わたモテ感想 喪226前・中 ネタバレ有り
無限に味がするスルメみたいな日常漫画「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」のメモ兼感想を残していくことにしました。
中途半端ですが喪226中編時点の感想からです。
※ハチャメチャにネタバレしているので未読の方は非推奨。
11/4 一部追記
前編
気まずいシーン
寝癖爆発してる二人がいいですね。普段はあれでも多少はセットしてるんですな。そういえば智子は雨の日に爆発してたこともありましたね。
一晩たったおかげか、はたまたお姉ちゃんがキス嫌がってくれたおかげか、お姉ちゃんとの会話ではいつも通りな智貴で良かったねの気分。で、”ある意味”見てられねぇってのは、どういう意味かな智貴くん。
登校
今更ゆりちゃんちに興味がでてきてるうっちーがよい……けど、うっちーはゆりちゃんとはいわゆる”友達の友達”であんまり直接的な興味は強くないと思ってたんですが、ここどういう心境なんでしょうね?合宿では仲間意識を少し見せるところもあったし、一緒に登校するようになってみやちゃん達ほどではないにしても正月時に比べて結構友達意識が根付いてるんでしょうかね。「田村の家にも行っちゃったしな……クロキの家にも行かないとかわいそうだしな」……は今のうっちーならないと思いたい。
(追記)
みやちゃんちとかの友達枠だったらやっぱりこういう言い方はしないと思うんですよね。クロキ絡みに近い挙動になってる。ゆりちゃんに智子からキョドりを抜いて内向性を凝縮したような”キモ成分”をほんのり見出してるのは否定できなさそう……?
もっとも、最近は明日香や伊藤さんはおろか凪グループにも同じような表情の死んだトークになってて初期のスマイルは鳴りを潜めてる気もするので、うっちーもまたクロキに侵食された結果本音トーカーになった一人だってのがこの、やっぱ行かない、かなって書きながら思い至ったりも。
きーちゃんが写真で気になってた二人は結局明日香と茜ちゃんだったんでしょうかね。いかにもな陽キャと一緒にいるのを違和感持たれた選出とすると、やっぱりネモはオタク感がにじみ出てるんでしょうか……。
(追記)
いややっぱり素直に明日香とゆりちゃんですかね、ゆりちゃんは写真両方隣だし、陽の者代表の明日香に打ちのめされたから陰の者代表のゆりちゃんに突撃して色々確かめたかったのかな。茜ちゃんは単に最後の1人残ったけど、昨晩を経て個別のヒアリング自体にもう執着しなくなったってだけかな。
GWにちょっとあっただけのきーちゃんを覚えてる吉田さん、ク○ニ事件が印象的だったのもあるんでしょうが、やっぱり人をちゃんと見る子なんでしょうね。そしてきーちゃん、”クソではない”、というのは、”ガキではある”ということなんでしょうね。1日目を通して世代の壁と向き合ったきーちゃん、まだやり残したことはありそうです。しかし遅刻ってのは、雫と待合せでもしてたんでしょうか。
扉絵
文化祭の風船は”与えるもの”の象徴、それが今の時点で誰の上にあるか……というのは……さすがに深読みしすぎでしょうかね。雫やきーちゃんが今与える側かというと絶対違うし……。でも大まかに左から右に”与える”流れにはなっていそうでしょうか?
うっちーはどういう立場なんですかねこれ。雫きーちゃんと一緒にいるようにも、体の向きで考えるとまた別にも見えますが……。
Tier表
ランク付けに異議あり!
はともかく、自分を除外してるのは頂けませんねぇ~?出演者に限る?ラーメンの俯瞰で映り込んでるし出演者でしょ!
まあ三年の智子は周りの顔面偏差値の高さを認識してか、一年の頃と違って自己評価が落ちてるので、実際書かせたらEかFになっちゃうんでしょうけど……。
他の子が表書いたらどうなるのかはさすがに単行本おまけでも出ないでしょうけど気になりますね。智貴の表にはCかDに姉ちゃんで他は空欄、間違いない。
感想
Vtuberとかでもなにか切欠がないと二桁とかざらですからね、なんのバックグラウンドもないアカウントで一晩で1万はなにかからくりがないと実際無理でしょう。(このあたりは作者の知識・感覚次第なとこもありますが、わたモテはそのあたりはかなりリアリティのあるラインで設定してくる安心感があります)
でも、今どきバカにする系もそう簡単にはウケないし、どこかでポジティブにバズってるのではないかと予想しますが、SNSバズなら二木さんにすぐ見つかりそうだし……はたして。
今江さん経由で青学内でバズった、とかだと大学生編への布石……!?(でも大学は横のつながりが薄くなるし、1年にそこまでの影響はないかな……)
余談ですが私が以前見ていたYoutuberの人で、なぜかタイでバズって6桁再生行ってる人がいました。とはいえそれじゃ物語にならないので、その手のはメタ的に可能性から除外できるとは思います。
・ニヤついてる二木さん
かわいい。食事の時もこの口になるけど、実は食べてるとニコニコになっちゃう系キャラ……!?
中編
思い出の場所
ビラは前編で茜ちゃんが清田くんに見せてたヤツですね。本当に映画撮る以外の段取りがおんぶにだっこ。ゆりちゃん、残り1日で置物を超えることができるのでしょうか……。
わざわざ3人を連れて階段を見に来た智子ですが、二学期に入ってからの彼女は席替え時や「私こんなもんだったわ」など1年時を思うことが増えている様子。みんなでいた思い出に変わりましたが、ここまでではないにしても智子自身も寂しかった思い出の上書きというか、時空を超えて1年の自分を慰めたいようなキモちだったのではないでしょうか。
・事あるごとにネモ責める雰囲気出すゆりちゃん
文化祭中はネモに智子を仲間外れにしたと責めるシーンが多いです。
振り返るとゆりちゃんは修学旅行以降のご飯一緒に食べてる智子しか知らなくて(それ以前は認識すらしてなかった)、ボッチ時代のことなんて智子もわざわざ話したくないし話題になることもほとんどなかったんですね。せいぜい球技大会の虫の話くらいでしょうか(ずっとクロのことを見ていたネモはあのときすでに自覚的でしたね)。
なのでゆりちゃんは理屈上ぼっちだったことは理解はしていたとしても、結構長いこと今の関係を維持することに精一杯だった彼女には、智子が具体的にどんな暮らしをしていたかまで意識する余裕がなかった。それが文化祭というリフレインの舞台でほぼ初めて智子の過去、ぼっちにしてしまっていた自分を突きつけられた。
つまりあれはネモという鏡を通して自分を責めてるんですね。もっとも1年のときはクラスも別で救えたのはネモしかいなかったわけで、仲間意識の上での責める気持ちもあるんでしょうけど。私が1年から同じクラスだったら絶対智子を一人にはしなかったのに、的な。そんなこと言ったって自分だって二年後半まで一人にしてたんだ、的な。そんな気持ちが無限ループしてそうです。
・自発的に写真を撮るゆりちゃん
昨晩のネモに学んだのでしょうが、GW頃までのゆりちゃんならこの4人の思い出を残すなんて絶対やらなかったでしょう。合宿や映画を経て少しずつ身内の認識を広げていると見えます。
しかしtwitterでもツッコまれまくってましたが明日香以外の座り方が危険すぎ……。
気にならない
・1コマ目 ゲートで手を上げてる実行委員?の二人……浮いてる!?コワイ!!(や、作画時間切れでしょうけど)
ゲート裏にヤンキー3人組がいますね。後編でビラ配り組との絡みが予想されますが、そもそもなんでこんな目立つところにいたんでしょう?後の小陽ちゃんみたく怒られそう。
さらに列先頭に親子がいますが、こちらはtwitterで指摘見かけて気づきましたが、この親子2-4の劇に直行してるんですね。誰かの家族が濃厚そうですね。
・映画評論に自信ゆりちゃん
18巻特装版で趣味に書かれなかったのが不思議なくらい映画のことになると止まらなくなるゆりちゃん。受験勉強シーズンに入る前にシネコンにいってそうな描写はなかったけど、混んでるの嫌いそうだしレイトショー派だとしたら整合するでしょうか?(夜道の一人歩きは危ないよゆりちゃん)
・涌井さん
わたモテでは珍しい書き込みの多い瞳をしてる涌井さん。twitterでは見下し目線と智子の解釈(見下してる、相手にしてない)に乗っかってる方が多かったですが、自分はどちらかというと「品定めしている」あるいは「何かを堪えている」ように感じたタイプでした。
涌井さんのことを智子は「初対面」と認識してますが、過去にいくどか接触があると思われます。智子は関わりの薄いと思っている人間のことを名前も顔も覚えない悪癖というか防衛反応があったので、今回始めて「映画を見て褒めてくれた人」として個体認識したのが「目が描かれた」ことで表現されているのかなと。 ※目に関する例外として智子の視界外で目を獲得したサチがいますが……あちらは「仮面」の表現で、別の意味、あるいは目が描かれる条件が複数andであるような具合なのかなと。
で、ただでさえ前日の映画上映で派手にやらかしてる智子は覚えられてる(ていうか結局あの後謝りに行かなかったみたいですね……)でしょうし、さらに過去の接触で顔覚えられてるとしたらあの表情の裏で涌井さんには相当複雑な感情があるのではないか?と思われます。
涌井さんとの接触は遡っていくと、まず一つはwikiにも記載がある七夕回。拾った意味深な短冊を預けた智子とイベントの成り立ちを話してます。今江さんの活動に思い入れがありそうです。後継者を自認してそうですね。
もう一つもっと前に、喪115(卒業式)で智子が突撃させられる前、今江さんを囲んでいる中で色紙を渡そうとしている女子生徒の容姿が、斜め後ろからではあるけれどかなり涌井さんに似ている。これが本人だとしたら、最終日に生徒会の仲間?で盛り上がってるところを突然ヤンキーに割り込まれてよくわからん陰キャの子に主役をかっさらわれてる立場になってたことになります。
卒業式は自分も大好きなベスト感動シーンではあるんですけど、智子自身”他の人も話したいだろう”って思ってたのを突然独占した形で写真撮ってくれた今江さんの親友?の子以外誰もいなくなっていて、視点を変えるとちょっとした違和感がありました。それが今回、涌井さん(+登場確実視される今江さん自身)を通して少し見えてくるのかなと期待。
そして、今江さんからみた「智子ちゃん」は「多分色んな人を助けてた」内の一人に過ぎないのか(愛犬に異常に似てるのはさておき)、だったとしてそれには価値はないのか、与える側とは……という、3年目の大テーマの一つへの答え合わせに繋がっていくのかなと。
・下唇噛んでる智子
眉の非対称さが味があって良い。
再生数で精神安定とろうとしてますけど、前編の調査で”悪いバズ”の可能性のほうが高そうな認識をしてるでしょうし、今それにすがるのはどうかな……。
メスガキ
5歳児小陽ちゃん。サチはアメいつも持ってるんでしょうか……餌付け用?
しかし二度と話しかけんなとまで言っていたマキが(内容はともかく)自分からサチに話しかけたり遠巻きにツッコミ入れたりしてて、終わった当初のシカト級の険悪さはだいぶ薄れてますね。ノリとマキも一度は絶縁まで行ってたのに特別編17を見るに完全に復縁している様子だし。
案外喪210の試運転のときのかよのファインプレー?もともと良かれ悪しかれウマは合う関係だったんでしょうし、裏表を取っ払ったことでなんだかんだまた4人でつるむようになりそう、なれ。(アゴいじりは頂けないですが……)
急に仕事することになって男子用の?でかいTシャツを着ることになったらしきダボダボサチが◎。ノリとマキもかな?
(追記)
劇を観に行った中にうっちーいないですね。ファミレスで観に行くと言っていたのはこの3人でしたが、うっちーはうっちーで智貴の変化が気になって密かに突撃したんでしょうか。ただ扉絵でうっちーは客引き的な位置に立ってる(きーちゃんに付き合ってるにしては向いている方向が違いますし)ので、それ自体はイメージボードとしても普通に仕事してるだけかも?後編が待たれます。
よくある展開
この先輩コワイよ。朱里のこと見直してそうな智貴が印象的。
ていうか智貴、サッカーのラフプレーで麻痺してるのかもしらんけどガチ暴力はあかんよ。全然責任感じてなさそうなんだけどなんかの火種になってそうで怖いんですが……。文化祭の後謹慎にならないことを祈ります……。
(追記)
上の親子が沙弥加の家族だと仮定して、あの怪我の原因がバレて……うーん嫌な想像が進んでしまいますが……。
というところで中編までの暫定感想でした。
次回公開は11/14、待ち遠しいですね。