たかまれ!タカマル 第14巻の思い出

 たかまれ!タカマルは、高校生たちによるゲーム雑誌制作を描いたマンガであり、10年以上前にファミ通で連載されていた。作者の近藤るるる先生の趣味なのかメインヒロインの女性の体型がやたら太めだったと思う。結構長期連載だったんじゃないかな。
 歯切れの悪い言い方な理由は、正直そんなにしっかり読んだことはないから。年に3~4冊ファミ通を買った時に読んだぐらいだ。

 ではなぜ今、そんなたかまれ!タカマルの話を持ち出すのか。近藤るるる先生関連ならどきどき魔女裁判の話をするべきでは?
 そんな声に対しては第14巻を突きつけて反駁の代わりとしたい。これから貴様らは自身のアンテナのお粗末っぷりに涙を流し許しを請うことになるだろう。いいか、第14巻はなァ……


 失禁シーンがあるんだよ。


 どうだ?驚いたか?恐ろしくて夜も眠れんときたか。寝る前に、ク、ク、クオレを読み聞かせてやろうか?

 昔は一般漫画の失禁シーンをまとめたサイトがあった。そこで「たかまれ!タカマルの第14巻にお目当てのシーンがありますぜ旦那……ヒヒッ」とのタレコミを得た僕は書店へ急行、その巻数だけをわざわざ買い求めた。僕の記憶が確かならそれより以前に買った漫画は学級王ヤマザキだったと思うから、どれほど熱望していたか分かるだろう。

 10年ほど経った現在は単行本が手元にない(平成の大合併で消えたか?)。なので思い出せる範囲になってしまうが、その内容はツンデレ気質な気の強い女の子の登場人物が、こっそり忍び込んだ廃屋で驚いた末の恐怖失禁してしまうものだったはず。

 近藤先生の描く絵柄は、写実的すぎず、かと言ってキツいデフォルメがされているわけでもなく、風邪引いた日のプリンの口当たりのごとく「ちょうどいい」のでして、故にその失禁シーンもちょうどいいのでして。大変お世話になったことは言うまでもない。これからお世話になる君たちの分も含めて僕からお礼を言おう。

 近藤るるる先生、本当にありがとう……。

 他にも、失禁シーンの含まれる巻のみを購入した漫画が存在するが、それはまた別の機会に話そう。

 See you next piss…

前に進む理由をくれ