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ボラリーグ☆こうほく 2024


ボラリーグの夏が来た!

今年もボラリーグの季節がやってきました。
港北区在住、在学の学生を対象とし、地域ケアプラザ、子育てサロンやひろば、公園遊び、保育園の中から行ってみたい場所を選びボランティア体験をしてもらう活動です。
今年度の活動協力団体は85箇所、参加者は73名、のべ活動回数は約160回に渡り、全て過去最高数となりました!

ボラリーグ☆こうほく2024のチラシ①
ボラリーグ☆こうほく2024のチラシ②

インターン生による学生のための活動

オリエンテーションでは公立保育園の園長先生をお迎えし、「子どもとの接し方」や「保育の様子」を話していただいたのですが、予想を超える参加人数となったため研修室と法人事務局をオンラインで繋いでの2か所同時開催となりました。
準備から進行、面談とその間のアイスブレイクもインターンの学生が中心となり担ってくれました。
はじめはお互い緊張で会話も少なかった参加者たちでしたが、アイスブレイクが始まるとあっという間に打ち解けた空気となり、面談の順番が来てもその場を離れたくないと言うほどに盛り上がりを見せていました。
インターン生自ら主体的に行動する姿は参加者には良いモデルとなり、スタッフからはとても頼もしく見え、まさに学生による学生のための活動の一日となりました。

オリエンテーションの様子

全ての学生と限られた時間の中で活動場所を決めなくてはならず、大変な部分もありましたが、一人一人お話させてもらう中で学生たちの純粋に
「行動してみたい!」
「体験してみたい!」
というエネルギーやパワーを身をもって感じ、「だれか」ではなく「僕たち、私たち」の未来を作っていくであろう学生たちが、積極的に地域や社会と関わる事によってメリットや課題を見出す力を養うきっかけを作る一端を、私たちは担わせてもらっていると感じさせていただきました。

おしゃべりをしながら親子と学生とでさかな釣りセットを手作り♪

まだボラリーグの活動は続いていますが、学生からは
「暑い中、準備での消毒など細かい作業を頑張ってくれている。こういう活動を毎回している人たちはすごいと思った」
と感想をもらいました。
子どもたちとの関わりだけではなくお祭りの準備など、地域につながる活動の準備から参加することで、表には出ない部分を経験してこその感想もありました。

子どもたちが楽しめるよう準備や片付けも真剣です!
運営側の皆さんと一緒に一つひとつの作業を丁寧にしてくれました

また受け入れ先の保育園からは、
「意思をしっかり表すのが5歳児。コミュニケーションを活発に取れる子どもの対応にどうしたら良いか?と悩む姿もありました。保育の楽しさと難しさなど、大切なことを短い時間の中で感じ取ってくれたのだと思います。何よりも一生懸命に遊んでくれてありがとうございました。」
「2歳児のクラスは、まだ会話がつたない子どもたちですが、目線を低くし優しく接してくれました。丁寧な優しい対応に子どもたちはすぐに打ち解けていました。」
との感想もいただきました。
まだ言葉では伝えづらい子どもたちへの対応や伝わるが故の難しさから、様々な感情ややり取りに触れることで新たな視点や自身の成長を感じてもらえたのではないかと思いました。

ボラリーグって何語?

ところで、ボラリーグという言葉は「ボランティア」+「リーグ」からなる造語だということはお気づきかと思います。
「ボランティア(volunteer)」とはラテン語の「volo」に由来し、「自ら進んでする、喜んでする」という意味があるのですが、こちらはなんとなく理解できます。
では「リーグ」は?というと「同盟・連合・連盟参加者」などの意味があるそうです。更に語源は「結ぶ」を意味するラテン語の「ligare」でもあるそうです。
「ボランティア」と「リーグ」がひとつになると、自ら進んで様々な年齢や立場の人々が同盟を結び、個々の力を超えて大きなエネルギーで地域に活気をもたらしてくれる「ボラリーグ」になるのではないかと思います。

まだまだ暑い夏と共に学生たちの活動は続いています。
この暑さを乗り越え、ボラリーグによって得られた自信を持って、地域に戻ってきてくれることを楽しみにしているとともに、その姿を見た次の世代の学生たちが未来のボラリーグに参加してくれることを願っています!

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港北区地域子育て支援拠点どろっぷ