために高性能なスマホを買いました。
実際に使ってみると、ネット閲覧、写真や動画撮影、編集など、あらゆるものが快適です。
しかし、時々フリーズしたり、音声が流れなかったりするなどのバグが起きます。ただ、これらのバグは、一度アプリを閉じて再び開けば解決します。
また、マイナンバーカードの読み込みをはじめとするFeliCa(NFC)に対応していないことや、ワイヤレス充電に非対応という点は人によって不便と感じるかもしれません。
そして、Xperiaで問題点だった発熱とバッテリー持ちの悪さとギャラリーのアプリケーションとBluetooth接続時の音質については、すべて解決しました。
発熱問題は、評価が高く、発熱の心配がある程度解消されたCPU Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2を搭載。加えて、ゲーミングスマホならではの冷却機能により、最小限の発熱に抑えられています。
バッテリーは、これまで所有してきたスマホの中で最も容量が大きい6,000mAh(3,000mAh + 3,000mAh)。ロケのために移動して、撮影をして、電話やメールをして、執筆作業をしても1日持ちます。
ギャラリーのアプリケーションは、プリインストールされているものがあり、手軽に編集することが可能。ウォーターマークもないので素材として使うことができます。
Bluetooth接続時の音質は、Galaxy note 10+と同様にステレオかつクリアな音質で途切れることがありません。
こうなると、Xperiaって高いわりに…と思ってしまいます。
高いから良いのではない!
短期間で2回も機種変更したので、現在、Galaxy note 10+、Xperia 1 IV、ROG Phone 7の3台持ちです。
2023年10月16日現在、この3台の中で最も快適性が高いスマホは「ROG Phone 7」。
やはり、処理速度やバッテリー持ちなど、あらゆる性能が高いので満足度も高めです。
ただ、容量が大きいバッテリーを搭載しているので、本体重量があります。携帯性はスマホなのでPCより優れていますが、ずっと持ち続けていると疲れます。
次に良いなと思うスマホは、Galaxy note 10+。
ただ、CPUが古いので処理速度が遅く、サクサク動くROG Phone 7やXperia 1 IVより待ち時間が長めです。
発売が2019年なので仕方ないとしか言いようがありません。
そして、仕事でもプライベートでも不満が多いのは、Xperia 1 IV。
繰り返しになりますが、発熱したり、バッテリー持ちが悪かったり、ギャラリーと画像編集のアプリがプリインストールされていなかったり、Blutooth接続時の音質にムラがあり汎用性が低かったりします。
ちなみに、Blutooth接続時の音質については、調べたところによると、SONY純正の製品であれば問題ないとのことですが、私はSONY信者ではないのですべてをSONYで揃えようとは思っていません。
むしろ、汎用性が高く、あらゆる端末や機器に使えることの方が今の時代では重宝するのではないでしょうか。
最後に、それぞれの端末の参考価格を掲載しておきます。
・Galaxy note 10+(12GB+256GB):約12万円(2020年購入時)
・Xperia 1 IV(12GB+256GB):約19万円(2022年購入時)
・ROG phone 7(16GB+512GB):約15万円(2023年購入時)
このように一覧で見ても、コスパが良いのはROG Phone 7ということがわかります。
結論として、大手キャリアから販売されているハイエンドモデルかつ高額なスマホだからといって必ずしも高性能でコスパが良いわけではないことがわかりました。
各スマホの主要スペック一覧
私が所有しているスマホ3台の主要スペックです。
SAMSUNG Galaxy note 10+(12GB+256GB)
価格:約12万円(2020年購入時)
サイズ(高さ×幅×厚さ):約162mm×77mm×7.9mm
重量:約197g
バッテリー容量:4,300mAh
OS(初期):Android 9
ディスプレイ:約6.8インチ
カメラ:アウト=1,200万画素+1,600万画素+1,200万画素/イン=1,000万画素
CPU:Snapdragon 855
RAM:12GB
ROM:256GB
USB UTG:◯
NFC:◯
防水・防塵:◯
Blutooth:◯(汎用性:◯)
SONY Xperia 1 IV(12GB+256GB)
価格:約19万円(2022年購入時)
サイズ(高さ×幅×厚さ):約165mm×71mm×9.7mm
重量:約187g
バッテリー容量:5,000mAh
OS(初期):Android 12
ディスプレイ:約6.5インチ
カメラ:アウト=1,220万画素+1,220万画素+1,220万画素/イン=1,220万画素
CPU:Snapdragon 8 Gen 1 Mobile Platform
RAM:12GB
ROM:256GB
USB UTG:◯
NFC:◯
防水・防塵:防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP6X)
Blutooth:◯(汎用性:✕)
ASUS ROG phone 7(16GB+512GB)
価格:約15万円(2023年購入時)
サイズ(高さ×幅×厚さ):約173mm×77mm×10.3mm
重量:約239g
バッテリー容量:6,000mAh
OS(初期):Android 13
ディスプレイ:約6.78インチ
カメラ:アウト=5,000万画素+1,300万画素+500万画素/イン=3,200万画素
CPU:Snapdragon 8 Gen 2
RAM:16GB
ROM:512GB
USB UTG:◯
NFC:△(Type A/Bに対応)
防水・防塵:IP54
Blutooth:◯(汎用性:◯)
【関連サイト一覧】
ASUS ROG Phine 7: https://rog.asus.com/jp/phones/rog-phone-7/spec/
SONY Xperia 1 IV: https://www.sony.co.jp/corporate/information/news/202205/22-016/
Galaxy note 10 +: https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2019/10/11_00.html
USB OTGについて :https://www.sanwa.co.jp/seihin_joho/otg/index.html