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STEP 13. 各自役割と注意点


こんにちは、ドローンクエストのマサです。

この「ドローン外壁調査 実践マニュアル」では、
ドローン外壁調査を行うための過程を 全21 STEP で投稿していきます!


💡 初めてドローン外壁調査 実践マニュアル を閲覧される方は、こちらの記事を観てから順を追ってSTEPを進んでいただくとより理解しやすいです!☟☟

・ドローン外壁調査とは
・外壁調査に必要なもの 
・外壁調査の段取り      
 ~ 事前準備 机上 編 ~      
 ~ 事前準備 現調 編 ~   
 ~ 事前準備 計画書類 編 ~     
 ~ 事前準備 施工書類 編 ~
・外壁調査事前準備まとめ 👈いまココ❗
・外壁調査の撮影方法&注意点
・外壁調査画像解析
・報告書作成

今回は施工の各自行う項目や注意点についてお話していきます。

前回の「STEP 12. スムーズに施工するための対策」はコチラから確認できます☟☟

ドローン外壁調査はチームで動きます。
パイロット・補助者・誘導員、各自の役割を一緒に確認していきましょう!!




┃ ➀ パイロットの役割


まずはパイロットの役割についてお話していきます。

1日使って各面を日照に沿って飛行させます。

バッテリー残量を常に気にして残量30%で着陸態勢に入れるようにします。なぜ30%残しで着陸するのか?は安全第一を考えての事ですが、何かすぐに着陸できない状態が起こる危険性を避ける意味でも余裕を持った着陸を心掛けましょう。

また緊急時やフェイルセーフの設定は、外壁調査の際はRTHではなく、「ホバリング」にします。

理由は下記の2点です。

🗒️「ホバリング」に設定する理由

➀ 撮影していた最終地点の把握
② 狭い空間のRTHは危険

➀ 撮影していた最終地点の把握

まず➀については、基本ドローン外壁調査は2秒シャッターに設定して飛ばす事が多いです。シャッターはドローンに任せて外壁面のアングルを移動して撮影していくので、途中でRTHがかかるとどこまで撮ったかわからなくなってしまいます。

撮影箇所がダブってしまっても問題ないのですが、同じような外壁が続いている箇所だとどこかわからなくなってしまうので注意が必要です。

② 狭い空間のRTHは危険

RTHは便利な機能ですが、外壁調査を行う場所のように建物や障害物が密集している場所ではしっかり帰ってくる保証がないのでオススメしません。

たとえば、高層ビルに囲まれた所で外壁調査をすると、プロポとの電波が途切れたりやたらと障害物センサーが作動したり危険がいっぱいです。

なのでRTHに頼らず、自分の操縦で安全に着陸するように心掛けましょう。

💡パイロットの注意点

僕もたまにやってしまうのですが、同じ外壁面が続くので集中していると意外と「あれ?どこまで撮影したっけ?」とわからなくなる事があります。

機体も観つつ、モニターで撮影箇所を把握、機体とモニターを交互に観て周囲の安全確認も同時に行います。すべての調査箇所を撮影できるよう時間もチェックしながら行います。

💼持ち物 必需品

・SDカード
・メガネ拭き(モニター&カメラレンズは綺麗に!)
この2点はしっかり用意しておきましょう!




┃ ② 安全管理者(補助者)の役割

パイロットの近くに立ち、安全を確保しながら撮影漏れが無いように常にモニターをチェックします。撮影した箇所はカラーペン等で塗りつぶしていけば漏れなく施工を進められます。

パイロット、補助者も撮影漏れがあっては各面撮影の時間配分が収拾付かなくなるので、しっかり撮影箇所はチェックします。

また合わせて飛行記録も補助者が付けましょう。

補助者が一番重要な役割だと僕は思っています。

パイロットはドローン操縦と撮影に集中しているので、時間配分やスケジュール管理、バッテリー管理、誘導員への支持、歩行者&周辺住民への配慮まですべてをサポートする役割があります。

施工中一番神経を使う重要な役割です。

💼持ち物 必需品

・飛行記録用紙
・施工チェックシート
・カラーペン
・調査計画書

💡補助者の注意点

いくら慎重にスケジュールを組んでも、その通りに進まない事が多い施工当日。時間を確認しながら、天候を気にしながら臨機応変にスケジュールをこなしていけるよう管理しましょう。

1日を通して朝~夕方まで施工することが多いので、各自の休憩時間も大切です。チームメンバーの動きをしっかり管理してあげましょう。




┃ ③ 誘導員の役割


誘導員は歩行者や周辺近隣の安全を考えて、誘導する大切な役割があります。誘導員が歩行者や車の誘導を間違ってしまって事故が起こったら大惨事です。

車道を道路使用許可を取って作業するときは、2人以上で誘導する事が多いので、1人1人どこに立って誘導するのか?取り決めます。基本的には立入管理区域の端と端に立って誘導します。

シチュエーションによって誘導方法が違いますが、誘導員の動きは取り決めしておくことが大切です。

💡誘導員の注意点

車が来たときはどちら側を優先するのか?
歩行者は誰を、どちら側を優先するのか?
など決め事を作って、渋滞を作らない配慮で安全を保ちましょう!



また誘導の他には、交換するバッテリーを取りに行く(バッテリー置き場の把握)こともお願いする事があります。誘導員も施工すべてを把握しておく必要があります。

ボケ~っとドローンを観ていては安全を確保できないので誘導に専念しましょう!


いかがでしたか?

次のドローン外壁調査 実践マニュアルはSTEP 14. 【STEP 14. 撮影前チェック項目】です。


外壁調査事前準備まとめ
STEP 14. 撮影前チェック項目
・連絡しておく事、場所
・確認しておく事
・天気、アプリなど

天気の事やオススメのアプリなんかも深堀りしていきます!


ドローンの上手な利用により、一般的にもドローンが日常生活に溶け込む未来が近づいています。その中で、ドローン外壁調査も普遍的に認知されるようになることを願っています!




準備まとめのSTEP .14も楽しみにしていてくださいね!!


⏰ 全 21 STEPを予定しております!

STEP 0. ドローン実践マニュアルに進む前に
STEP 1. ドローン外壁調査とは
STEP 2. ドローン外壁調査に必要なもの
STEP 3. 調査目的と調査範囲の明確化
STEP 4. ドローン飛行判断 環境確認
STEP 5. ドローン飛行判断 立地確認
STEP 6 現場調査でのチェック項目 20選
STEP 7. なぜ重要?!事前準備&一覧
STEP 8. 見積書作成
STEP 9. 調査計画書の作成
STEP 10. 施工スケジュール表の作成
STEP 11. 道路使用許可の取得方法
STEP 12. スムーズに施工するための対策
STEP 13. 各自役割と注意点
STEP 14. 撮影前チェック項目 👈 次はココ❗
STEP 15. 施工 調査撮影(パイロットの心構え)
STEP 16. 不具合箇所の知識
STEP 17. 画像解析の進め方
STEP 18. 可視画像解析
STEP 19. 赤外線画像解析
STEP 20. 報告書の作成
STEP 21. ドローン外壁調査まとめ

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