【2】5年生息子が単身留学するまでのこと〜幼少期編〜

今回は5年生(11歳)で単身留学するまでの息子の成長記録(幼少期〜2年生まで)をざっくりとお話しできれば。と思います。

国際人への道のり

さて。息子が年中さんの時。
某私立小学校がとても斬新な教育をしていたのをテレビで知った私。
特に《世界で活躍できる人間教育》なるモットーに猛烈に惹かれてまして。
しかもうちから近い!
え?インターナショナルバカロレア(IB)って何?
よく分からないけど、なんかすごく良さそう!!
高校生になったらそのIBとやらへの道も選択できるんだ!!

というテレビの特集を見て、すっかりその学校への入学を決心しました。

そうそう。国際人。これからは国際人!
英語ぐらい喋れなくちゃ。という浅―い、あさーい、考えで。

年中さんの1月、出遅れたお教室通いを始めることにしました。
この辺りの葛藤は今回は割愛しますが、、またいつか。
今でもあのお教室通いは必要だったのだろうかと、疑問で仕方ない。。。


スリランカ人現る!

さて無事『国際人を育てる小学校』に入学できたので、1年生の夏休みにはその醍醐味だと思われる留学生のホームステイ先として学生を受け入れました。

これはとても国際的な活動といえます!
スリランカ人の男子学生シャムくん。
抜群の好青年で、国を代表して日本の大学に留学とのこと!!すごい。
今までスリランカに想いを馳せたことがあっただろうか。
息子と一緒に地球儀を回し、シャムくんからスリランカの人口や気候、宗教などいろいろ教わり、ノートにまとめました。
訪れたい国がまた一つ増えた!!

シャムくんがスリランカカレーを作ってくれるというので、スーパーに一緒に買い物に行き、ハラール(イスラム教対応の豚肉などが入っていない食事)のカレーを一緒に作りました。
息子は英語はほぼ話せなかったのだけど、お料理って身振り手振りで伝えられるからいいんですよね!
めちゃくちゃ美味しく出来上がったチキンカレー!
絶品でした。そうそう。こういうのがしたかったんです。私。異文化交流。

シャムくんとはお決まりの金閣寺にも行きました。
でも外国人にとって、この金閣寺は意外とインパクトが小さいらしい。
確かにGolden Templeなのだけども。
京都にあるそれは、彼らの予想よりも、ずっとスケールが小さく、厳かで凛と佇んでいる。

侘び寂びをどうやったら伝えられるのだろう。
結局それは今も課題のままだな、、、

以前、他の学生を受け入れた時、京都の夏の風物詩の大文字もそうだった。
大きな山に火の文字が現れるお祭りと理解していた彼らにとって、どんちゃん騒ぎのない、祭り?いや祭りではないこのイベントをうまく伝えることができなかった。
お盆の期間、この世に戻ってきてくれたご先祖様をまたあちらの世界に送る厳かなひと時。
という説明がうまく出来なかった私の責任だ。

とはいえ、少しずつでもこういう異文化交流の機会を作ることは、私たちの人生の幅を広げてくれる気がするのです。

もしホームステイの受け入れのチャンスがあったら是非手を挙げてみてほしいと思います。

シャムくんと1年生だった息子。スリランカカレーを作りました⭐︎


画像1

国際人て何??


さてその後、うちの息子が国際人になる気配は一向になく。。。
話が違う。これではエセ国際人ではないか。。
近くの英語教室に通うけど何かが違う。
テキストを読んでシール貼って、、(もちろん先生方はとても親身で感謝しかないのだが、、)
これ続けて国際人になれる?気がしない。。

あれ??国際人てなんなの???


そこの定義を間違ってはいけない。
英語が喋れること=国際人ではないことはなんとなく分かってはいたつもりだったが。。。

その後、息子の留学を経て学んだこと。

ポンコツママとして、私なりに定義づけた国際人とはこんな感じ。
『日本人として綺麗な日本語を話し、読み書きができる。日本人としてのアイデンティティを持ち、自国の文化や歴史を他言語で紹介することができ、かつ他国の文化や多様性を受け入れ、咀嚼することができる人』

う〜ん。。言葉にすると難しくて何かが違うのだが、きっとこんな感じ。
今でもこれはかなり難しいことだと実感しています。


国際人は一朝一夕には作られないのです。。。


留学までの道のり 後半に続く。。。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜私たち親子の経験はとても特殊だと思うし、絶対オススメ💡というものではないです。でも色々と教育に関して迷走した結果、私たち親子にはこの選択が1番良かった✨と思える心境にはいます。

なので。

『ホンマでっか!?』という姿勢でお楽しみ頂けると幸いです😆



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