統合失調症青春狂騒回想録発症後編 Detroit
tx君と僕はそこから別行動となる。僕はグレイハウンドというバスで36時間くらいかけてDetroit行きのバスに乗り込む。elekingに書かれていたゲットーテクノパーティーをじかに味わってみたかったのだ。
途中バスで財布とパスポート以外のバッグごと盗まれた。
Detroitに着くと、朝方、前もってURhttps://amzn.to/4dM10BV事務所をネットで調べていたので、タクシーで訪れるがURのステッカーだけ貼ってあって開いてなかった。レコード店をみつけたので、今晩テクノのパーティーはないか?と尋ねるとセントアンドリュースというクラブであるという。夜行ってみると、なんだか様子が違う。hip hopを45回転でかけてる。のちにわかるのだが、jitというジャンルのパーティーだったのだ。圧巻だったが踊れず観察してると、セントアンドリュースはどこかで観た景観である。marvin gayeのI want youのジャケットの場所じゃないかと思った。
端で座っていると、なんか珍しそうに笑ってくる黒人の女の子達。
そのパーティーで見かけた白人はイタリア系のイケてる奴ひとりのみだった。
その頃のDetroitのクラブは深夜2時で終わるのでみんな車で来ていた。取り残された僕はドル札も少なくなってきたのでどうしようか?と思い、タクシーを拾いウィンザーとの国境まで行く。しかし、日本円とのエクスチェンジができず、カジノへ向かうがそこでもすり、カジノのトイレで一晩あかそうとしたが、みつかり追い出される。とうとう寒い中、薬もないし自律神経失調症のまま一晩路上で明かした。
朝、グレイハウンドのバスターミナル付近をぶらついてるとDetroit tigersのジャンパーを着た黒人がいたので、help meと声をかけ、円をドルに換えたいんだ。というと、とりあえずゲットー地区に連れて行ってくれ、配給所で朝食をもらい、図書館のパソコンで調べてくれ、
空港で換えられることが分かり、行くことになったのだが、歩いてる道の向こう側を指差し、ここから向こうはmurderがいるとか言っていた。その黒人デラーノは黒人居住区へ連れて行ってくれ、車の改造をしている黒人にyo!bro!と声をかけ、事情を話し、車で空港へ行ってくれる人を探したが断られ、バスで行くことになった。デラーノはバスの中で黒人の女の人に、この人悪い人みたいにラップでからまれていたので、僕がhe is my friendというと、女の人があなたの英語はstrangeよと言われた。
空港に着いてデラーノは怪しまれながら円をドルに換えてきてくれた。
グレイハウンドのバスターミナル付近で別れ際、デラーノは仕事代を要求してきたので、70ドル渡した。デラーノに今日のことは一生忘れないと言った。 続く
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