新作『KICK BACK』の制作話
こんばんは。昨日、2022年最後の動画を投稿しました!
音も映像も頑張ったのでぜひご覧下さい!
経緯
先日行ったアンケートでもっとも得票数の高かった曲ということで、ささっと耳コピしてレコーディング、撮影に臨みました。
Youtubeでもアンケートを取って同様の結果となりました。意外とSPY×FAMILYが人気なく、、面白い結果となりましたね。
Subtitleもとても良い曲なので今後とりあげても良いかもしれません。
音源編集について
今回の音源編集は結構苦労しました😅
かなり音が分厚い曲なので、トロンボーンの音域と被って埋もれてしまう恐れがあり、あの手この手を使ってなんとか馴染ませた感じです。
マイクは『祝福』で使用したbeyerdynamic M88TGを使いました。中低音域のパワーとスピード感があるのでこの曲に合いますね。
そして編集ですが、いつもの馴染ませ方だと足りなかったので、ディレイをほんの少し足してあります。これで音場が広がりました。
更に、これは初めての試みですがコンプレッサーを二度掛けしてあります。これにより深くコンプレッサーがかかる&二段目のコンプレッサーの音色が濃く出ることがわかったのでこれからかなり使えそうです!
普段はWavesのCLA-2A(音の暖かさが増えるのでトロンボーンと相性が良い)のみを掛けていますが、今回はそれに加え、二段目にLA-3Aを追加しました。これによりスピード感もプラスされて曲の雰囲気によく合う音に仕上がったと思います。
そしてカラオケ音源にも少し細工をしてあります。冒頭に言った通りトロンボーンの音域が埋もれてしまうくらい音が分厚いので、トロンボーンの音域あたりを少しカットしてあります。その代わり高音域をキラキラさせるために少しブーストをしています。
トロンボーンカルテットになるシーンではオケの音よりもトロンボーン感を出したかったので、かなりわざとらしくオケの音量を下げ、4重奏のサウンドを出してみました。
映像編集について
今回もお借りしているシネマカメラ『Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K』を使って撮影しました。前回の記事で書いた、マットボックスを導入して更に画質をアップさせた状態で撮影しています。レンズはMeikeの35mmT2.2です。
このカメラのすごいところはRAW動画が撮影できる点にあり、写真のRAW画像のように後編集の自由度がとても高いのが特徴です。しかも思いの外RAWデータなのに軽く扱いやすいのがすごいところです。
映像でホワイトバランスやISO感度をいじることができるのは結構衝撃で、通常は映像で色を編集すると画質が落ちていくものですがRAW動画は全く画質が落ちないので出来た映像を観るとほんとにビックリします。写真が動いているように感じるくらいです。
RAWで撮影した映像は元々はこんな感じの淡い色で上がってきます。ここから好きなように色をつけていきます。
今回はチェンソーマンという作品の雰囲気が、暗めで色も濃いというイメージがありましたので、ホワイトバランスを寒色系に変更し、彩度を落とし、コントラストを上げることでこのようなトーンになりました。シャドウも少し落としたかな。ビフォーアフターでこんなに色の変化があるのに、画質は一切落ちてないんですよ。ほんとすごい。
DaVinci Resolveというソフトを使用しての編集で、基本的な操作はだいぶ慣れてきました。まだ色の編集については勉強が必要ですが、撮影してから書き出すところまでは一通り理解したつもりです。まだまだ色々と出来そうなので来年以降もっと勉強して良い作品を作っていきたいと思います!
こんな画質体験しちゃって操作も慣れてきたらもうこれまでの画質に戻れなくなる気が、、カメラ欲しくなってきますね。。(笑)予算が許せば購入したいところです。
ということで長くなりましたが、今回はKICK BACKの制作話ということで書かせていただきました。また次回もお楽しみに!