【全曲解説】『GAME OVER』
去年に出した4thアルバム『GAME OVER』の収録曲全10曲について、制作時を振り返って考察したいと思います🎮⚡️
長いので、気になる見出しがあれば目次からタップして見てネ。
0、このアルバムについて
テーマは「レトロゲームの世界」
チップチューンと呼ばれるピコピコとした電子音の楽曲がメインです。これまでシューゲイザーやドリームポップを配信してきた身からしたら、新たなる挑戦(?)だったのかもしれません⚡️
◼️制作の経緯
2020年の初夏〜秋辺り、子どもの頃好きだったゲームキューブのマリオパーティーブームが再燃したのがきっかけ。マリオ繋がりでどんどん遡り、ファミコン音楽にも着目するようになりました。あんだけ少ない音数でファンタジーを表現するとか、強すぎじゃね!?ってね🥸
興味を持った音楽は「いいね❤️」だけでは気が済まないから、どういう要素が自分自身を興奮させたのか、すごい気になったんだよなァ。YouTubeでファミコンの効果音を漁りながら作った練習曲の集まりが、このアルバムです🍄⭐️
制作時はSonic Coaster Pop、エイプリルズ、Plus-Tech Squeeze Boxなどよく聴いてたので、結構影響受けてると思います🍭
1、1UP★future
何もイメージせず直感で作ったらこうなった🙉 アコギの音と電子音って意外と合うんだなァ…とか実験音楽みたいな感覚ですね💡 これがアルバムのオープニングになるとは思いもしなかった🙄 歌詞は言葉遊び多めです。鉄道が好きなので、空カノ。の歌詞にはちょいちょいローカル線の名前が出てくるよ🚃 この曲の「吾妻線」もそのひとつ⭐️ 『初期化(e.p.)』の収録曲『萌の丘』にも「留萌本線」ってワードが出てきます🚃
その他楽曲紹介も含め、随時書いていきたいな〜🌏
2、advance
多分リード曲🍄 ⭐️
ファミコンっぽい音楽は昔から何とな〜く「好きだなァ」っていう感覚があったんだけど、ゲームって正直そんなにやった事ないし、ゼロからのスタートでしたね🙉アイヤー
スーパーマリオのゲームオーバーBGM集とか結構参考にしたような気がする。マリオのBGMはゲームオーバーしちゃったのに、そこまで深刻な雰囲気じゃないのがすごくいいなあって思った☺️ 「やらかした〜😱 」「ドンマイ!まっ!そゆことあるよねぇ〜🤪」って流せるような軽快な感じ、いいよねー。人生におけるシクジリもそーゆーノリで流せたらどんなに幸せだろうか🥺(切実w)
そして、タイトルは「ゲームボーイアドバンス」から。2000年初期に現役小学生だったアドバンス世代ってことで💡サビにある1994年は自分が生まれた年。歌詞も自分の生まれた年や幼少期の感覚を懐かしむようなテイストにしてみました🥸 ちょっと前までは「最近」だったのに、今となっては「レトロ」って呼ばれるようになったよね。そんで、自分らが子どもの頃普通に見てたアニメとかが次々と20周年を迎えたりして、歳とったなァ…ってなるわけだ🥸 そういう感情の表れが「老いの始まり」ってやつなのかもしれないナ🥺 この時からジワジワ来てる懐古主義は5thアルバム『時計じかけのニューサマー』への序章だったのかもしれん…今になって思った🌏💫
3、candy tree
木の実とかを沢山とって敵にぶつからないようにする、パックマンみたいなゲームのBGMをイメージして作りました🍄🍒 途中から険しい感じになるんですけど、「あ、クッパ的なの出てきたな🔥」って雰囲気を出したかったんですよね。音だけでゲームの景色が伝わったら嬉しいですネ🎮
4、CPU
実は今の活動する前から存在してた曲。このアルバムの中で一番時間がかかった⏰ 土日休みの会社員しながら作詞したので、かなりリアルな情景を描けたんじゃないかなって思います⚡️毎日同じだしみんな同じ事しか言わないし()…ゲームのCPUみたいだなあと思って🙄 対戦する友達いなかったし、ぼっちマリパ50ターンとか上等だぜ😎って感じだったので、尚更😂 完成&リリースする時にはもう会社員ではなくなったので、割と意味深な作品となってしまいました🙉アチャー
アレンジがしっくり来なくて放置してたけど、最後の方を明るくジャジーな感じで落ち着きました💡 明るく(空)元気な社畜ソングに仕上がったヨ🐾
5、ロリポップ
引きこもり真っ只中に作った曲。周りは仕事に行って稼いだり、結婚してたりするのに、自分は何やってるんや…と他人と比べてしまう気持ちと戦っていた時期でもあったかな🥲 歌詞にもある「次のハピネス君の番」って言うのは、辛いこともハッピーな事も、皆順番だから!っていうメッセージを込めました😂 停滞期だからこそ、明るい曲を作りたかったんだよね⚡️
曲調はエイプリルズみたいな雰囲気を意識してみた🍭 子どもの頃にやってた「ギフトピア」っていうゲームがきっかけで、聴くようになりました🎮
曲の終わりになんかブツブツ言ってるけど、奥の細道の朗読。
そして、今回あんまり使ってないエレキギターを最後にここぞとばかりに鳴らしてシューゲイザー風にしてみました。うるさかったらごめん🙉アイヤー⚡️
6、四月の裏道
奥の細道の朗読の後すぐに始まるのが『四月の裏道』
是非続けて聴いてみて欲しいですね☺️🌸 これも引きこもり真っ只中に作ったので、若干歌詞が暗いかもしれない。
台湾のバンド「閃閃閃閃(The Shine&Shine&Shine&Shine)」の『四月物語』っていう曲みたいに、テクノな音で爽やかな春を表現してみたいなァと思って、このタイトルになりました🌸 歌詞は全然爽やかじゃないし、むしろめっちゃ悩んでるんだけどね🙄
7、鈴虫
このアルバムで一番バンドサウンドな雰囲気だと思います🎸 夏の終わりくらいに風呂入ってたらスズムシだかコオロギっぽい音(違いが分からん)がして、妙にセンチメンタルな気持ちになったのと同時に、夏が終わっちゃう恐怖みたいなのを感じたのを今でも覚えてます😇 なんで秋頃ってオセンチになっちゃうんだろうね〜不思議な季節だよね🥺
曲調はドリームポップかと思いきや、最後にゲーム音楽っぽくなります🎮 そして珍しくMVが存在します。YouTubeに上げてるので良かったら見てネ。サイコな感じが伝わると嬉しいです💡
◼️終わりに
ジャケ絵が前作と違ってカラフルだし明るく見えるけど、裏のテーマは結構暗いかもしれない👿⚡️ ゲームっていう仮想の世界で楽しく過ごしながらも、時たま現実のとのギャップを思い出して空虚な気持ちになる…といったところでしょうか🥸 オープニングの『1UP★future』でメルヘンな世界に迷い込んで、一番最後の『鈴虫』で闇落ちっていう、ある意味ゲームらしいテンションの上がり下がりを堪能できるアルバムに仕上がったんじゃないかと思います😎⏰ 各サブスクにて配信中なので、チェックしてみてネ⚡️😎 アディオーッス🎮⚡️⚡️
◼️ギャラリー(おまけ)
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