ビッグウェーブに乗る!エリオット波動とは?

エリオット波動とはラルフ・ネルソン・エリオット(1871年~1947年)が考案した、テクニカル理論になります。世界中の多くのトレーダーがテクニカル分析に使用しています。

またエリオット波動はテクニカル最高峰とも言われています。

⚫️エリオット波動の周期 上昇(下降)5波、下降(上昇)3波

「相場にはサイクルがあり、値動きには一定のリズムがある」と言うのがエリオット波動の考え方です。

エリオットは、過去のダウ平均を分析する中で値動きのなかに「上昇→下降」の波が一定の規則性をもって何度も出現することを発見しました。
上昇相場の場合は「上げ→下げ→上げ→下げ→上げ」という5つの連続した上昇波から成り立ち、
その後には「下げ→上げ→下げ」という3つの下降波による下降調整相場が出来るというものです。
これを「上昇5波・下降3波」といいます。

エリオット波動のもっとも長い周期のものは「ミレニアムサイクル」(千年周期)と呼ばれ、短い周期のものだと「サブミニュエット」と呼ばれる数時間周期の小波動まで、9つの波に分類されています。

⚫️波動の規模

ミレニアムサイクル・・・1000年
グランドスーパーサイクル・・・100年
スーパーサイクル・・・50年
サイクル・・・10年
プライマリー・・・3~5年
インターミディエット・・・30週~50週
マイナー・・・10週
ミニュット・・・3~5週
ミニュエット・・・数十時間
サブミニュエット・・・数時間

⚫️エリオット波動の原則

エリオット波動の原則として3つのルールがあります。

・第1、3、5波の上昇で第3波が一番短くなることはない。
・第1波の上昇を完全に打ち消すような第2波の下落はない。
・第4波の下落が第1波の波の頂点を下回ることはない。

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このルールが、否定された場合はエリオットのカウントが間違っている事になります。

⚫️エクステンションとトランケーション

エクステンションとは、延長波の事で、1波、3波、5波のうちどれか1つの波動がエクステンションを起こします。1つのエリオット波動の中でエクステンションが2回起こる事はありません。

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最もエクステンションしやすのが3波動目だと言われています。

トランケーションとは3波がエクステンションした場合、5波が3波の高値更新を失敗する事を言います。

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⚫️フィボナッチ・リトレースメントを使ったエリオット波動の分析

エリオット波動はフィボナッチ・リトレースメントを使って分析が出来ます。

0-1波にフィボナッチ・リトレースメントを当てて見ましょう。

そうすると2波は38.2、50、61.8で反発が起こりやすいです。

3波は最も勢いの強い波動になり0-1波の161.8で反発。もしくは、エクステンションして200、261.8、300などで反発します。

4波を測るには2-3波にフィボナッチ・リトレースメント当てます。そうすると38.2、50、61.8で反発が起こりやすいです。ただしエリオットの基本原則で、「第4波の下落が第1波の波の頂点を下回ることはない。」とありますから、1波の高値を超えてはいけません。

5波は1波と同じ値幅になることが多いです。しかし、3波がエクステンションした場合、5波はトランケーションして3波の高値を超えられない事もあります。

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