【遊戯王】天盃龍小噺 シンクロって200回あんねん
サムネイルが「古聖戴サウラヴィス」なんですが、天盃龍の話9割です。最近3000文字前後の記事が続いたけど、今回はガチで短め
ガチガチの天盃環境だったものの、自分は今月粛声一本でマスター1を達成して今レート1560 → 1480の大転落をキメた。
粛声は対天盃もそこそこ堅く、基本的には順当に勝ち星を積んだ。「神の宣告」などの先攻札も積まずにマス1までは盛れたほどで、前よりは粛声が使えるようになってきたと感じる。
ただ、その中で明確に相手のプレイでバリューが変わったカードがある。それが、サムネイルにもなっている古聖戴サウラヴィスだ(ここまで読んで察しがついた人はもうこの先は読まなくていい)。
ここで古聖戴のテキストをおさらい。
重要なのは、フィールドから戻して発動する②の効果。
御存知の通り、この効果は「発動しない特殊召喚」に対してのみ作用するものだ。通常のシンクロ・エクシーズ・リンク召喚や「黒魔女ディアベルスター」など、対応範囲はある程度限られる。
そして、古聖戴のこの効果は天盃龍下級のシンクロ効果に対しても使える。天盃下級のシンクロ効果は、言うなれば「条件付きのシンクロ召喚宣言」であり、古聖戴でその着地を狩れる。
古聖戴の効果が直撃すると、天盃側のリーサルハードルは一気に高くなる。一度盤面がほぼ更地の状態から「粛声なる守護者ローガーディアン」を撃破しつつ、8000LPを削り切らなければならない。
古聖戴のケアは簡単 of 簡単なのだが、ここでやらかしているプレイヤーが想像を絶するほど多い。自分はマス1になるまで、ついぞ古聖戴をケアしてくる天盃と一度も当たることなく終わった。レート戦を始めてようやく古聖戴をケアされたのだ。なので、天盃の古聖戴貫通ムーヴについて、しっかり記事にしておこうと思う。
天盃の古聖戴ケアはいたって簡単。シンクロ効果にシンクロ効果を重ねればいい。
たとえば、場に「天盃龍パイドラ」「天盃龍チュンドラ」が並んでおり、相手の場に古聖戴が居るという状況。ここでパイドラのシンクロ効果だけを使うと、古聖戴で召喚先が弾かれてしまう。
なので、パイドラをチェーン1で発動したら、チェーン2でチュンドラの効果を発動する。天盃下級のシンクロ効果は、自身をシンクロ素材に使うことが条件となる。なので、チュンドラの効果でパイドラを素材に使うと、チェーン1のシンクロ効果が不発に。チェーン2で出てきた7シンクロだけが残る。
このような状況になると、古聖戴の召喚無効は使えなくなる。チュンドラ効果解決 → チェーン1パイドラ効果処理の時点で、すでに召喚に成功しているからだ。逆順処理中に古聖戴の効果を割り込ませることはできない。
そして、天盃下級のシンクロ効果にはカード名ターン1がない。今シンクロ素材にしたパイドラ・チュンドラは、蘇生させることで再びシンクロ効果を使用できる。つまりは、2体以上の天盃下級を並べた状態でのシンクロ効果重ね打ちを続けることで、古聖戴に一度も行動させることなくキルまでいけるのである。繰り返しの中で「燦幻超龍トランセンド・ドラギオン」を出せれば、以降はケアなどせずとも古聖戴を抜ける。
古聖戴をケアしつつの展開は多少のルート制限こそあるが、決して難しくはない。粛声はバトルフェイズ中に割り込んでくるような効果も少なく、守護者の無効破壊さえメインで切らせていれば十分にトランセンド成立 + キルを狙える。
これをやっているかいないかで、対粛声の勝率は冗談抜きで1,2割変わる。
本当にただチェーンを重ねるだけであり、そこに伴うリスクはほとんどない。粛声は天盃に次いでシェアが多いデッキの一つであり、この動きを覚えておくのは必須だと思う。
神宣なども同様の手段でケア可能なので、相手の伏せがあったらガンガンシンクロを重ねよう。一見煽りっぽい行動だが、しっかり意味のある行動なのだ。
それでは皆様、良き天盃ライフを。
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