トレンド転換を見極めろ！ヘッドアンドショルダー、ダブルトップ(ボトム)とは

ドロン

2021年3月28日 14:59

トレンド転換のサインでもある、ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)とダブルトップ(ボトム)について解説していきます。

ヘッドアンドショルダーやダブルトップ、ダブルボトムだけで稼いでいるトレーダーもいますので、それだけ優位性、再現性に優れているチャートパターンになります。

⚫️トレンド転換とは

トレンド転換とは、上昇トレンドだったものが下降トレンドに、また下降トレンドだったものが上昇トレンドに切り替わる事をいいます。

上昇トレンドはロング(買い)、下降トレンドはショート(売り)してれば稼げると言われます。

しかし、上昇トレンドだと思ってロングエントリーしたら下がってしまったり、逆に下降トレンドだと思ってショートエントリーしたら上がってしまって損失を出した方も多いと思います。

そこでよく言われるのが、「伸びた先ではエントリーしない」だと思います。

その通りですよね。チャートは一方に動くものではありません。上昇下降を繰り返しながら出来ています。

ですから、伸びた先というのは、いつ反転してもおかしくない所になります。そこでエントリーしていたら損失が出るのも当たり前ですよね。

そうならない為にも、トレンド転換の見極めが大事になってきます。

トレンド転換時によく出現するチャートパターンのサインがあります。それが、ヘッドアンドショルダー(三尊)やダブルトップ、ダブルボトムです。

トレンドについてはこちらの記事を参考にして下さい。

⚫️ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)とは

ヘッドアンドショルダーは最も有名な転換サインで、最も強力なチャートパターンです。日本では三尊・逆三尊とも呼ばれています。

ヘッドアンドショルダー(三尊)

ヘッドアンドショルダー(逆三尊)

この様なチャートパターンを見つけたらトレンド転換のサインです。

⚫️ダブルトップ・ダブルボトムとは

トレンド転換時に必ずヘッドアンドショルダーが出るとは限りません。

そこで、もうひとつの転換サインが「ダブルトップ」「ダブルボトム」になります。

ダブルトップ

ダブルボトム

この様なチャートパターンも転換サインになります。

⚫️ネックラインとは

ヘッドアンドショルダー、ダブルトップ、ダブルボトムにはネックラインと呼ばれるラインがあります。

ヘッドアンドショルダー(三尊)のネックライン

ヘッドアンドショルダー(逆三尊)のネックライン

ダブルトップのネックライン

ダブルボトムのネックライン

上図の様にネックラインと言うのがあります。

このネックラインを明確に抜けた時が、トレンド転換のサインになります。

⚫️最適なエントリー位置について

教科書通りにネックラインを明確に抜けた位置でエントリーしてもいいと思います。その場合の損切りの位置は、直近の高値、安値を少し越えた所にしておくのがいいです。直近の高値、安値を超えてしまった場合は、ダウ理論が崩れるからです。その場合はブレイクはダマシで、まだトレンドが続いている可能性があります。

では、最適なエントリー位置とはどこか

最初に書いた通りチャートは一方に動くものではなく、上昇・下降の波を作りながら出来ています。

ですから、ネックラインのレジサポ転換を確認し、ダウ理論に基づいた位置になります。この場合の損切り位置は、直近の高値・安値を少し超えた所になります。

⚫️ヘッドアンドショルダー、ダブルトップ(ボトム)まとめ

ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)とダブルトップ(ボトム)をチャート上で見つけたら、それだけで優位性が上がります。

チャート上に見つけたからと言ってすぐにエントリーするのではなく、さらに優位性の高いポイントまで待つことも、トレーダーとしての仕事です。

水平線やトレンドラインなどと一緒に使うことによって、さらに優位性が上がる手法となるでしょう。