こんにちは。自動車ライター/インストラクターの齊藤優太です。
今回は、ふと思った仮説をチャットGPTの力を借りて考察してみました。
その仮説とは「日本の道路のルールを自己責任ルールへ変更したほうがいいのではないか?」です。
現在の日本の道路に関する法律は、法によって事故を防ごうという保守的な考え方となっています。
一方、日本と並ぶ自動車大国として挙げられるドイツは、法律による一定のルールは存在しているものの、基本的に"自己責任で運転してください"というルールになっているようです。
では、あらゆる側面から日本とドイツの道路の考え方の違いについてチャットGPTに聞いてみましょう。
日本とドイツの道路の法律の違い
チャットGPTに「日本とドイツの道路の法律の違い」について聞いてみました。
すべてが正しいとは断言できませんが、「最高速度の制限」の部分にもあるとおり、ドイツは自己責任で速度を選ぶ文化であることがわかります。
道路に対する基本的な考え方
では、日本とドイツで道路に対する考え方の違いはあるのでしょうか。
早速、チャットGPTに聞いてみましょう。
【日本の道路の基本的な考え方】
次に、ドイツの道路の基本的な考え方について聞いてみましょう。
【ドイツの道路の基本的な考え方】
どちらも5つの項目に分けて回答してくれました。
項目だけを見ても日本とドイツで考え方が違うことがわかります。
項目を比較して考えられることは次のとおりです。
・日本:ルールが決まってるから守りましょう
・ドイツ:自分で考えて運転しましょう
このような基本的な考え方の違いが、ドライバーの意識や運転行動を変えているのではないかと考えられます。
では、ルールを守ることが安全につながるという考え方の日本と、自分で考えて自己責任のもと車を運転するドイツの事故件数の違いをチャットGPTに聞いてみましょう。
日本とドイツの交通事故件数
チャットGPTに「日本とドイツの交通事故件数は?」と聞いたところ、次のような回答となりました。
いずれも死亡事故や負傷事故を含んだ件数を回答してくれました。
ここで興味深いのは、ルールを守ることが安全に繋がるという日本より、自己責任で運転するドイツの方が事故件数が少ないということ。
チャットGPTの回答が絶対正しいと断言できないものの、「運転で何かあったら自己責任」という考え方のほうが事故件数が少なくなると言えるのではないでしょうか。
まとめ
法律の違い、道路に対する考え方の違い、事故件数比較といった3つの視点から車の運転を考察してみました。
さまざまな視点から比べてみると、ルールがあるから守らなければならないという考え方より、車の性能・乗車人数・積載量などを考慮して運転する(自己責任ルール)という考え方の方が良いのではないかということ。
日本の道路の問題として話題となる"あおり運転"・"速度超過"・"無理無謀運転"などは、「法律で規制されているから車はどれでも同じ」と思い込んでしまい、いざというときに対応できなかったり、事故・トラブルになったりするという側面もあります。
そのため、日本もドイツのような考え方にしたほうが良いのではないでしょうか。
具体的には、何かあったら「自己責任」。
自分で責任を負うために、車の性能・乗車人数・積載量などといった車の状況、風や雨・路面状況など車を走らせる環境を把握して運転することが大切だといえるでしょう。